ボードゲーム「ノートルダム/Notre Dame」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当ページは、Stefan Feld氏、Ravensburger Spieleverlag社、が権利を所有する著作物を利用しております。
© Stefan Feld, © Ravensburger Spieleverlag”
邦題 | ノートルダム |
洋題 | Notre Dame |
作者 | Stefan Feld (シュテファン・フェルト) |
作者の作品 | ・ブルゴーニュ:カードゲーム (2016) ・ヨーヴィック(倉庫の街のリメイク) (2016) ・デルフォイの神託 (2016) ・アクアスフィア (2014) ・ラ・イスラ (2014) ・アメリゴ (2013) ・ボラボラ (2013) ・ブルージュ (2013) ・リアルト橋 (2013) ・ブルゴーニュ (2011) ・ストラスブール (2011) ・トラヤヌス (2011) ・ルナ (2010) ・倉庫の街 (2010) ・マカオ (2009) ・薔薇の名前 (2008) ・ドラゴンの年(ドラゴンイヤー) (2007) ・ノートルダム (2007) など |
国内取扱メーカー | メビウスゲームズ |
発売年 | 2007 |
定価 | 4800 |
プレイ人数 | 2 – 5 |
BGG ベスト人数 | 3 – 4 |
プレイ時間 | 45 – 75 |
対象年齢 | 10 以上 |
BGG プレイ感 | 2.75 / 5 |
BGG 評価 | 7.4 / 10 |
BGG 全体ランキング | 223 / 約13000 |
BGG ジャンルランキング | ストラテジー: 154 / 約1600 |
BGG カテゴリー | 経済、ルネサンス |
BGG メカニズム | エリアコントロール、カードドラフト、ポイント間移動 |
エラッタなど | – |
※上記データは 2018/12 時点 BGGへ
14世紀の終わり頃、疫病が蔓延するパリにて 私達は有力な市民となって 名声を得る事が目的です
シュテファン・フェルドの代表作の1つで、最初期の作品です
ゲーム終了時に勝利点がより高いプレイヤーが勝者となります
勝利点は 主に次の5つの要素があります
勝利点1: アクションカード
このようなアクションカードがありまして、
ゲーム中は手札として持ってプレイしていくのですが、カード効果によっては勝利点が得られるものがあります
勝利点2: ノートルダム
先程のアクションカードの中には、このようなノートルダムに効果を及ぼすカードがあります
これをプレイすると、
このメインボードの中央にあるノートルダムへ、
担当色のキューブ1個を置けます
その時にお金を1~3金 支払うと、金額に応じた勝利点が得られます
あと、3ラウンド毎にある決算フェイズにて、ノートルダム上に置いてあるキューブ数に応じて、キューブの持ち主は勝利点を得られます
勝利点3: 馬車
メインボードについてなのですが、
メインボード中央に置かれるノートルダムには このように色々な形があり、プレイ人数に応じたものを使う事になります
そしてノートルダム周囲に置かれる このようなマップボードがあり、
プレイ人数分のマップボードをノートルダムへ繋げます
そして、このような馬車トークン4枚を各自 受け取り、
自分の目の前のマップボード上に配置します
最後にこのような馬車コマを、
各自 自分の目の前のマップボードの中央マスへ配置します
これでメインボードの初期準備が完了
で、アクションカードの中には このような馬車コマを移動させるカードがありますので、これをプレイして、
馬車コマを移動させて、マップ上の馬車トークンを獲得していくのです
馬車トークンには 勝利点が得られるなどの恩恵があります
馬車コマは 他人の目の前のマップボード上へも移動していく事ができ、更にその人の色の馬車トークンも獲得が出来ます
勝利点4: 疫病
各マップボード上には このような疫病トラックがありまして、
ラウンド毎にどんどん上昇していく事になります
最大の「9」のマスを超えてしまうと、勝利点が減点され、更に他の手痛いペナルティも受けてしまいます
アクションカードの中には 疫病トラックを下げてくれるものがあるので、それらで上昇を抑えていきます
勝利点5: 人物カード
このような人物が描かれたカードがありまして、
ラウンド毎に 場に3枚並べられますので、1金を支払って そのカード効果を得られます
効果によっては 勝利点が得られるものがあります
勝利点の要素は 主に以上の5つです
ゲームの流れ
全9ラウンドを行ってゲーム終了となります
1ラウンド分は、次の5つのフェイズを順に行います
フェイズ1: 人物カードの準備
人物カード3枚が 場に並べられます
人物カードは1金を支払って恩恵を得られる と説明しましたが、それは後のフェイズ4の時に行えます
