ボードゲーム「センチュリー:イースタンワンダーズ/Century: Eastern Wonders」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当ページは、Emerson Matsuuchi氏、Plan B Games社、が権利を所有する著作物を利用しております。
© Emerson Matsuuchi, © Plan B Games”
邦題 | センチュリー:イースタンワンダーズ |
洋題 | Century: Eastern Wonders |
作者 | Emerson Matsuuchi |
作者の作品 | ・リーフ (2018) ・センチュリーシリーズ (2017) など |
国内取扱メーカー | アークライト |
発売年 | ・原作 2018 ・日本語版 2018 |
定価 | 5184 |
プレイ人数 | 2 – 4 |
BGG ベスト人数 | 4 |
プレイ時間 | 30 – 45 |
対象年齢 | 8 以上 |
BGG プレイ感 | 2.13 / 5 |
BGG 評価 | 7.5 / 10 |
BGG 全体ランキング | 723 / 約13000 |
BGG ジャンルランキング | ファミリー: 118 / 約1500 |
BGG カテゴリー | – |
BGG メカニズム | マス目移動、モジュラーボード、運送、セットコレクション |
その他要素 | – |
エラッタなど | – |
※上記データは 2018/10 時点 BGGへ
全三部作であるセンチュリーシリーズの二作目になります
拡張 ではなくこれ単体で遊べる、いわゆる独立拡張です
一作目と組み合わせて遊ぶ事もできます
ページ後半では、その組み合わせて遊ぶルールについて簡単に紹介しますね
因みに一作目は「センチュリー:スパイスロード」で、「センチュリー:ゴーレム」は「〜スパイスロード」とルールは全く同じで世界観だけが違う作品になっています
中箱の収納についてなのですが、資源キューブ入れのカップを収めるスペースがあったり、
こんな小さなトークンを収めるスペースもあったりして、キッチリしてるなーと思ってたんですが、
マップタイルだけはこのようにゴチャっと雑多にしないと入りません・・・
と思ったら、カップ2個は初期収納位置から別のスペースへ移して重ね、
カップの初期位置へはマップタイルを収めるようにすれば、綺麗めに収まりました
「パズルなの?? わけが わからないよ」
それではゲーム内容について
「〜スパイスロード」と同様、スパイス(キューブ)をアップグレードしながら 勝利点 獲得に奔走します
勝利点要素は主に次の2つです
勝利点1: 目標トークン
このようなマップタイルがありまして、
ゲーム開始時に好きなように配置してマップが形成されます
そのマップタイルの内4枚は、このような桟橋が描かれた港タイルというものです
そして このようなトークンがありまして、数字とキューブが描かれています
描かれているキューブを集められれば、描かれている数字分の勝利点が得られる、という意味のトークンです(以下、目標トークン)
マップ上の各港タイルに、目標トークンがランダムで1枚ずつ乗っています
マップ上には自分の船コマがありますので、船コマを奔走させてキューブ(スパイス)を掻き集め、
港タイルへキューブを運び込むと、そこにある目標トークンに描かれたキューブを支払って、
その目標トークンを獲得し、ゲーム終了時には所持している目標トークンに描かれた勝利点が得られる、という仕組みになります
勝利点2: 取引所コマ
こちらが個人ボードでして、
このような取引所コマというものがあり、
ゲーム開始時には、個人ボード上に取引所コマが沢山置かれています
ゲーム中、この取引所コマを取ってマップ上へ配置していく事になるのですが、
取引所コマを取ると、その下には数字が現れます
これが勝利点になりまして、
ゲーム終了時には、見えている数字分の勝利点が得られます
取引所コマについては後述します
主な勝利点要素は以上の2つです
ゲームの流れ
ゲーム終了するまで手番が巡り続けます
手番では、次の2つのステップを順に行って手番終了となります
ステップ1: 船コマの移動
船コマを何マス(1マス=1枚のマップタイル)でも移動させられます
但し、2マス以上移動する場合にはコストが必要で、
2マス目以降の移動の際に、通過してきたマップタイル上に、所持キューブ(何色でもいい)を1個ずつ置いていかなければなりません
更に、移動を終えたマップタイル上に、他プレイヤーの船コマがある場合には、そのプレイヤー(達)にも所持キューブ(何色でもいい)を1個ずつ渡さなければなりません
