ボードゲーム「十二季節の魔法使い/Seasons」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当作品の画像の著作権は、
Régis Bonnessée氏、Libellud社、Hobby Japan社に帰属します”
邦題 | ・十二季節の魔法使い ・シーズン |
原題 | Seasons |
作者 | Régis Bonnessée (レジ・ボネセー) |
作者の別作品 | ・クシディット王国記 (2014) など |
国内取扱メーカー | ホビージャパン |
発売年 | ・原作 2012 ・日本語版 2013 |
定価 | 6300 |
プレイ人数 | 2 – 4 |
BGGベスト人数 | 2 (推奨: 2 – 3 ) |
プレイ時間 | 60 |
対象年齢 | 14以上 |
BGG重さ具合 (高い程重量級) |
2.76 / 5 |
BGG評価 | 7.5 / 10 |
BGG全体ランキング | 127 / 約13000 |
BGGジャンルランキング | ファミリーゲーム: 13 / 約1500 |
BGGカテゴリー | カードゲーム、ダイス、ファンタジー |
BGGメカニズム | カードドラフト、ダイスロール、ハンドマネジメント、Take That |
その他要素 | 100回遊べるゲーム |
エラッタなど | ・FAQ(よくある質問集): ホビージャパンへ ・エラッタ: ホビージャパンへ |
※上記データは 2016/11 時点 最新BGGへ
世界観について
この世界は魔法や魔獣、不思議なアイテムなどが溢れているファンタージ世界
私達はこの世界での魔法使いです
そんな折、魔法使いの頂点を決める大会が開かれようとしています
自分こそがNo1だと自負する私達は、もちのろんでエントリーしています
3年間(=1年4季節×3年間=12季節)を闘い抜き、最もクリスタルを集めたものが大魔法使いとして後世まで語り継がれることでしょう
(”1年が12の季節で構成されている世界”ではないんですね・・・・・・あ、そう思っていたのは私だけでしたか、失礼しました)
ということで、3年間戦ってより多くのクリスタル(= 勝利点 )を集めたプレイヤーが大魔法使いとして勝利します
これが各自のクリスタル所持数を表すボードです
クリスタルの増減は、次の4つにより行われます
クリスタル増減1:
ゲーム中はこのような”魔法のアイテム”や”使い魔”が描かれたカードを手札として持っているのですが、これらのカードを プレイ してその効果によって増減します
クリスタル増減2:
プレイ したカードは自分の目の前に並べていき、ゲーム終了まで残り続けるのですが、ゲーム終了時にそれらのカードの
左上の数字が加算されます
クリスタル増減3:
ゲーム終了時に残っている手札は、1枚につきクリスタルがマイナス5個になります
クリスタル増減4:
これが各自の個人ボードでして、ゲーム中に特殊アクション(詳細は後程)を行って恩恵を1回得る度に、
このキューブを1マス右へ進めるのですが、ゲーム終了時には、このキューブがあるマスの数字分のクリスタルが減ります
クリスタルの増減要素は以上の4つです
これが季節や年数などを示すメインボードです
真ん中のローマ数字「Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ」が年数を示していて、キューブを置いて現在の年数を表します
メインボードの外縁の青・緑・黄・赤が季節を示しており、(青から時計回りで)冬・春・夏・秋となっています
各季節には3つのマスがあり、現在の季節を示すキューブ(以下、季節キューブ)が置かれます
写真だと現在は春ですね
ゲームが進んでいくと、このキューブも進みます
キューブが一周したら、年数を示すキューブを1つ分進めます
ではゲームの流れについて
ゲーム開始時にはまず次のようなカード ドラフト を行って、自分の手札を作っていくことになります
全員にカードを9枚ずつ配ります
で、各自この9枚を見て、そこから1枚を獲得し、残りのカードを左隣へ渡します
右隣のプレイヤーから受け取った8枚のカードの中から1枚を獲得し、
残りのカードを左隣へ渡します・・・
というのを繰り返し、各自獲得した9枚のカードが手札となる訳です
ただ、9枚全てを手札としてゲームスタートする訳ではないのです
カードドラフトで獲得した9枚のカードの中から、
”1年目から手札にしたいカード3枚”、
”2年目から手札に加えたいカード3枚”、
”3年目から手札に加えたいカード3枚”との3つに分けます
