ボードゲーム「キャントストップ/Can’t Stop」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当作品の画像の著作権は、
Sid Sackson氏、franjos Spieleverlag社に帰属します”
邦題 | ・キャントストップ ・キャント・ストップ |
洋題 | Can’t Stop |
作者 | Sid Sackson (シド・サクソン) |
作者の作品 | ・アイムザボス:カードゲーム (2012) ・アイムザボス (1994) ・メトロポリス (1984) ・キャントストップ (1980) ・アクワイア (1964) ・バザール (1967) ・フォーカス (1963) など |
国内取扱メーカー | ニューゲームズオーダー |
発売年 | ・原作 1980 ・日本語版 2016 |
定価 | 3240 |
プレイ人数 | 2 – 4 |
BGG ベスト人数 | 3 (推奨: 2 – 4 ) |
プレイ時間 | 30 |
対象年齢 | 9 以上 |
BGG プレイ感 | 1.17 / 5 |
BGG 評価 | 6.9 / 10 |
BGG 全体ランキング | 577 / 約13000 |
BGG ジャンルランキング | ・ファミリー: 131 / 約1500 |
BGG カテゴリー | ダイス |
BGG メカニズム | ダイスロール、運試し |
その他要素 | – |
※上記データは 2017/07 時点 最新BGGへ
1980年発売で シド・サクソン作の名作ダイスゲームです
何度か目のリメイク品になります
今回は布製になり少し安っぽくは なりましたが、価格は安くなって軽くて圧縮性が高くなり、持ち運びやすくなりました
手番ではダイスを振りまくって、各縦列(以降レーン)にある自分の色の ディスク を真上へ真上へと進めていき、
ディスク3つ分を 一番上のマス(以降ゴールマス)へ いち早く到達させたプレイヤーが勝者となってゲーム終了です
手番時にダイスを好きなだけ振れますが、バースト の危険性をはらんでいます
例えば、複数人が同じレーンを進んでいて、誰か1人がゴールマスに入ったら、他プレイヤーがせっかく進めたディスクは水の泡となるのです
(写真では、青がゴールしたので、他の色はそのレーンのゴールはもう不可能となりました)
ですので、ゴールが近い時などはバーストの危険を犯してまでも、
「キャントストップ! 止まることなんて出来ないよ!」
となってダイスを振り続け、結局はバーストする事になるという楽しいゲームなのです
ゲームの流れについて
ゲーム終了するまで手番が巡り続けます
大まかな手番のイメージとしては、まずダイス4つとポーン3つを受け取り、
ディスクではなく ポーン を進めていきます
このポーンがあるマスは仮で到達したマスとなります
バーストに恐れをなしてダイスを振るのをやめる事にした場合には、各ポーンと手持ちのディスクとを入れ替え、ディスクがあるマスは到達確定した事になります
次の自分の手番からは、そのレーンを進める場合にはディスクがあるマスからポーンを進められるのです
もしバーストしてしまうと、各ポーンは取り除かれて今回の手番で進んだマス数は全て無駄になってしまいます
大まかなゲームの流れは以上でして、もう少し詳しく説明すると、
ダイスとポーンを受け取ったら、ダイスを振るか、振りやめるかを選びます
ダイスを降る
「キャントストップ! あ、まだ一投目か」
ポーンがまだボード上に3個置かれていないなら、ダイスを2個1組として2組分作らなければなりません
もしポーンが3個全部ボード上に置かれているなら、ダイスを2個1組として1〜2組分作らなければなりません
ポーン3個目がボード上に置かれた瞬間に、作る組は1〜2組分でよくなります
各レーンには2〜12の数字が書かれていますので、作った組の出目の合計値と一致するレーンを1マス進めます
写真では、出目が1と3の組みで合計値4なので、4のレーンを進んだ
もしそのレーンに既にポーンがあるならそのポーンを1マス進ませ、
もし無い場合で自分のディスクも無いなら一番下のマスへポーンを置き、
もし自分のディスクがあるならそのすぐ上のマスへボーンを置きます
ポーンはボード上に一度置いたら手番終了となるまでは、レーンを変えたり、手元に戻したりといったことが出来ないため、ポーンがボード上に3個出来った後はもうその3つのレーンしか進めなくなる訳です
もし出目をどう組み合わせてもポーンを進ませる事が出来ない場合はバーストとなって、今回進んだマスは一切無効になって手番終了となります
(ボード上のポーンは取り除かれる)
もしバーストしなかったのなら、再度ダイスを振るか振りやめるかを選べます
ダイスを振りやめる
そのレーンに自分のディスクが無いなら手持ちのディスクとポーンとを交換し、
ディスクがあるならそのディスクとポーンとを交換します
そして手番終了です
手番を続け、いち早くレーン3本分の頂点に到達したプレイヤーが勝者です
誰かが頂点に達したレーンは締切り扱いとなり、以降はそのレーンにはポーンを置けなくなります
その為、ゲーム終盤になるほど進めるレーンが少なくなってきてバーストが早まります
写真では、3・9・10・11・12番のレーンにしか もうポーンを進められません
ルールはこんなところでしょうか
ダイスに翻弄されるのを楽しむパーティー感覚の作品です
後半になる程バーストが早まりますが、負けているプレイヤーはちまちま進めていても勝てない為に必然的にキャントストップでダイスを果敢に降る事になり・・・
そして敢えなくバーストしたり、時には逆転したりで盛り上がります