あと、移動を終えたマップタイル上に、もしキューブが置かれているなら(誰かが2マス以上船を移動させた時に置かれたもの)、その全てのキューブを獲得できます
ステップ2: アクション実効
次の3つのアクションから1つを実行します
アクション1: 黄キューブ2個を獲得
「〜スパイスロード」同様、キューブ(スパイス)の色は4種類で、価値の違いも前回同様です
このアクション1を実行すると、黄キューブ2個を銀行から獲得できます
アクション2: 港へキューブを持ち込む
港タイル上に自分の船コマがある時にのみ、このアクションが実行できます
先述したように、自分の船コマがある港タイル上の、目標トークンに描かれたキューブを支払い、
その目標トークンを獲得できます
(その港タイルへは、新たな目標トークンが補充されたり されなかったりします)
ゲーム終了時には、所持している目標トークンに描かれた勝利点が得られます
アクション3: キューブ交換
港タイル以外のマップタイル上に自分の船コマがある時にのみ、このアクションが実行できます
そのマップタイルでは、所持キューブを別の色のキューブに交換する事が出来るのですが、その前にまず取引所コマを次のようにして置きます
自分の船コマがある所に、まずは取引所コマ1個を置きます
でその時に、
そのマップタイル上の左側に丸い色が描かれていて、
個人ボードの取引所コマの左端の方にも丸い色が段ごとに描かれていますので、
色が一致する段の、より左にある取引所コマを取り、マップタイル上へ置く事になります
ゲームが進んで取引所コマが少なくなってきて、縦一列分の取引所コマが無くなる度に、
このような恩恵トークン1枚を得られます
永続効果の恩恵で、「船移動の際には3マス目以降からコストを支払うようになる」や、「所持キューブ上限が増える」などの効果があります
取引所コマを置く際には、他プレイヤーの取引所が既に置いてあると、コストが必要になったりします
1つのマップタイル上には、自分の取引所コマは1個までしか置けません
取引所コマを置いたら(既に置いてあるなら)、次にキューブ交換です
そのマップタイルの上段に描かれているキューブを支払い、下段に描かれているキューブを獲得します
上記3つのアクションから1つを実行したらステップ2は終了し、出番も終了です
手番を続け、誰かが4枚目の目標トークンを獲得したら、まもなくゲーム終了となります
ゲーム終了時、所持目標トークンの勝利点と、個人ボード上の見えている勝利点を合計し、より高いプレイヤーが勝者となります
単独で遊ぶ場合のルールはこんなところでしょうか
続いて、「〜スパイスロード」と併せて遊ぶ場合のルールを簡単に紹介します
組み合わせて遊ぶ場合
ゲームの準備は2作品とほぼ同じですが、
「〜スパイスロード」の勝利点カードは使いません
ゲームの流れは、ゲーム終了するまで手番が巡り続けますので、手番では次の4つのアクションから1つを実行して手番終了となります
アクション1: 場のカード1枚を獲得する
「〜スパイスロード」と同じで、場に公開されているカード1枚を獲得します
(山札に近いカードを取る時のコストも同様)
アクション2: 手札を1枚プレイする
これも「〜スパイスロード」と同じです
手札を1枚プレイし、そのカード効果を解決し、(自分専用の)捨札にします
アクション3: 船コマの移動
ここが大きく変わる所でして、船コマを移動するには1マス毎にカード1枚を支払う必要があります
支払うカードは、手札から、もしくは(及び)、
(自分専用の)捨札から支払います
支払ったカードは、手元へ伏せて積んでおきます
この積まれたカードは後で回収する事が出来ます
また、他プレイヤーのものと混ぜたりはせず、自分専用のものとして積んでおきます
船コマ移動後の、取引所コマ配置・キューブ交換・目標トークン獲得などルールは、ほぼ変わりありません
個人ボード上の取引所コマを縦1列分無くした時の報酬が少し異なっていまして(個人ボードは反対面を使う)、場の公開されているカード1枚を無料で獲得できたりします(山札に近いカードでも無料)
アクション4: カード回収
手元の捨札と、
手元の伏せ札を、
全て回収して手札へ戻します
以上の4つのアクションから1つを実行して手番終了となります
手番を続け、誰かが目標トークン4枚を獲得したら間もなくゲーム終了
勝利点がより多いプレイヤーが勝者となります
ルールはこんなところでしょうか
「〜イースタンワンダーズ」単体だと、「〜スパイスロード」のカードプレイなどが船移動に置き換わっただけで そこまで差異はないように思えますが、組み合わせる事で手番でできる事が増え、(私的には)程よく思考量が増えるので とても面白そうですね
単体ではあっさりし過ぎると感じた方は、組み合わせて遊ぶといいかもしれません