このままだとどのカードの山が何年目の山なのかが分からないので、
このようなローマ数字「Ⅱ」「Ⅲ」のトークンがありますので、
それを二つの山にそれぞれ置きます
以上のようにするため、カードドラフト時には、”1年目に使うと有利なカード”や”3年目に使うと有利なカード”などをバランスよく選んでいく必要があるのです
さて、では3年間の戦いの始まりです
メインボードの各季節の近くに、サイコロが”プレイヤー人数+1”個置かれていますので、
まずは現在の季節の全てのサイコロを取って振ります
因みにこのサイコロ、ご覧の通り凄くごろっとしてます
重さもずっしりで破壊力がありますので、降る際は注意して下さい
ダイスタワーに入れようものならタワーを破壊しながら転がり落ちてくるのではないかと心配してしまう程です
話を戻しまして、降ったサイコロをスタートプレイヤーから順に一巡、1個ずつ、
取っていきます
取ったサイコロは個人ボードの右の丸い穴の所に置きます
因みにこの丸い穴、説明書には何に使う穴なのかが書かれていなかったので、何となくカラナビに通してみました
出来心なんです、すみません
さて、プレイヤーに取られなかったサイコロが1個残っていますが、それは後で使うことになります
次に、スタートプレイヤーから順に、手番を1巡行います
手番では、サイコロの出目の効果を解決したり、カードをプレイして使い魔を召喚したりでき、
また、アクションを好きなだけ行う事が出来ます
気が済んで手番終了を宣言すると手番が移ります
「ターンエンドだ!キリ」
一度言ってみたかっただけなんです、出来心なんですすみません
手番が一巡したら、ゲーム内時間を次のようにして進めます
各プレイヤーに取られずに残った1個のサイコロの出目に、このような”点”が1〜3個描かれていますので、
その個数分だけ季節キューブを進めます
そして各自のサイコロをメインボードに戻します
以上を繰り返していきます
まとめますと、
- 現在の季節のサイコロを代表者が全て降る
- 各自サイコロ1個を取っていく
- 各自手番を一巡行う
(手番ではアクションを好きなだけやって、気が済んだら「ターンエンドだ!キリ」) - プレイヤーに取られなかった余ったサイコロの出目の”点”の数だけ季節キューブを進める
- 各自が持っているサイコロをメインボードに戻す
となります
では、手番でできること(=アクション)について
アクション1: 取ったサイコロの出目の解決
出目には、次のようなアイコンが1〜複数個描かれています
出目アイコン1: 「数字」
数字分のクリスタルを獲得します
出目アイコン2: 「長方形」
山札からカードを2枚引き、その内1枚だけを手札に加えることが出来ます
出目アイコン3: 「星」
個人ボードの上部に星アイコンのトラックがありますので、ここにあるキューブを1マス右へ進めます
この星の数は、自分の目の前に並べられるカードの枚数を示しています
「3」なら3枚まで並べておく事が出来ます
出目アイコン4: 「魔力」
4種類の魔力アイコンがあり、左から火/風/水/大地で、季節(ダイスの色)によってどの種類が出易いかが偏っています
描かれている魔力アイコンの数分の、このような魔力トークンを獲得し、
(例:一つ前のダイスの写真の、左から二つ目のダイスをもし選び取ったのなら、赤の魔力トークンを2個獲得できる)
個人ボード上端の凹みにカシャーンとハメ込みます
この魔力トークンは、主にカードをプレイする時のコストとして使用されます
出目アイコン5: 「サークル」
余ってしまっている不必要な魔力トークンを、クリスタルに変換することができます
出目アイコンは以上です
アクション2: カードのプレイ
コストを支払って手札からカードをプレイし、その効果を処理します
コストは、カード中央にアイコンで描かれています
アクション3: 特殊効果を発生させて恩恵を得る
これは説明済みですが、1回発生させる度に、個人ボードのこのキューブを1マス右へ進めます
恩恵は4種類あり、好きな魔力トークンを4個獲得したり、星トラックのキューブを1マス進めたりできます
アクションは以上です
ルールはこんなところでしょうか
初心者モードも用意されていて、そのモードではカードドラフトは行わずに、相性のいいカードで組まれた構築済みの9枚で遊ぶ事が出来ます
これによって気持ちいいコンボを決めることが出来、始めてでもゲームの醍醐味を味わえるようになっています
更に上級モードとして、上級用のテクニカルなカードが20枚入っていて、これを混ぜる事でまた何度でも遊べます
100回以上遊んでいる人もいる程です