ダンシングドラゴン

”当作品の画像の著作権は、
 Margaret Weis氏、Margaret Weis Productions社、テンデイズゲームズ社に帰属します”

邦題 ダンシングドラゴン
原題 Dancing Dragons
作者 Margaret Weis (マーガレット・ワイス)
作者の別作品
国内取扱メーカー テンデイズゲームズ
発売年 ・原作 2005
・日本語版 2015
定価 (日本語版) 1800
プレイ人数 4 or 6 or 8
BGGベスト人数
プレイ時間 20
対象年齢 6以上
BGG重さ具合
(高い程重量級)
1.43 / 5
BGG評価 5.5 / 10
BGG全体ランキング 10499 / 約13000
BGGジャンルランキング
BGGカテゴリー カードゲーム、ファンタジー
BGGメカニズム チーム戦、セットコレクション
その他要素 リアルタイム

※上記データは 2016/12 時点

 

 

ボードゲームをテーマにした漫画放課後さいころ倶楽部】7巻にて紹介されたゲームでもあります

 

 

アメリカで発売されたゲームで、日本では中々お目に掛かれませんでしたが、2015年にテンデイズゲームズさんが日本語版を発売してくれました

ありがとうございます

 

因みにこのボドゲ、最初の頃に遊んでとっても楽しかった記憶があり、私がボドゲの世界へ堕ちていくのめり込むキッカケになった、思い出深い作品です

一緒に遊んでくれた方、持ち込んでくれた方、作者の方へ感謝です

 

 

 

さて、それではゲームの紹介へ

このゲームは2人1組になってのチーム戦となり、チームのパートナーは自分とは対面に座るようにします

(なので遊べる人数は、4人ぴったり、6人ぴったり、8人ぴったりのいづれかです)

因みに、立って遊んだ方が遊び易いかもしれません

 

このようなドラゴンのカードのみを使います

ドラゴンは13種類いて、各1種類のドラゴンは頭、前足、後ろ足、尻尾の4枚に分かれています

 

 

 

ゲーム中、各プレイヤーは手札を4枚持っているのですが、

 

 

 

 

 

この手札を1種類のドラゴンになるように揃え、勝利宣言をするのがゲームの目的です

ただし、

勝利宣言を行うのはチームのパートナーでなければなりません

つまり、この写真で言うと、私とクマさんがチームになっており、私がカードを揃えている状態でクマさんが勝利宣言をするか、その逆でクマさんがカードを揃えている状態で私が勝利宣言をしなければならないのです

「はーい僕揃ったよー パートナーさん、勝利宣言をお願いー」、
なんて分かり易く伝えてもゲームになりませんので、

自分がドラゴンを揃えた事を、パートナーだけに分かるような秘密の仕草や、秘密の合言葉を使って、パートナーに伝えなければならないのです

何故ならば、ドラゴンが揃っている事を他のチームのプレイヤーにバレてしまうとアウトだからなのです

 

ですので、ゲーム開始前にチーム同士でまず秘密のサインを決める為の打ち合わせを行います

ひそひそ

ごにょごにょ

「ちょっと奥さん聞いたー? 近所のスーパー、明日特売日なんだってさー」

 

サインの内容は、例えば、

  • 「手札を持っている手を右手から左手へ持ち替える」
  • 「髪を触る」
  • 「”ん~~”と唸る」

などなど何でもOKです

 

サインは、実は3つ決めなければなりません

といいますのも、実はドラゴンの揃え方には3種類の方法があるからなのです

 

普通の単色のドラゴンを揃えたら、「ロイヤルドラゴン」

 

 

 

 

 

ドラゴンの中にはこのような虹色のドラゴンがいまして、ワイルド扱いとなるのですが、この虹色ドラゴンを揃えられたら、「ワイルドドラゴン」

 

 

 

 

最後に、虹色ドラゴンカードを1枚でも含んだ単色ドラゴンを揃えたら、「ドラゴン」

 

 

 

 

揃えたドラゴンによって 勝利点 が異なっていて、

  • ワイルドドラゴン: 6点
  • ロイヤルドラゴン: 3点
  • ドラゴン: 1点

です

 

なので、サインを決める時は、

  • 「ロイヤルドラゴンが揃ったら眉間にシワを寄せる
  • ワイルドドラゴンが揃ったら目をじーーっと見る」

といった具合で決めていきます

 

勝利宣言する時は、パートナーのサインを発見し次第、その言動に結び付くドラゴンの種類を叫んであげれば成功です

例: パートナーがロイヤルドラゴンを揃えているのなら「ロイヤルドラゴン!」と叫びます

 

「(むむ、クマさんの毛がいつもより逆立っている、サインだ) ロイヤルドラゴン!」

 

 

 

 

ぺらっ

宣言成功です

 

もし宣言して手札が揃っていなかったり、宣言と違うドラゴンが揃っていたなら、ペナルティとして他の全てのチームに勝利点1点です

 

もし別のチームのプレイヤーの手札が揃っていると思ったら、そのプレイヤーを指差して「リバースドラゴン!」と叫びます

 

「(むむむっ!カバさんの鼻の穴がいつもより膨らんでいる、サインの筈だ) リバースドラゴン!」

 

ぺらっ

見破り成功!

この場合は、見破ったドラゴンの種類の勝利点を貰えます

もし揃っていないのに「リバースドラゴン」と指摘してしまったら、ペナルティとして他の全てのチームに勝利点3点です

 

ゲーム中、いづれかのドラゴン宣言がなされて勝利点計算をしたら、一回分のゲームが終了

何回もゲームを続け、勝利点10点に達したチームが出たらゲーム終了、そのチームがドラゴンマスターとなって勝利です

 

 

 

それでは、ようやくですがゲームの流れについて

ゲーム開始時には、各自手札を5枚持っています

 

 

 

 

 

各自、手札からいらない1枚を場に伏せて出します

 

 

 

 

 

「せーのっ」で全員一斉に自分が出した場札をめくったらゲーム開始です

ここからは手番などは無く、リアルタイムで全員一斉に行動を起こします

ゲーム中にやる事は、

 

 

手札からいらない1枚を表向きで場に出し、

 

 

 

 

 

場札から好きな1枚を獲得し、

 

 

 

 

 

それを手札に加える

要は、手札と場札とを1枚交換しています

 

 

 

 

他のプレイヤーも動いてますので場札は変わっている筈です

自分もどんどん交換していきましょう

 

(先程の写真の続きで)

手札からいらないのを捨てて、

 

 

 

 

他のプレイヤーが出したこの場札を取って、

 

 

 

 

 

手札へ加える

完成!

クマさんへサインを送って勝利宣言してくれるのを待ちます

 

 

 

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

 

  • チーム戦でのパートナーとの一体感
  • サインを送っているのに全然気づいてもらえなかったり、そうこうしていると「リバースドラゴン」を掛けられたり
    そういった噛み合わなさも含めて楽しいゲーム
  • シンプルルールでファミリーゲーム・パーティーゲームとして
  • 小箱でお求めやすく、テーブルスペースもあまり使わない
  • 日本語版になるにあたって、絵柄がフェルト生地のドラゴンとなっていて可愛い
  • 一斉解決による ダウンタイム 無し