アイランド

ボードゲーム「アイランド/The Island(Survive)」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Julian Courtland-Smith氏、Stronghold Games社に帰属します”

邦題 ・アイランド
・サバイブ!
洋題 ・The Island
・Survive: Escape from Atlantis!
作者 Julian Courtland-Smith
作者の他作品 ・サバイブシリーズ
など
国内取扱メーカー ホビージャパン
発売年 ・原作 1982
・日本語版 2012
定価 5184
プレイ人数 2 – 4
BGG ベスト人数 4 (推奨: 2 – 4 )
プレイ時間 45
対象年齢 8 以上
BGG 重さ具合
(高い程重量級)
1.71 / 5
BGG 評価 7.3 / 10
BGG 全体ランキング 192 / 約13000
BGG ジャンルランキング ・ファミリーゲーム: 25 / 約1500
BGG カテゴリー 冒険、航海
BGG メカニズム アクションポイント制、ダイス、組み立て式ボード、ユニット隠匿配置
その他要素 怪物

※上記データは 2017/01 時点 最新BGGへ

 

 

アメリカで1982年に発売され、ファミリーゲームとしてヒットした作品です

因みに、アメリカでのタイトルは「Survive(サバイブ)」です

海竜やサメなどが登場し、パニック映画のように人がジャンジャンバリバリお亡くなりになる、パーティーゲームで御座います

ボードゲームをテーマにした漫画「放課後さいころ倶楽部」の第4巻でも紹介されました

 

 

設定について

多くの財宝が眠るアトランティスが見つかりました

私達は財宝泥棒、又の名をトレジャーハンターとなり、アトランティスに群がりました

無事に財宝をかき集めることは出来たのですが、おさらばしようとしたその時に、アトランティスは沈み始めました

私達は安全な島まで辿り着く事が出来るでしょうか

というものです

 

 

 

それでは、ゲーム内容ですが、

これが各プレイヤーが受け持つ自駒(一人分)です

 

 

 

 

 

駒の底には1〜6の数字が1つ描かれています

この数字は、その駒が持っている財宝の価値で、いわば 勝利点 となります

 

 

 

これがメインボードで、

 

 

 

 

 

これが地形タイル

左から、平地、森林、山岳です

 

 

 

 

メインボードの中央に地形タイルをランダムに並べます

この中央の島がアトランティスです

 

 

 

 

アトランティスに各プレイヤーの駒を並べます

一度並べた駒は、ゲーム終了するまでは二度と底の数字を見る事は出来ません

メインボードの4つの隅に描かれているのが安全な島なので、

 

その4つの島の内、どの島でもよいので自分の駒をどんどん到達させていきます

 

 

 

 

ゲーム中に捕食された駒は盤外へ除外されます

この駒についても、底の数字はゲーム中に絶対に見てはいけません

 

 

 

ゲーム終了時に、安全な島まで辿り着いた駒の数字を各自合計し、より多いプレイヤーが正真正銘の泥棒、トレジャーハンターとして名誉を勝ち取れます

 

 

 

ではゲームの流れについて

ゲーム終了となるまで手番が巡り続けます

手番では、次の3つを順に実行します

手順1: 3移動する

3マス分の移動をします

1つの駒を3マス移動させてもいいですし、複数の駒へ3マス分を分配してもよいです

ただし、海マスにいる駒は泳いでいるので、1つの駒は1手番で1マスしか移動できません

このようなボートがありまして、

 

 

 

 

 

乗っていれば、通常通り(1つの駒は)1手番で3マス動かせます

 

 

 

 

 

ボートは3人まで乗れます

最多の色のプレイヤーだけが動かせる権利があります

(写真では青色のプレイヤーだけです)

タイならその全員が動かせます

 

実は無人のボートも通常通り好きに動かす事が出来ます

「人の想いが、ボートを動かす」

原理は謎です

 

 

 

 

手順2: アトランティスの地形タイル1枚を取り除き、そのタイル裏を確認する

3種類の地形タイルは厚みが異なっており、薄い順から、平地、森林、山岳です

厚みの違いは海抜の違いを示していて、取り除く時にはより薄いタイルが優先されます

 

 

薄い中から任意の1枚を取り除いたら、

 

 

 

 

 

そのタイルの反対面を自分だけがこそっと見ます

こそっ

様々な効果が起こるイベントが描かれています

少し紹介しますと、

 

クジラやサメが盤面に登場します

(海竜は最初から登場しています)

緑色の枠は、即時発動タイプです

 

 

 

描かれている怪物1体を、瞬間移動のように任意の空きマスへ移動させます

赤色の枠は、即時発動ではなく手元に伏せたまま確保しておいて、自分の手番の最初に使う事が出来ます

 

 

 

海マスでボートに乗っていない自駒1体を、イルカの助けによって3マスまで移動できます

 

 

 

 

それにしても、赤枠と緑枠の色は逆の方が分かり易いと思うのは私だけでしょうか

 

 

手順3: 怪物ダイスを振り、出目の怪物を移動させる

このようなダイスがあり、各出目には怪物が描かれています

降って出た目の怪物は、手番プレイヤーが好きに移動させる事が出来ます

「人の想いが、怪物を動かす」

原理は謎です

 

怪物は次の3種類です

怪物その1: 海竜

いづれか1体を1マスだけ移動させます

海竜と同じマスにいると、プレイヤー駒とボートは海の藻屑となって盤上から除外されます

但し無人のボートは壊したりしない賢い子でもあります

 

 

怪物その2: サメ

いづれか1体を2マス移動させます

サメと同じマスにいると、海を泳いでいるプレイヤー駒は捕食されて盤上から除外されます

 

 

ボートに乗っていれば安全です

ボボートに乗っていれば安全な筈なのです

ボボボートに乗っていれば安全だと信じたいのです

 

 

 

怪物その3: クジラ

いづれか1体を3マス移動させます

クジラと同じマスにいると、ボートが壊されて除外され、乗っていたプレイヤー駒は海に投げ出されます

この子も無人ボートを壊さない頭のいい子なんです

 

以上で手番終了です

 

まとめると、

  • 手順1: 自駒を3移動させる
  • 手順2: アトランティスの地形タイル1枚を取り除き、そのタイル裏のイベントを確認して処理する
  • 手順3: 怪物ダイスを振り、出目の怪物を移動させる

です

 

 

 

手番を続けていき、山岳の地形タイルのいづれか1枚の裏に火山が描かれていますので、これが出たら即時ゲーム終了となります

 

 

 

 

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

 

「Ali Express」サイトより引用

因みに、昔の版だとコマ類は巨大なプラスチック製みたいです

 

 

 

 

 

 

BGGより引用

迫力がありますね

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 分かりやすいテーマと、そう難しくないルールでわいわい盛り上がる 中量級 のパーティーゲーム・ファミリーゲーム
  • 1982年発売ながらも今なお遊んでも面白い不朽の作品