アイムザボス:カードゲーム

ボードゲーム(カードゲーム)「アイムザボス:カードゲーム/ I’m the Boss!: The Card Game」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Sid Sackson氏、Gryphon Games社、FREDに帰属します”

邦題 アイムザボス:カードゲーム
洋題 I’m the Boss!: The Card Game
作者 Sid Sackson (シド・サクソン)
作者の作品 Sid Sackson (シド・サクソン)
・アイムザボス:カードゲーム (2012)
・アイムザボス (1994)
・メトロポリス (1984)
・キャントストップ (1980)
・アクワイア (1964)
・バザール (1967)
・フォーカス (1963)
など
国内取扱メーカー ニューゲームズオーダー
発売年 2012
定価 2500
プレイ人数 3 – 6
BGG ベスト人数 5 – 6 (推奨: 4 – 6 )
プレイ時間 30 – 60
対象年齢 9 以上
BGG 重さ具合
(高い程重量級)
1.71 / 5
BGG 評価 6.0 / 10
BGG 全体ランキング 6415 / 約13000
BGG ジャンルランキング
BGG カテゴリー カードゲーム、経済、交渉
BGG メカニズム ハンドマネジメント、セットコレクション
その他要素 マフィア、「I’m the BOSS!」
エラッタ NGOへ

※上記データは 2017/01 時点 最新BGGへ

 

 

 

マフィアがテーマのボードゲーム「アイムザボス」のカードゲーム版なのですが、意外とシステムが違っています

今回は「I’m the BOSS!!」と言えません

んー残念

 

 

 

前作同様、ゲームの目的はより多くのお金を稼ぐ事です

 

このようなカードを使います

色が赤・青・緑の3色です

カードの隅には、正の数、負の数、特殊効果のアイコン、のいづれかが描かれています

 

 

各プレイヤーはこのカードを手札として規定枚数持っており(プレイ人数によって異なる)、残りは山札となっています

 

 

 

 

ゲーム中は手番が何巡もし、手札のカードを場に出していくので、こんな感じになっていきます

 

 

 

 

このようなパス トークン を、各プレイヤーは2枚ずつ持っていて、

 

 

 

 

 

手番で1回目のパスをすると、パストークンを1枚めくります

1回目のパスは、いわゆる  ソフトパス  です

 

 

 

2回目のパスをすると、もう片方のパストークンもめくります

この2回目のパスは、いわゆる ハードパス です

ただ、この後行う報酬の分配(後述)の権利を放棄したという事にはなりません

 

全員が2回目のパスを行ったら、場のカードを集計して、今回の報酬額が決まります

(計算方法は割愛しますが、報酬額がマイナスになってしまう事もあります

この後にこの報酬の分配が行われるのですが、

 

このような報酬を受け取れる権利を示すカードや トークン があるのですが、1つにつき「1口」分として扱います

 

 

 

 

例えば、自分の目の前に報酬権利トークン類がこのように3つ分あれば、3口分という事です

このトークン類は、先程の手番をまわしている最中に、獲得したり、奪われたり、といった事があります

 

 

で、報酬の分配を計算する時に、「今回の報酬額 × 口数分」の金額を各プレイヤーは受け取る事が出来ます

例えば、報酬額が100ドルで、3口持っているプレイヤーへは、300ドル渡されます

先述したように、報酬額はマイナスになるケースもある為、その時は口数を持っているプレイヤーはお金を支払う事になってしまいます

 

以上で1ラウンド分が終了し、規定回数のラウンド分(プレイ人数によって異なる)を行うまでラウンドを続け、ゲーム終了となります

 

 

 

それでは、ゲームの流れについて

ボス役を一人決めます

「I’m the BOSS」

(因みに、ボス役は順に交代していく事になります)

ボス役が スタピ となります

 

 

手番では、手札からカード1枚を場に プレイ するか、パスをするかの2択です

プレイする場合は、場に最初の1枚目を出すのであれば何色のカードでもOKです

 

 

次のプレイヤー以降がプレイする場合は、場のカードの色の マストフォロー をしなければなりません

 

 

 

 

 

 

特殊カードについて少し説明します

「分け前カード(=報酬権利を1口分得られるカード)」

場に出すのではなく、好きなプレイヤー(自分を含む)の目の前にプレイします

 

 

 

「反転カード」

場に出すのではなく、好きなプレイヤー(自分を含む)の目の前にプレイします

効果は、このカードが目の前に奇数枚あるプレイヤーの報酬は、正と負が反転します

偶数枚なら、反転効果は打ち消し合って無効となります

 

「移動カード」

カードに示された数字分だけ、次のいづれかの効果を起こしてから捨て札にします

  • 場の任意のカード1枚を捨て札にする
  • 誰かの目の前にあるカード1枚(分け前カードや反転カード)を、別の誰かの目の前に移動させるか、捨て札にする

 

 

 

報酬権利トークンについて

全ての報酬権利 トークン (全3枚)は、最初はボス役が独占しています

 

 

 

 

 

ボス役は、手番をまわしている最中ならいつでも、トークンを別のプレイヤーへ渡す事が出来ます

普通だったらそんな損になるような事はしないのですが、次のようなケースでは起こりえます

ボス役以外のプレイヤーは、ボス役と交渉を行う事が出来るのですが、例えば、

「僕にトークンを1個くれれば、この反転カードをボスに出す事はないんだけどなー」(ゲス顔)

と、ボスを脅迫したり、

「ボスの目の前の反転カードを、僕の移動カードで捨ててあげるけどー」

と、ボスの目の前に人参をぶら下げたり

とまぁ、あの手この手でボスは揺さぶられますので、交渉力が重要なゲームとなっています

 

以上のような交渉を交えながら手番を繰り返し、全員が2回分パスをするまで手番をまわします

 

先述したように報酬の分配を行い、今回のラウンド終了の処理として、場札を捨て札にしたり、全員が手札を補充したり、ボス役が交代したりします

 

 

 

大まかにルールはこんなところでしょうか

 

 

 

  • ボードゲーム版のアイムザボスとはシステムが色々と違うので、割りかし別のゲームとして楽しめます
  • ルールも簡単でプレイ感も軽い為、気軽に汚い交渉ゲームを楽しみたい方へ
  • ガチでやるよりもパーティー気分で遊ぶと楽しい交渉ゲームになります
  • 大人数に対応
  • 「I’m the BOSS」と言いたい方へ