ボードゲーム「シドマイヤーズ シヴィライゼーション:新たな夜明け/Sid Meier’s Civilization: A New Dawn」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当ページは、Take-Two Interactive Software社、Fantasy Flight Games社、が権利を所有する著作物を利用しております。
© Take-Two Interactive Software, © Fantasy Flight Games”
邦題 | シドマイヤーズ シヴィライゼーション:新たな夜明け |
洋題 | Sid Meier’s Civilization: A New Dawn |
作者 | James Kniffen |
作者の作品 | ・シドマイヤーズ シヴィライゼーション:新たな夜明け など |
国内取扱メーカー | ホビージャパン |
発売年 | ・原作 2017 ・日本語版 2018 |
定価 | 6480 |
プレイ人数 | 2 – 4 |
BGG ベスト人数 | 4 |
プレイ時間 | 1 – 2 |
対象年齢 | 14 以上 |
BGG プレイ感 | 2.90 / 5 |
BGG 評価 | 7.5 / 10 |
BGG 全体ランキング | 774 / 約13000 |
BGG ジャンルランキング | ストラテジー: 417 / 約1600 |
BGG カテゴリー | 文明 |
BGG メカニズム | エリアコントロール、組立式ボード、キャラクター別能力 |
その他要素 | PCゲーム原作 |
エラッタなど | 公式サイトへ |
※上記データは 2018/09 時点 BGGへ
パソコンゲームの文明発展系・ターン制ストラテジーゲームの金字塔、シドマイヤーズ シヴィライゼーションシリーズのボドゲ化です!
パソコンの方は6まで出ていて、ボドゲ化は今回で2回目です
ボドゲ化1作目はこちらで、タイトルは「シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム」です
そして 拡張 版が2作品出ています
非常に面白い重量級ゲームなので、当ホームページでもいつか紹介したいと思います
文明発展系としては「スルー・ジ・エイジズ 新たなる文明の物語」も とてつもなく面白いので、是非遊んでみて下さい!
今回紹介する「〜新たな夜明け」は拡張っぽいですが違ってて、前作とは別モノです
前作と併せて遊ぶ事も出来ません
前作とは作者も違います
因みに、パソコンゲームの方は、作者シド・マイヤー氏は実は1作目と、「~レボリューション」の計2作品にしか携わっていないそうですよ
シヴィライゼーション: Wikipedia
さて、ゲームの目標ですが、このような目標カードがありまして、ゲーム開始前に3枚ランダムに選んで公開されます
1枚に2つの目標が描かれていて、そのどちらかを達成すればその目標カードはクリア扱いになります(そのプレイヤーのみ)
全ての目標カードをいち早くクリアしたプレイヤーが覇者となります
目標は例えば、
- 都市を8つ建設する
- 文化的遺産を2つ建設する
- 科学レベルを最大にする
- 水域に隣接しているマスかマップ端のマスを計15マス支配する
などがあります
ゲームの流れ
ゲーム終了するまで、手番が巡り続けます
手番では、5枚のカードから1枚を選択・実行し、手番終了となります
このようなフォーカスバーという細長いものが各自の手元へ置かれており、
更にその下にカードが5枚並べられていますので、
手番では任意の1枚を選択・実行(カードに書かれている事を実行する)し、
そのカードは無くなったりはせず、一旦下げ、
下げたカードの左側にあるカード全てを右へずらし、
下げたカードを左端のスペースへ置きます
より右側に置かれたカードを実行した方が、効果が強くなりますので、とあるアクションを今実行すべきか、遅らせて効果を強めるか、がジレンマになっています
カードの効果は詳しくは後で説明しますが、都市を建設したり、軍隊を増やしたり、科学レベルを上げたり、などがあります
手番が一巡まわる毎に、全員の敵である蛮族のターンが挟み込まれます
これは蛮族のコマ
こちらがマップタイルで、
ゲーム開始前には自由にマップを組み上げ、蛮族コマがいたる所にあります
