バッカスの宴:ローマの栄光と満腹あ

ボードゲーム(カードゲーム)「バッカスの宴:ローマの栄光と満腹/Bacchus’ Banquet -The Glory & Gluttony of Rome-」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Fréderic Moyersoen氏、Mayfair Games社に帰属します”

邦題 バッカスの宴:ローマの栄光と満腹
洋題 Bacchus’ Banquet -The Glory & Gluttony of Rome-
作者 Fréderic Moyersoen (フレデリック・モイヤーセン)
作者の作品 ・ロビン (2014)
・お邪魔者3 (2014)
・お邪魔者2 (2011)
・バッカスの宴 (2008)
・お邪魔者 (2004)
など
国内取扱メーカー
発売年 2008
定価
プレイ人数 3 – 5
BGG ベスト人数 5 (推奨: 4 – 5 )
プレイ時間 30
対象年齢 8 以上
BGG 重さ具合
(高い程重量級)
1.63 / 5
BGG 評価 6.0 / 10
BGG 全体ランキング 3885 / 約13000
BGG ジャンルランキング ・ファミリーゲーム: 977 / 約1500
BGG カテゴリー 古代、ブラフ、カードゲーム、政治
BGG メカニズム キャラクター別勝利目的
その他要素

※上記データは 2017/02 時点 最新BGGへ

 

 

アメトーーク!でも紹介された作品です

 

正体隠匿の ブラフ ゲーム

バッカスとは、ワインの神様のことです

バッカス: Google画像検索Wikipedia

 

 

 

このような9人分のキャラクターが描かれたカードがありまして、

 

 

 

 

 

ゲーム開始前に各プレイヤーへ1枚ずつ伏せて配られます

(この中に必ずカリギュラというキャラクターカードが存在するようあらかじめ仕込んでおきます)

 

 

 

全員中身をこそっと見て、

「こそっ」

 

 

 

 

カリギュラだったプレイヤーだけが表面にします

 

各自の手元のカードが、自分の担当するキャラクターとなるのですが、ゲームの勝利条件はキャラクターによって異なっています

 

カリギュラは、他のキャラクターが3人死ぬか、特定の飲食物を食すことで勝利します

カリギュラ: Google画像検索Wikipedia

 

 

 

オクタビウス、セプティマス、カシウスの3人は、カリギュラが死ぬか、

 

 

 

 

 

このような短剣カードを、

 

 

 

 

 

全員(担当しているキャラクター問わず)で3本を揃えると勝利です

  • オクタビウス: Google画像検索Wikipedia
  • セプティマス: Wikipediaなし
  • カシウス: Wikipediaで特定できず

 

 

 

カエソニア、アグリッピナは、

 

 

 

 

 

このような6種類の品物カードの内の、異なる3つの品物を集めると勝利です

 

 

クラウディウス、ベスパシアヌス、メッサリナの3人は、

 

 

 

 

 

このようなワインや料理のカードを規定数集めると勝利です

  • クラウディウス: Wikipediaで特定できず
  • ベスパシアヌス: Wikipediaなし
  • メッサリナ: Google画像検索Wikipedia

 

 

誰かが勝利条件を満たし、勝利宣言をしたらその時点でゲーム終了です

因みに、もしゲーム途中で自分のキャラクターが死んでしまってもゲームから脱落することはなく、すぐさま残っているキャラクターカードを引いてきてゲーム続行します

 

 

 

それではゲームの流れについて

先述した料理や品物などのカードが場に7枚めくられていて、残りは山札となっています

 

 

 

 

ゲーム終了するまで手番が巡り続けます

手番では、次のステップを順に行って手番終了となります

ステップ1: 場札を3枚取る

 

 

 

 

 

選び取ったらそれを全員によく見せます

 

 

 

 

 

 

ステップ2: その3枚を処理する

まず、カードをテーブル下に隠すなどして、他プレイヤーから見えないようにします

そして次の各処理を、そのカードに1枚ずつ適用させていきます

処理1: 伏せたまま捨て札にする

 

