チャオチャオ

ボードゲーム「チャオチャオ/Ciao, Ciao…」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Alex Randolph氏に帰属します”

邦題 チャオチャオ
原題 Ciao, Ciao…
作者 Alex Randolph (アレックス・ランドルフ)
作者の別作品 ・すすめコブタくん(こぶたのレース) (2001)
・ビッグショット (2001)
・ハイパーロボット (1999)
・チャオチャオ (1997)
・イモムシイモムシ (1994)
・ハゲタカのえじき (1988)
・ザーガランド (1981)(Michel Matschoss共作)
・ガイスター (1980)
・ドメモ (1975)
・冷たい料理の熱い戦い (1974) (新版:ウミガメの島(2014))
・ツイクスト (1962)
など
国内取扱メーカー メビウスゲームズ
発売年 ・原作 1997
・日本語版 2013
定価 2400
プレイ人数 2 – 4
BGGベスト人数 4 (推奨: 3 – 4 )
プレイ時間 25 – 30
対象年齢 8以上
BGG重さ具合
(高い程重量級)
1.09 / 5
BGG評価 6.0 / 10
BGG全体ランキング 4846 / 約13000
BGGジャンルランキング
BGGカテゴリー ブラフ、ダイス、ホラー
BGGメカニズム 賭け事、ダイスロール
その他要素 食人植物、「チャオチャオ~」

※上記データは 2016/12 時点 最新BGGへ

 

 

ボードゲームをテーマにした漫画放課後さいころ倶楽部】8巻にて紹介されたゲームでもあります

 

 

 

箱を開けると、

 

 

 

 

 

内箱がそのままボード盤になっているという画期的システムです

周りがジャングル、中央には吊橋が掛かっていて、その吊橋の下には食人植物が鬱蒼と茂っています

私達プレイヤーは探検隊となり、この吊橋を使った遊びを興じているところです

その遊びに負けたら、探検隊員は吊橋から落とされる運命にあります

という設定です……なかなかクレイジーです

(BGGカテゴリーにも「ホラー」となっています)

 

これが可哀想な勇敢な探検隊員達です

 

 

 

 

 

一人一色分を受け持ち、吊橋の周辺に並べます

 

 

 

 

 

各プレイヤーの生け贄探検隊員一体を、吊橋の端に立たせます

これで準備完了

デスゲームのスタートです

 

 

 

 

プレイヤーの目的は、隊員を向こう岸まで渡り切らせる事です

 

ゲームは手番制で、ゲーム終了まで手番をまわします

 

このような筒とサイコロがあり、

 

 

 

 

 

サイコロの各面は「1、2、3、4、✕、✕」となっています

 

 

 

 

 

手番では、まず筒の中にサイコロを入れ、

 

 

 

 

 

手で蓋をしてシャカシャカ振ります

 

 

 

 

 

そして自分だけ筒の中を覗いて出目を確認します

写真が見辛いですが、出目は4でした

 

 

 

 

筒は自分の手元に置いておき(出目が変わらないようにそっと)、1〜4の内の好きな数字を一つ宣言します

「4」と言ったとします

 

 

 

各プレイヤーに、ダウトを掛ける権利が時計回りで一巡だけ巡ります

宣言された数字と、筒の中の出目が一致していないと思えば「ダウト」と言うのです

今回は誰もダウトを掛けなかったとしましょう

 

そうすれば、先程宣言した数字分のマス数だけ前進できます (吊橋の木片1枚が1マス分)

四歩分ですね

 

 

 

これで手番終了、次のプレイヤーへ

というのを繰り返していきます

 

出目がになったら、必ず嘘の数字を宣言しなくてはなりません

ドキドキ

因みに、出目で数字が出たとしても、嘘の数字を宣言してもOKです

例えば、出目が1だっとして、沢山進みたいから4と宣言してもよいのです

 

では、誰かが「ダウト」といった場合はどうなるか

カバさん「ダウト!」

 

 

 

 

ダウト宣言したプレイヤーが筒の中を覗き、嘘だったことが発覚したなら

 

 

 

 

 

ダウト宣言したプレイヤーは、嘘をついたプレイヤーの隊員コマを、「チャオチャオ〜♪」と言いながら吊橋から落とします

更に、

 

 

 

ダウト宣言したプレイヤーの隊員コマを、先程宣言された数字分進めることができるのです

 

 

 

 

因みに、「チャオチャオ」とは、

”チャオ – イタリア語の挨拶。親しい人に「こんにちは」「さようなら」の意味で使う。また、英会話においてもイタリア語からの借用語として特に意識されることなく同様にくだけた挨拶の表現として用いられる。
出典:Wikipediaより”

・・・イタリア語だったんですね

 

もし、ダウト宣言して嘘ではなかった場合は、逆にダウト宣言したプレイヤーの隊員コマを落とします

「チャオチャオー♪っと」

そして先程宣言した数字分だけ自分の隊員コマを進めます

 

 

隊員コマが落とされたり、ゴールした場合には、次の隊員コマを吊橋のスタート位置に置きます

 

 

 

 

ゴールした場合には、数字が印字されているマスの内の一番小さい空きマスに置きます

ゲームが終わった時には、この数字分の 勝利点 が手に入ります

よって、終盤でゴールした方が高得点を得られて逆転しやすくなる訳です

 

ゲーム終了条件は、全員の隊員コマが無くなったらです

 

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

 

”あと二歩でゴール”という状況で、出目が「1」だったので「泣きの1」宣言の振りをしてダウトを誘ったり

 

 

 

 

“自分はあと三歩でゴール”、且つ”相手もあと一歩でゴール”という状況だとして、出目が「✕」で、強気に「4」と宣言しても、相手はダウト失敗を恐れてダウトしてこなかったり

 

 

 

などなど、駆け引きが熱くて楽しい作品です

 

 

 

  • 定番 ブラフ ゲームの一つ
  • ルールは簡単で、比較的プレイ時間は短めなので、気軽にブラフゲームの緊張感を楽しめる
  • 3〜4人でパーティーゲームとして 2人なら真剣勝負で
  • 新装版の方は色合いが明るくなり、絵柄もポップ寄りになって手に取りやすくなった
  • 逆転も起こりやすいので最後まで楽しめるし、盛り上がる
  • 「チャオチャオ」言える