グレートウエスタントレイル

ボードゲーム「グレートウエスタントレイル/Great Western Trail」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Alexander Pfister氏、eggertspiele社、Arclight社に帰属します”

邦題 グレートウエスタントレイル
洋題 Great Western Trail
作者 Alexander Pfister (アレクサンダー・プフィシュター)
作者の作品 ・グレートウエスタントレイル (2016)
・ブルームサービス:カードゲーム (2016・Andreas Pelikan共作)
・ブルームサービス (2015・Andreas Pelikan共作)
・スカイアイランド (2015・Andreas Pelikan共作)
・モンバサ (2015)
・オーマイグーッズ! (2015)
・ポートロイヤル (2014)
・ザヴァンドールの鉱山 (2010)
など
国内取扱メーカー アークライト
発売年 ・原作 2016
・日本語版 2017
定価 5940
プレイ人数 2 – 4
BGG ベスト人数 3 (推奨: 2 – 4 )
プレイ時間 75 – 150
対象年齢 12 以上
BGG プレイ感 3.72 / 5
BGG 評価 8.3 / 10
BGG 全体ランキング 16 / 約13000
BGG ジャンルランキング ストラテジー: 10 / 約1600
BGG カテゴリー 西部
BGG メカニズム デッキ構築、ハンドマネジメント、ポイント間移動、タイルプレイスメント
その他要素 すごろく
エラッタなど 公式サイトへ
(※まだエラッタ情報は挙がっていませんが、その内リンク先下部辺りにエラッタリンクが追記されるでしょう)

※上記データは 2017/08 時点 最新BGGへ

 

 

アメリカ西部を開拓していき、ゲーム終了時に 勝利点 がより多いプレイヤーが勝者です

勝利点の主な要素は次の8つです
多いですね

 

勝利点1: 専門家をたくさん雇用する

このような専門家が描かれたタイルがありまして、

 

 

 

 

 

こちらのメインボードの、

 

 

 

 

 

左側に並んでいます

 

 

 

 

 

ゲーム中は ここにどんどん専門家タイルが並べられていきます

 

 

 

 

 

雇用アクションを行って お金を支払って専門家タイル1枚を取り、

 

 

 

 

 

こちらの個人ボードの、

 

 

 

 

 

対応するマスへ専門家タイルを左詰めにして置きます

ここに並べられているのが、自分が雇用している専門家達になります

上から、茶色がカウボーイ、橙色が建築士、紫色が機関士です

 

 

このように沢山雇って 最後マスと その1つ左のマスへ置いた専門家タイルは1枚4点の勝利点を得られます

 

 

 

 

 

 

 

勝利点2: 牛カード

このような牛カードがありまして、

 

 

 

 

 

ドミニオン」などの デッキ構築 ゲームと同じで、ゲームスタート時は全員同じ構成の牛カードが配られます

 

 

 

 

そしてデッキ構築ですから、自分専用の山札にして、そこから4枚を手札とします

カードを捨てる時や、カードを新たに獲得した時は、自分専用の捨札にします

 

 

メインボード下側には牛カードが並べられていて、

 

 

 

 

 

それら サプライ の牛には勝利点が描かれています

 

 

 

 

 

これら牛カードを「牛購入アクション」を行って購入し、

 

 

 

 

 

個人 デッキ にどんどんと加えていきます

 

 

 

 

 

ゲーム終了時には、自分の手札・山札・捨札を併せて、その中の勝利点付き牛カード全てが勝利点になります

「うっしっし
・・・
・・・・・・もう一度笑います うっしっし
・・・
・・・・・・うしっ、話を進めますね」

えーと、「ドミニオン」と違うところといえば、

  • 特殊効果のあるカードは無い
  • 銅貨・銀貨などのお金系カードも無い。 普通にお金トークンを使う
  • 勝利点付き牛カードはゲーム中にも大いに役立つ
  • 手番終了時には、使っていない手札はそのまま次の手番へ持ち越す(「数エーカーの雪」と同じ)

このくらいでしょうか

 

 

 

勝利点3: 建物タイル

このような建物タイルを、全員同じ構成で持っています

 

 

 

 

 

メインボードには大きくマップが描かれていて、

 

 

 

 

 