このような蛮族ダイヤルがあり、蛮族ターンがやってくる毎にダイヤルを1つ動かし、指し示しているアイコンの効果を処理します
蛮族が移動したり、新たな蛮族コマが登場したり、などなど
パソコンゲームの方でもそうですが、蛮族も意外に侮れませんので、軍備は整えておいた方がいいでしょう
手番を繰り返し、誰かが目標カードを全て達成したら、そのプレイヤーが覇者となってゲーム終了です
流れは比較的かんたんですね
あとは各カードの効果を説明するだけです
カード その1: 文化
各プレイヤーは このような支配トークンというものを持っており、
既に支配済みのマスに隣接しているマスに支配トークンを置き、そのマスを支配マスとする事が出来ます
初期配置の自分の都市は支配済みのマスとみなしますので、都市から徐々に広がっていくように支配領土を拡大していく事になります
フォーカスバーの より右側にあるカードは効果が強くなると説明しましたが、そのルールについてお話します
フォーカスバー上には数字と 様々な地形が描かれおり、左から、1・草原、2・丘陵、3・森林、4・砂漠、5・山岳、となっていて、これらはカードを使った際に、そのカードの真上にある数字・地形を参照します
文化カードを使った際には、地形だけを参照し、文化カードの真上の地形と、それより左側にある地形にしか、支配トークンを置けません
例えば、文化カードが左から2番目にある時に文化カードを使ったら、丘陵か、草原マスにしか支配トークンを置く事が出来ません
カード その2: 科学
手元の5枚のカードは、
より効果が強いカードにグレードアップさせる事が出来ます
科学カードを実行した場合、その真上のフォーカスバー上の数字を参照し、
その値分だけ、このような科学レベルを示すダイヤルを回します
ダイヤルがローマ数字の所に達したら、
そのローマ数字と一致するグレードアップカード1枚を選び、
手元の同じ種類のカードと交換する事が出来ます
グレードアップする事で、文化カードは一度に置ける支配トークン数が多くなったり、科学カードは科学レベルの加算に加えて他の追加の恩恵も得られたりします
カード その3: 経済
経済カードを実行すると、自分のいづれかの都市からキャラバン駒というものを出発させ、
中立文明の都市や、他プレイヤーの都市へ移動させれば、その文明と交易中となり、
このような様々な交易カードを獲得できます
交易カードは永続的に恩恵を与え続けてくれます
キャラバン駒を移動させる時には、移動数は経済カードに書かれている数分だけ進み、経済カードの真上のフォーカスバー上の地形&その左側の地形しか移動させていく事が出来ません
カード その4: 産業
産業カードを実行すると、新たな都市コマをマップ上に配置する事が出来ます
支配済みマスの末端から、産業カードに書かれている数字分だけ離れた空きマスへ都市コマを配置出来ます
加えて、やはり産業カードの真上のフォーカスバー上の地形&その左側の地形のマスにしか都市コマを置けません
カード その5: 軍事
今作では軍事ユニットの概念が無くなり、また、戦闘もかなり簡略化されています
軍事カードを実行したら、次の2つの内どちらかを選びます
既にマップ上へ配置されている支配トークンを裏返して増強面にして防御力を上げるか、
支配済みマスの末端から、軍事カードに書かれている数字分だけ離れた敵対都市・蛮族・支配トークンへ対して攻撃、
のどちらかを選びます
戦闘の処理は、攻撃側の攻撃値と、防御側の防御値とを算出して、値が大きい方が勝ちとなります
値の求め方は、ダイス一個を振った出目や、地形によるボーナス、フォーカスバー上の数字などで求めます
カードの種類は以上です
ルールはこんなところでしょうか
あそうだ、今作もゲーム開始前には8つある文明の中から1つを選んで遊べ、文明毎に特殊能力を有していますし、
あと、遺産を建造して恩恵を永続的に得られたりも出来ますよ
前作に比べてルールがかなり分かりやすくなっていて、まだ遊べてはいないですがプレイ時間も短くなっていると思います
重ゲー に慣れ始めた方でも遊べる筈なので、前作よりもまず今作からプレイした方が遊びやすいかと思います
んーー!とても面白そうなのですが遊び相手ががが!!
公式サイト上にエラッタ・明確化が多くありますので、大変ではありますが遊ぶ前に一読しておくとスムーズに遊べると思います