バザリ

ボードゲーム「バザリ/Basari」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Reinhard Staupe氏に帰属します”

邦題 ・バザリ
・バサリ
洋題 Basari
作者 Reinhard Staupe
作者の作品 ・クウィント:カードゲーム (2017・Bernhard LachとUwe Rapp共作)
・ザ・ゲーム:エクストリーム (2016・Steffen Benndorf共作)
・Xニムト (2016・Wolfgang Kramer共作)
・クイックス:カードゲーム (2014・Steffen Benndorf共作)
・バザリ カードゲーム (2014)
・ハバナ (2009)
・カウアバンガ (2007)
・バザリ (1998)
・ザ・バクダン (1998)
・ダビデとゴリアテ (1998)
など
国内取扱メーカー ニューゲームズオーダー(リメイク作)
発売年 ・原作 1998
・日本語版 2016
定価 3780
プレイ人数 3 – 5
BGG ベスト人数 4 (推奨: 3 – 4 )
プレイ時間 45
対象年齢 10 以上
BGG プレイ感 1.86 / 5
BGG 評価 6.8 / 10
BGG 全体ランキング 1229 / 約13000
BGG ジャンルランキング ・ファミリー: 288 / 約1500
ストラテジー: 649 / 約1600
BGG カテゴリー 交渉
BGG メカニズム 周回移動、セットコレクション、同時アクション選択
その他要素

※上記データは 2017/07 時点 最新BGGへ

 

 

バザリと呼ばれる東洋の市場にて、私達は宝石商となって豪商となるのが目標です

ゲーム終了時に 勝利点 がより多いプレイヤーが勝者となります

勝利点は次の4つの要素により得られます

 

勝利点1: 金貨アクションタイル

こちらがメインボードでして、

 

 

 

 

 

マスがオーバルトラックのようになっていて、

 

 

 

 

 

各プレイヤーのコマがマスに置かれています

 

 

 

 

 

各マスには数字が書かれていまして、これが貰える金貨の数です

金貨=勝利点と同意となります

 

 

 

 

各プレイヤーは、このようなアクションタイル3枚を持っていまして、

 

 

 

 

 

内1枚に「金貨を得る」というアクションタイルがありますので、これを使う事により自駒がいるマスの数字分(金貨数)の勝利点が得られます

 

 

 

 

 

 

 

勝利点2: 宝石の数が最多

ゲームはラウンド制なのですが、1ラウンド分が終わった時に、

このような宝石トークンの所持数を色毎に比べ、一番多く持っているプレイヤーだけが勝利点を得ます

因みに宝石は色によって形が異なっていて凝っています

 

 

 

宝石の色によって得られる勝利点は異なります

ですので価値が高い順に、赤 > 黄 > 緑 > 青 となっています

 

 

 

 

 

 

勝利点3: トラック一周

ゲーム開始時には自駒は任意のマスからスタートするのですが、そのスタート位置に目印として担当色ディスクが置かれます

 

 

 

 

ゲーム中はオーバルトラックを時計回りに進んでいくのですが、誰かの自駒がいち早く1周した場合に、そのプレイヤーだけは勝利点10点を得ます

因みに、誰かが1周したら1ラウンド分が終了し、各自現在自駒がいるマスへ担当色ディスクを置き直して新たなラウンドを開始します

この”トラック1周による勝利点10点”はラウンド毎に誰か1人が得られます

 

 

 

 

勝利点4: ダイスアクションタイル

先述した3枚のアクションタイルの内の1つに、「ダイスを降る」アクションのタイルがありますので、

 

 

 

 

これを使う事によりダイスを降って出目の数だけ自駒を進め、
更に「6 ー 出目」の数の勝利点を得られます

因みに、このダイスアクションタイルによるダイスロール以外にもダイスロールする機会があるのですが、その時には「6 ー 出目」の勝利点は得られません

あくまでもダイスアクションタイルを使った時だけ勝利点が得られます

 

 

 

勝利点の要素は以上の4つです

 

 

 

 

ゲームの流れ

全3ラウンド行ってゲーム終了となります

1ラウンド分は、誰かがオーバルトラックを1周するまで、次の2つのフェイズを順に繰り返します

 

フェイズ1: ダイスロールして自駒を進める

全員一斉にダイスロールし、各自の自駒を出目の分だけ進めます

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイズ2: アクションタイルの選択・解決

全員一斉にアクションタイル3枚の中から1枚を選び、目の前に伏せて出します

 

 

 

 

せーのっで公開し、

バッティングしていないアクションタイルを出したプレイヤーは、何事もなくそのアクションを解決します

 

 

 

もし1種類のアクションタイルを3人以上が出してしまったのなら、そのプレイヤー全員は何もアクションが出来ません

 

 

 

 

もし1種類のアクションタイルを2人が出してしまったのなら、そのプレイヤー同士で競り(後述)を行い、競り勝った者だけがそのアクションを行います

 

 

 

 

アクションタイルについて2枚分は既に説明しましたが、最後の1枚は宝石を獲得するアクションとなります

 

 

 

 

この宝石アクションタイルを使う事により、自駒がいるマスに描かれている宝石を獲得できます

 

 

 

 

それでは2人がバッティングした時の競りについてなのですが、競り勝った者がそのアクションタイルのアクション効果を行えます

ただ、競り勝った者が支払うコストは 競り負けた者へ支払われる為、いい塩梅で競り勝たないと逆に競り負けた方がお得になってしまう事があります

入札はお金ではなく宝石を使用し、どちらかが降りる宣言をするまで入札の権利がお互いに巡り続けます

 

 

 

全員がアクションタイルの解決を行ったら(バッティングした一部のプレイヤーを除く)このフェイズ2は終了し、誰かがオーバルトラックを1周していないのならまたフェイズ1から始めます
(今回使ったアクションタイルは各自手元に戻ってきます)

誰かが1周したら 1ラウンド分が終了です

そのプレイヤーは勝利点10点を得て、

 

 

 

そして全員の所持宝石数を色毎に比べて 最多プレイヤーだけが勝利点を得ます

 

 

 

 

ただ その最多プレイヤーはその後に所持宝石をいくつか捨てなければならない為、次のラウンドでは他プレイヤーに追い抜かれる可能性がやや高くなるシステムになっています

 

 

 

各自現在自駒がいるマスへ担当色ディスクを置き直して新たなラウンドを開始します

 

ラウンドを続け、3ラウンドを行ったらゲーム終了

勝利点がより多いプレイヤーが勝者となります

 

 

 

 

シンプルルールで バッティング &競りを楽しめる 中量級 ボドゲの名作です

ルールはこんなところでしょうか

 

 

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