「建築アクション」を行ってお金を支払って建物タイルをマップへ配置する事で、その建物を使えるようになります

厳密にはその建物上に自駒を置いた時に使えるのですが、それはまた後程

 

 

建物タイルの右上には 勝利点が描かれていますので、ゲーム終了時にマップ上に配置している建物タイルの勝利点が得られます

 

 

 

 

 

 

 

勝利点4: 駅

メインボードの上辺りには 鉄道トラックがあります

 

 

 

 

 

ゲーム中は自分の鉄道コマを進めていって、

 

 

 

 

 

途中いくつかある駅に到着した場合に、

 

 

 

 

 

個人ボードには担当色ディスクが沢山置かれているのですが そのディスク1個を取り、

 

 

 

 

到着した駅に置けます

お金が必要ですが

駅には勝利点が描かれていますので、ゲーム終了時にその勝利点が得られます

 

 

個人ボードに沢山置かれているディスクですが、ディスクを取り除く事でそこに描かれているアクションが強化される系のシステムとなっています

「サイズ」などと同じシステムですね

 

 

 

 

 

 

勝利点5: 駅長

鉄道コマが駅に到着した時に、

 

 

 

 

 

個人ボードから専門家タイル1枚を取り、

 

 

 

 

 

その駅に配置して、駅長へと転職させる事が出来ます

何だか1日駅長みたいで微笑ましい

その謝礼?として、その駅に置いてある駅長謝礼タイルが得られます

一度駅長になった専門家はもう戻って来ない為、謝礼タイルとの引換券と化した涙を拭いてお別れしましょう

この駅長謝礼タイルの上半分には 即時・永続効果の恩恵が描かれていて、下半分には条件達成していれば追加の勝利点を得る系の事が描かれています

 

因みに、駅長となれるのは駅1つにき専門家1人だけですので 早い者勝ちです

もし駅長を何人も置けたらどうなるだろうと妄想をたぎらせてみる・・・

「私がここの駅長です」
「私もここの駅長です」
「私だってここの駅長ですよ」
「全く何言っているんですか、4人揃って一人前の駅長じゃないですか。1人あたり 0.25 駅長ですよ」

んー楽しそうだ

 

 

 

勝利点6: 目標カード

このような条件達成していれば追加の勝利点が得られる系の目標カードがあります

 

 

 

 

ゲーム中に追加でカードを獲得していけますが、ゲーム終了時に条件達成していないと 勝利点が減点になってしまいます

 

 

 

 

 

 

 

勝利点7: 牛の出荷

マップは右下がスタートマス、

 

 

 

 

 

左上がゴールマスとなっていて、ゲーム中は自駒をゴールマスへとどんどん進めていく事になります

ただ、ゴール到達したとしても、ゴール処理を行った後にスタートマスに戻され、またゴールマス目指して進んでいかねばなりません

特にゴールするのが目標ではなく、また 他プレイヤーとゴールを競う訳でもありません

ゴールするまでの道中の建物を利用して 勝利点を得ていくのが目標なのです

状況によっては早くゴールを目指した方がいい時もありますが

 

ゴールした時に、そのプレイヤーは手札を公開します

そして色がダブっている牛カードは1枚分のみとして扱い、手札全ての牛カードの数字を合計します

その合計値のお金を得ると共に、

 

 

メインボード上端の出荷トラックに、

 

 

 

 

 

個人ボードから取ってきた担当色ディスクを マスへ置く事が出来ます

(個人ボードにあるディスクを取ってきたので、やはり以降はアクションが強化されます)

出荷トラックの各マスには数字が書かれていて、先程の牛カードの合計値以下のマスへディスクを置く事が出来ます

 

 

マスのには 即時効果の恩恵や 勝利点が描かれていますので、ゲーム終了時にその両隣りにマスに自分のディスクを置いていれば その間に描かれている勝利点などが手に入ります

 

因みに、手札公開した牛カードは 出荷したという設定ですが、捨札になるだけで いずれリシャッフルされてまた手札に戻ってきます

 

 

 

勝利点8: 障害タイル

マップ上には 行く手を阻む困難な道を示す障害タイルが置かれていますので、

 

 

 

 

「障害を取り除くアクション」を行って、そのタイルを獲得できます

以降その道は通り易くなりますし、獲得した障害タイルには勝利点が描かれていますのでそれもゲーム終了時に得られます

 

 

 

