トゥーリアの踊る塔

ボードゲーム「トゥーリアの踊る塔/Touria」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Inka Brand氏、Markus Brand氏、Michael Rieneck氏、HUCH! & friends社に帰属します”

邦題 トゥーリアの踊る塔
洋題 Touria
作者 ・ブラント夫妻
Inka Brand (インカ・ブラント)
Markus Brand (マルクス・ブラント)
・Michael Rieneck (ミハエル・リーネック)
作者の作品 【ブラント夫妻】
・トゥーリアの踊る塔 (2016・Michael Rieneck共作)
・私の村の人生 (2015)
・ごきぶりループ (2015)
・ブルゲンランド (2014)
・ムラーノ島 (2014)
・ラボカ (2013)
・村の人生 (2011)
など
【Michael Rieneck】
・トゥーリアの踊る塔 (2016・ブラント夫妻共作)
・指輪物語:モルドールへの旅 (2015)
・グロッグアイランド (2014)
・フォルトゥナ (2011・Stefan Stadler共作)
・サンティアーゴデクーバ (2011)
・ゴッドファーザー (2010)
・大聖堂:カードゲーム (2010)
・豚小屋 ~クルフティンガー警部の最も難しい事件~ (2010)
・キューバ (2007・Stefan Stadler共作)
・王宮のささやき (2007)
・大聖堂 (2006・Stefan Stadler共作)
・80日間世界一周 (2004)
など
国内取扱メーカー ホビージャパン
発売年 ・原作 2016
定価 5616
プレイ人数 2 – 4
BGG ベスト人数 3 (推奨: 2 – 4 )
プレイ時間 60
対象年齢 10 以上
BGG プレイ感 1.75 / 5
BGG 評価 6.6 / 10
BGG 全体ランキング 4373 / 約13000
BGG ジャンルランキング
BGG カテゴリー 冒険、ファンタジー、ユーモア、中世、ルネサンス、旅
BGG メカニズム ポイント間移動
その他要素 坊主めくり-

※上記データは 2017/04 時点 最新BGGへ

 

 

ブラント夫妻とミハエル・リーネック氏の共作です

トゥーリアという踊る塔がある国で、私達は王女もしくは王子と結婚するために国内を奔走し、いち早く必要なものを集めて城に戻って求婚するのが目標です

必要なものというのは、

このハート トークン 7個と、

 

 

 

 

 

お金7金と、

 

 

 

 

 

様々な宝石があり、中でも黒い宝石は呪われているので、それを一切持っていない状態

 

 

 

 

以上の3つが条件です

 

 

 

こちらがメインボード

このマップ上を駆け巡ってハートなどをかき集め、

 

 

 

 

必要なものが揃ったら中央のお城に戻って、この沢山の扉を開けていきます(=めくる)

 

 

 

 

扉の反対面には様々な王子王女かその他かが描かれていて、王子王女の扉を開ければそのプレイヤーが勝者となってゲーム終了です

 

 

 

 

基本的には1手番で1つの扉しか開けられない為、王子王女を引き当てるまで坊主めくりする事になり、その間に他プレイヤーが追い付いてくるといったシステムになっています

王子王女ではない”その他”の絵柄をめくった場合、示されたリソースを支払えば追加でもう1つの扉を開けられます

一度開けた扉は閉じることはしない為、後から追い付いたプレイヤーは難なく勝利をかっさらっていくという事も往々にして起きます

たしかこれに似ているボドゲが別でありましたね
途中まで中々面白いのに最後は坊主めくりで台無しという・・・

しかしご安心下さい

ヴァリアントで、「坊主めくりをなくして、必要なものをいち早く城に持ち込んだプレイヤーを勝者とする」というルールでも遊べます

 

 

 

 

ゲームの流れについて

ゲーム終了するまで手番が巡り続けます

手番で出来る アクション としては8種類あるのですが、実際にはその内の2〜4種類の中から1つしか選べません

一体どういうことなのか

このような踊る塔が4つありまして、各面にはアクション(色)がそれぞれ描かれています

 

 

 

 

この塔4つをメインボードの四隅に配置し、各プレイヤーは全ての塔の(自分から見て)手前側一面だけが見える位置に座ります

 

 

 

 

プレイヤー目線の写真となるとこんな具合

4つの塔の手前側一面しか見えません

この今見えている面のアクションが、手番で出来るアクションなのです

手番では、この中から1つの塔を選んでそのアクションを実行し、

 

その塔を反時計回りに90度回転させて手番終了となります

なるほど、それで踊る塔という訳ですな

 

 

 

因みに、パッケージの塔をよーーく見てみるときちんと回ってます

 

 

 

 

 

 

 

 

アクションについて

8種類のアクションの色は、マップ上の丸いマスの色とリンクしています

 

 

 

 

 

アクションを実行する時は、必ず駒をその色のマス上まで移動させなければなりません

黄色アクションを選んだのなら黄色のマスへ、赤アクションなら赤マスへ、といった具合

そしてそのマスのアクションを解決します

移動させる時は最短距離でなくとも良く、敢えて遠回りしてもよいです

ただ、0〜3マスまでは無料なのですが、4マス目以降の移動だと1マスにつき1金が必要になります

 

移動する時に、宝石が置かれている鉱山マスを辿ってきた場合には、その宝石を無料で獲得する事が出来るので、状況によっては敢えて遠回りする訳です

 

 

 

そして特筆すべき事として、駒は全員共有でこの1個の駒を動かすという点です

他プレイヤーの移動がダイレクトに自分へと影響します

求婚するための必要なハートなどが揃った場合は、そのプレイヤーだけはこの駒から離れて城へと瞬間的に戻ったものとして扱われ、以降そのプレイヤーの手番では坊主めくりのみをする事になります

 

アクション内容を少し紹介しますと、

  • 宝石をお金やハートへ変換してもらう
  • 呪われた黒い宝石を捨てられる
  • 特殊効果を起こせる魔法のアイテムを得る

など

 

アクションはこんなところです

 

手番を続け、誰かが王子王女の扉を開けたらそのプレイヤーは結婚してゲーム終了となります

 

ルールはこんなところでしょうか

 

  • 何と言っても踊る塔によるアクション制限のメカニクスが目を引く
  • 全員共有の1個の駒を使う為、駒を移動させたら感謝されたりぼやかれたり
  • 手番が周ってきた時に初めて手を考える事になるが、8種類の アクション といっても実際には2~4種類の中から選ぶ為、そこまで ダウンタイム は長くならない筈