ボードゲーム「アドレナリン/Adrenaline」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当作品の画像の著作権は、
Filip Neduk氏、Czech Games Edition社に帰属します”
邦題 | アドレナリン |
洋題 | Adrenaline |
作者 | Filip Neduk |
作者の作品 | ・アドレナリン (2016) ・ゴブリン(株) (2012) など |
国内取扱メーカー | ホビージャパン |
発売年 | ・原作 2016 ・日本語版 2017 |
定価 | 7560 |
プレイ人数 | 3 – 5 |
BGG ベスト人数 | 4 – 5 (推奨: 3 – 5 ) |
プレイ時間 | 60 |
対象年齢 | 12 以上 |
BGG プレイ感 | 2.08 / 5 |
BGG 評価 | 7.4 / 10 |
BGG 全体ランキング | 520 / 約13000 |
BGG ジャンルランキング | ・ストラテジー: 302 / 約1600 ・テーマ: 107 / 約850 |
BGG カテゴリー | 戦闘、ミニチュア、サイエンス・フィクション、ビデオゲームテーマ |
BGG メカニズム | アクションポイント制、エリアコントロール、エリア移動 |
その他要素 | FPS |
※上記データは 2017/07 時点 最新BGGへ
FPS(Wikipedia、Google画像検索)をボードゲームに落とし込んだ作品です
通常のFPS通り、敵である他プレイヤーを多種多様な武器を使ってぶっ殺していき、ヒャッハーするゲームです
ゲーム終了時に 勝利点 がより多いプレイヤーが勝者となります
勝利点は主に次の2つの要素で得られます
勝利点1: ダメージ
敵にダメージを与えると、そのプレイヤーへ対して自分の担当色のダメージトークン(水滴のような形)を渡し、
個人ボード上の ”受けたダメージを示す”トラックへ置いて貰います
色々なプレイヤーからダメージを受けると、このように各プレイヤーの担当色のダメージトークンが増えていきます
ダメージがここまで蓄積すると、そのプレイヤーは倒された事になります
ばたんきゅー
倒された時に、ダメージを与えたプレイヤーへ対して勝利点が与えられます
どのようになるかというと、
倒されたプレイヤーの個人ボードの下側にある「8・6・4・2・1・1」の数字が勝利点を示していて、この勝利点が ダメージを与えたプレイヤーへ配当されます
ダメージトークン数が1番多いプレイヤーへは「8」点の勝利点を、
2番目に多いプレイヤーへは「6」点を、
3番目へは「4」点を、という具合です
要は マジョリティ による勝利点の獲得です
倒されてしまったプレイヤーは脱落する事はなく、リスポーン(生き返る)して戦場に復帰できます
リスポーン時は、
左上のトラックに赤い髑髏トークンが並べられているので1個取り、
もしこのプレイヤーがまた倒されてしまった場合の勝利点の配当は、
1番多くダメージを与えたプレイヤーへは(8ではなく)「6」点を、
2番目は「4」点を、という具合に、先程よりも得られる勝利点が少なくなります
そしてメインボードから取ってきた髑髏トークンを、今度は「6」の所へ置きます
つまり、倒されれば倒される程 個人ボードに髑髏トークンが置かれて配当勝利点が少なくなっていく為、そのプレイヤーは狙われにくくなっていくのです
勝利点2: キル
メインボード左上のトラック(キルトラック)の、今回髑髏を1個取った所のマスへ担当色ダメージトークン1個を置きます
ゲームが進むと、このような感じでキルしたプレイヤーの色のダメージトークンが置かれていきます
この場合もやはりマジョリティ争いになっていて、
ダメージトークン数が1番多いプレイヤーへは「8」点の勝利点を、
2番目に多いプレイヤーへは「6」点を、
3番目へは「4」点を、という具合です
更にもう1マス右へもダメージトークンが置けるのですが、ここまでダメージを与えるとオーバーキル扱いとなり、
キルトラックには1個ではなく2個のダメージトークンが1度に置かれます
これでマジョリティ争いに有利にはなるのですが、以降1度だけですが オーバーキルをされたプレイヤーが オーバーキルをしたプレイヤーへ対して攻撃を行うと、復讐心により通常よりもダメージが増えるシステムになっています
主な勝利点要素は以上の2つです
ゲームの流れ
ゲーム終了するまで手番が巡り続けます
手番では、次の3つのアクションの内から2アクション分実行し、その後リロード処理を行って手番終了となります
アクション1: 移動
アクション2: アイテムを拾う
アイテムには、武器と弾薬と特殊効果カードの3種類がありまして、
特定のマスに落ちています(その各マスの近くに表向きで3枚ずつ並べられています)
特殊効果カードはその弾薬タイルに描かれている事があり、弾薬と共に獲得出来ます
(←弾薬タイルを拾う)アイテムを拾うには、まず0~1マス移動してから、自駒がいるマスのアイテムを獲得します
弾薬タイルの場合は、そのタイルを捨てて 描かれていた色と数の、
武器によって使用する弾薬が異なります
弾薬タイルに特殊効果カードが描かれていたならば、特殊効果カードは山札になっているのでそこから1枚引いて手札にします
武器カードを拾う場合には、カード左上に描かれたコスト(キューブ)が必要です
落ちている武器には弾が入っていないので、拾う時に弾込めする、という設定ですね
武器カードを獲得したら それは手札にします
アクション3: 武器で攻撃する
手札にある武器カードを1枚プレイし、相手にダメージを与えます
武器によって攻撃範囲やダメージも異なり、また使う時に追加の弾薬を支払うと効果が上がったり 特性が変わったりします
プレイした武器カードは弾切れの武器として目の前に並べたままにしておきます
上記3つのアクションから2アクション分実行したら、リロード処理を行います
リロードは、自分の目の前に並んでいる弾切れの武器カードの、カード左上のコスト(キューブ)を支払えれば、
リロードが終わったら手番終了です
手番を続け、キルトラックに置かれていた髑髏トークンが全て無くなったらゲーム終了
勝利点がより多いプレイヤーが勝者です
武器カードについて少し紹介しますと、
スレッジハンマー:
同じマスにいる敵1体へ2ダメージ
追加のコストを支払えば、3ダメージとなって、更に相手を吹き飛ばす
プラズマガン:
移動も行いつつ敵1体へ2ダメージ
追加コストで追加の1ダメージ
ショックウェイブ:
1マス離れている周りの敵へ1ダメージずつ
レールガン:
壁を貫通して一直線上の敵1体へ3ダメージか、
又は敵2体へ2ダメージずつ
牽引ビーム:
敵1体を引き寄せて1ダメージ
追加コストで3ダメージ
T.H.O.R(電撃銃):
敵1体へ2ダメージ
追加コストで他の敵へも連鎖的にダメージを与える
などなど、近接や遠距離、貫通や範囲攻撃などとても多彩です
その他のルールとしては、ダメージが蓄積していくと(アドレナリンが分泌される為に)基本のアクションが強化されたり、ゲーム終了間際の最後のターンでは 全員 基本アクションが鬼強化されたり
あと、今回紹介した「サドンデスモード」以外にも、特定のマスを占領するのが目標の「占領モード」や、マップ上に置かれた砲台を使って敵を攻撃していく「砲台モード」もありますよ
ルールはこんなところでしょうか