 

かなり長くなりましたが、主な勝利点要素は以上の8つです

要素も多いですがその分 戦略も多岐に渡るので、繰り返し遊んでも中々飽きません

 

まとめますと、

  • 勝利点1: 専門家をたくさん雇用する
  • 勝利点2: 勝利点が描かれた牛カードを、個人デッキに加えていく うっしっし
  • 勝利点3: 建物タイルをマップ上に配置していく
  • 勝利点4: 鉄道コマを前進させて途中の駅に立ち寄り、その駅にディスクを置いていく
  • 勝利点5: 駅に到着した時に、専門家1人を人身御供にし駅長に転職させ、代わりに貰った駅長謝礼タイルに描かれている条件を達成して勝利点を得る
  • 勝利点6: 目標カードに描かれている条件を達成する
  • 勝利点7: ゴールした時の手札の牛カードの合計値までの、出荷トラックのマスにディスクを置いていき、ディスク間の恩恵(勝利点など)を得る
  • 勝利点8: マップ上にある障害タイルを取り除く(獲得する)

となります

 

 

 

 

ゲームの流れ

ゲーム終了となるまで手番が巡り続けます

手番では、個人ボード上端に描かれたA・B・Cを順に行って手番終了となります

 

 

 

 

まずAは移動です

 

 

 

 

 

マップ上の自駒を3マスまで移動させます

進行方向は決まっていますが、道中はいくつか分岐路があったりします

 

 

 

続いてB、アクションです

 

 

 

 

 

自分が建てた建物や、

 

 

 

 

 

中立の建物に自駒が止まった場合に、その建物に描かれたアクションを行います

 

 

 

 

もし他プレイヤーの建物や、その他のマスへ止まってしまった場合には、少し弱い効果のサブアクションしか出来ません

(他プレイヤーの建物効果は使えません)

 

 

サブアクションは 個人ボード左側に描かれているのですが、ディスクが置かれている所のサブアクションは出来ません

 

 

 

 

アクションが終わったら、最後にCです

 

 

 

 

 

Bにてカードを使用したのであれば、手札を4枚になるまで補充します

先述しましたが、使っていないカードは手札に残ったままです

 

 

 

以上のA・B・Cを行ったら手番終了です

 

手番を続け、誰かがゴールマスに到達する度に、メインボードの専門家タイル置き場に専門家が補充されていき、

 

 

 

 

一番下まで補充されたら間もなくゲーム終了です

終了時に勝利点がより多いプレイヤーが勝者です

 

 

 

 

 

 

アクションについて

ざっくりとアクションを紹介しますと、

牛売却アクション

描かれている色の牛カードを 手札から1枚捨てて お金を得ます

デッキ構築ですので、捨ててもいずれまた山札に戻ってきます

 

 

 

牛購入アクション

サプライの牛カードをお金を支払って獲得します

カウボーイを沢山雇っていると、その分値引きされたりします

サプライの牛カードは勝利点が描かれていますし、カードの数字(勝利点の数字ではなく)が高いので ゴールした時の手札公開で有利になります(お金を得たり、出荷トラックにディスクを置いたり)

「個人デッキへギュウギュウに詰め込んでいきましょう!

 いいですか? ギュウギュウにです!

 ・・・・・・うしっ、OK牧場!」

 

 

専門家雇用アクション

サプライの専門家タイルを お金を支払って獲得します

 

 

 

 

 

建設アクション

自分専用の建物タイルをマップ上に配置して、以降自駒が止まった時に使用できる

建物にはレベルが設定されていて、高レベルのものを建てるには 多くの建築士やお金が必要

 

 

鉄道コマを前進アクション

雇っている機関士が多い程に 鉄道コマを前進させられる

 

 

 

 

 

他にも、デッキ構築なのでデッキ圧縮アクションがあったり、単に手札を捨てるアクションがあったりします

 

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

要素は中々多いですが、手番でやる事はシンプルで悩ましく、やりごたえのある ハンドマンおすすめのゲーマーズゲームです

巷でも人気作みたいですね

言語依存がない所もいいです

欲を言えば ぼっちプレイが出来たら良かったです

 

 

あそうそう、日本語説明書には かなりエラッタがあるようですので、公式サイトにエラッタ情報が出るまで(リンク先下部辺り) しばし待ちましょう