フェイズ2: ドラフトによるアクションカードの獲得
各プレイヤーへ配られるアクションカードは全9枚で、カード構成は全員同じです
各自のアクションカードは、それぞれ自分の手元に山札にしておきます
全員、その山札から3枚引いて手札にします
そして普通の ドラフト を3回分 行います
ですので 最終的な自分の手札は、自分の色のアクションカード1枚と、他プレイヤー2人分の色のカード2枚となり、他プレイヤーの色のカードであっても 普通に自分が使う事が出来ます
(このフェイズではドラフトをするだけで、カードはまだ使いません)
フェイズ3: アクションカードのプレイ
手番が2巡だけまわりますので、手番では 手札のアクションカード1枚をプレイし、その効果を解決します
フェイズ4: 人物カードの効果を使う
手番が1巡だけまわります
手番では、1金を支払って 場に並べられている人物カード1枚を選び、その恩恵を得ます
フェイズ5: 疫病の蔓延
人物カードの下部には、ネズミアイコンが0~3匹 描かれています
場の人物カード3枚のネズミの合計数分だけ、全員の疫病トラックが上昇します
因みに、疫病トラックが「9」のマスを超えたら手痛いペナルティがあると先述しましたが、ペナルティを受けたとしても疫病トラックはゼロには戻らず「9」のままです
疫病トラックの最大値は「9」にも関わらず 毎ラウンド5ぐらい上昇していきますので、終始ネズミの対処に追われ、ネズミ恐怖症となる事でしょう
以上のフェイズ5つを実行したら 1ラウンド分が終了となります
3ラウンド毎には ノートルダムの決算と、各自の(アクションカードの)捨札を元のプレイヤーへ返却して 再び手元へ山札にして置きます
全9ラウンド行ったらゲーム終了
勝利点がより高いプレイヤーが勝者です
アクションカードについて
いくつか紹介しますと、
アクションカード1: キューブを得る
各自、担当色のキューブを持っているのですが、ゲーム開始時には3個しか所持しておらず、残りは個人サプライとなっています
(個人サプライのキューブは まだ使えないキューブ)
このアクションカードをプレイする事により、
自分のマップボード上の該当エリア(プレイしたアクションカードと同じ絵柄のエリア)にキューブ1個を置き、そのエリア内のキューブ数と同じ数のキューブを 個人サプライから獲得できます
このカードを一回目に使った場合には、1キューブを置いて(消費して)1キューブを獲得するので意味はないのですが、
ゲームが進んで このようにそのエリア内にキューブが沢山置かれていると、獲得できるキューブもどんどん増えていく訳です
アクションカード2: お金を得る
基本的には先程の「キューブを得る」アクションカードとほぼ同じ考え方でして、このカードをプレイすると、
自分のマップボード上の該当エリア(プレイしたアクションカードと同じ絵柄のエリア)にキューブ1個を置き、そのエリア内のキューブ数と同じ数のお金を獲得できます
アクションカード3: 勝利点を得る
これも基本的には先述した「キューブを得る」「お金を得る」アクションカードとほぼ同じ考え方でして、このカードをプレイすると、
自分のマップボード上の該当エリア(プレイしたアクションカードと同じ絵柄のエリア)にキューブ1個を置き、そのエリア内のキューブ数と同じ数の勝利点を獲得できます
アクションカード4: 馬車コマを移動
これも基本的には「キューブを得る」などのアクションカードと大体 同じ考え方でして、このカードをプレイすると、
自分のマップボード上の該当エリア(プレイしたアクションカードと同じ絵柄のエリア)にキューブ1個を置き、そのエリア内のキューブ数と同じ数までの移動数を 馬車コマに適用できます
アクションカード5: 疫病トラックを下げる
このカードをプレイすると、
自分のマップボード上の該当エリア(プレイしたアクションカードと同じ絵柄のエリア)にキューブ1個を置き、疫病トラックを1つだけ下げます(そのエリア内のキューブ数は この時点では関係なし)
そして、フェイズ5の疫病トラックが上昇するフェイズの時に、このエリア内のキューブ数と同じ数だけ 疫病トラックを下げられます
アクションカード6: ノートルダム
このカードをプレイすると、
先述したように、メインボード中央のノートルダム上へキューブ1個を置き、その時にお金を1~3金支払えば その額に応じた勝利点が得られます
加えて、3ラウンド毎の決算時には、ノートルダム上のキューブ数に応じた追加の勝利点も得られます
決算後には、ノートルダム上のキューブは 全て持ち主の個人サプライの方へ戻ってきます
ルールはこんなところでしょうか
シュテファン・フェルトの最初期の代表作
カッツカツでヒリヒリする作品としてはトップクラスでしょう
マゾいプレイヤーの方は是非遊んでみて下さい
BGGランキングも高ランクです
あ、去年10周年記念版が発売されたみたいですね
日本で取扱ってるメーカーあるのかなー?