 

 

 

 

 

処理2: 伏せたまま自分の手元に置く

このカードは自分が獲得したカードとなります

 

 

 

 

処理3: 他の任意のプレイヤーの目の前に、伏せたまま置く

目の前に置かれたそのプレイヤーは、

 

 

 

 

そのまま受け取るか、

 

 

 

 

 

他のプレイヤーの目の前に置きます

(そのカードをまだ渡された事がないプレイヤーが対象です)

目の前に置かれたそのプレイヤーは、上記と同様に”受け取る”か”他へ渡す”か選ぶ、という具合に、誰かが受け取るまで続けます

 

もし誰も受け取らなかった場合は、手番プレイヤーが受け取る事になります

(ですので処理2のカードと併せて計2枚獲得します)

 

 

 

 

ステップ3: 目の前にあるカードをめくって効果を解決する

先に前述の処理3のカードからめくります

(その後に手番プレイヤーのカードをめくります)

 

 

 

このような個人ボードを各自持っていまして、

 

 

 

 

 

めくったカードが料理や飲み物など、数字が書かれたものであれば、

 

 

 

 

 

個人ボード下側のベルトのバックルを、数字分動かします

このベルトトラックは、自分の満腹度を示していて、

 

 

 

最大の10を超えた場合には、ベルトがブチ切れて満腹死となります

 

 

 

 

 

中にはこのような毒もあり、数字が高いです

 

 

 

 

 

中にはマイナス数字もあります

左から、ダンス、愛の営みというより性の営み、羽でくつろぐ、一休みする

 

 

 

 

短剣や品物カードだった場合は、特に何も起こらないのですが、先述したように、そのカードが勝利条件を満たして誰かが勝利宣言してしまうかもしれません

 

 

 

このような特殊効果を起こすカードもあり、以降必要な時に使用して捨て札にしたり、永続効果を起こしてくれます

効果は、

  • 毒見役: カードが明らかになった時に、その効果を起こさずに捨て札にできる
  • バッカスへの賛美: 自分がワインを飲む時、他の全員もワインを飲んだものとして満腹度を1上げさせる

など

 

 

カードの種類は以上です

各自受け取ったカードは基本的に捨て札にはせず、手元に並べておきます

 

 

ステップ4: 山札から3枚、場札へ補充する

 

 

 

 

 

 

以上で手番終了し、次の手番は前述の処理3でカードを受け取ったプレイヤーへ渡ります

 

まとめると、手番では、

  • ステップ1: 場札を3枚取り、他プレイヤーへよく見せる
  • ステップ2: その3枚をテーブル下などに隠し、各カードへ次の処理を適用させていく
     ・処理1: 伏せたまま捨て札にする
     ・処理2: 伏せたまま自分の手元に置く
     ・処理3: 他の任意のプレイヤーの目の前に、伏せたまま置く
           目の前に置かれたそのプレイヤーは、受け取るか、
           中身は見ないまま他のプレイヤーへ渡す
  • ステップ3: 目の前にあるカードをめくって効果を解決する
  • ステップ4: 山札から3枚、場札へ補充する

と実行します

 

 

手番を続け、誰かが勝利宣言したらゲーム終了です

 

 

 

ゲーム中に1回だけ使えるこのような特権カードもあり、これはゲーム開始前に全員に1枚ずつ配られ、使ってもその後補充はされません

効果は、

  • ステップ3でカードをめくる前に、捨て札や、他プレイヤーの伏せられているカードと交換する
  • 処理3で自分にカードが渡された時に、渡してきた相手に突き返し、その相手はもう他プレイヤーへ一切渡せなくなる

などなど

 

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

 

  • 設定・世界観
  • 徐々に相手のキャラクター(勝利条件)が明らかになってくるので、それを推察してカードを相手へ渡す駆け引きが楽しい
  • ルールもそこまで難しくなく、比較的短時間で終わる正体隠匿・ブラフ ゲーム