パルサー2849

ボードゲーム「パルサー2849/Pulsar 2849」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当ページは、Vladimír Suchý氏、Czech Games Edition社、が権利を所有する著作物を利用しております。
© Vladimír Suchý, © Czech Games Edition

邦題 パルサー2849
洋題 Pulsar 2849
作者 Vladimír Suchý
作者の作品 ・パルサー2849 (2017)
・おかしな遺言 (2011)
・20世紀 (2010)
など
国内取扱メーカー  ホビージャパン
発売年 ・原作 2017
・日本語版 2018
定価 6480
プレイ人数 2 – 4
BGG ベスト人数
プレイ時間 60 – 100
対象年齢 14 以上
BGG プレイ感 3.26 / 5
BGG 評価 7.8 / 10
BGG 全体ランキング 496 / 約13000
BGG ジャンルランキング ストラテジー: 240 / 約1600
BGG カテゴリー 宇宙探査
BGG メカニズム ダイスロール、ポイント間移動、プレイヤー別特殊能力
その他要素 SF
エラッタなど

※上記データは 2018/05 時点 BGGへ

 

 

ダイスを使って銀河開拓を行っていくゲームです

チェコゲームズはいつも変なとてもユニークな作品を出してくれるので期待していたのですが、ルールを読むと普通で、肩透かしをくらいました

チェコゲームズで普通のゲーム・・・逆に新鮮ですね!

作者は 過去に「20世紀」や「おかしな遺言」を作ったSören Meding氏です

おや、とてもユニークなタイトルが1つ入っていますね

しかし今作ではいたって普通に作り上げたようです

 

 

勝利点 をより多く稼いだプレイヤーが銀河を支配します

勝利点の獲得方法は多岐に渡るので、おいおい説明していきます

 

 

ゲームの流れ

全8ラウンドを行ってゲーム終了です

1ラウンド分は、次の3つのフェイズを順に実行してラウンド終了となります

 

フェイズ1: ダイス獲得

まず、スタピ が代表して 全てのダイスを振ります

 

 

 

 

 

このような共有のボードがあり、下半分にはダイスを置くスペースが描かれています

各スペースには うっすらと出目が描かれていて、1の出目のスペースには1のダイスを置く、2なら2のダイスを置く、という事を示していますので、

 

 

先程振ったダイスが各スペースへ置かれます

 

 

 

 

 

そして、ダイスの個数がほぼ半分ずつになる境目の所へ、目印として黄色の中央マーカーというものを置きます

(境目を決めるルールは少し細かいので割愛します)

 

 

 

次に、手番が いわゆる カタン方式 で巡ります

(手番が手番順に1巡まわり、続いて手番順と逆順でもう1巡まわるのです)

手番では、好きなダイス1個だけを獲得します

手番は2巡まわる訳ですから、各プレイヤーは合計で2個のダイスを獲得します

 

ダイスの説明は一旦後にし、このボードの上半分の説明をします

上半分には3つのトラックがあり、左上のは手番順トラックです

各プレイヤーのマーカーが置かれていて、左から右へと手番順が巡ります

 

 

そのすぐ右には、各ラウンドでの手番順を決める為の イニシアチブトラックがあります

このイニシアチブトラックで より左にあるプレイヤーマーカーから順に、次ラウンドで手番が巡ってきます

先手番なほど優位に立てます

写真では、次ラウンドでは黄→青→赤→緑の順となります

 

そのすぐ下には 工学トラックというものがあり、各プレイヤーのマーカーが置かれています

ここも より左にあるほど優位で、ラウンド毎に 左から1~2番目のプレイヤーへ対して、

 

 

 

このような工学キューブが報奨として与えられます

工学キューブは、勝利点を獲得する為や、アクション数を増やす為に使えます

 

 

 

で、ダイスの話に戻りますが、実は ダイス1個をスペースから獲得した時には、イニシアチブトラックか工学トラックが増減する可能性があるのです

 

 

 

 

中央マーカーより左にあるスペースからダイスを獲得した場合には、イニシアチブトラックか工学トラックの どちらかの自分のマーカーを選んで、左へ移動させます

移動数は、中央マーカーから ダイスを獲得したスペースまでのスペース分です

写真では、中央マーカーから3スペース離れた1の出目を獲得したので、トラックのマーカーを3つ左へ移動させてます

 

中央マーカーより右にあるスペースからダイスを獲得した場合には、イニシアチブトラックか工学トラックの どちらかの自分のマーカーを選んで、右へ移動させます

移動数は、やはり中央マーカーから ダイスを獲得したスペースまでのスペース分です

写真では、中央マーカーから1スペース離れた5の出目を獲得したので、トラックのマーカーを1つ右へ移動させてます

 

中央マーカーがあるスペースからダイスを獲得した場合には、トラックのマーカーは移動させられません

 

 

 

 

因みに、イニシアチブトラックと工学トラックの右端の方までマーカーが行ってしまうと、ペナルティとして勝利点を減点されてしまいます

 

 

 

 

 

このフェイズ1は以上です

 

要約すると、

スタピ が代表してダイスを振る

カタン方式 で手番順が巡る(手番が2順まわる)

・手番ではダイス1個を獲得する

・もし中央マーカーから離れたダイススペースからダイスを獲得したのであれば、イニシアチブトラックか工学トラックのマーカーを増減させる

です

 

 

フェイズ2: ダイスアクション

手番が1順だけまわります

手番では、先ほど獲得したダイス2個を使ってアクションを実行します

アクションの種類は次の5つで、各アクションを実行するには獲得したダイス1個を支払います

(ですので、手番では2アクション分 実行できるという事です)

同じアクションを続けて2回 行ってもOKです

 

因みに、各アクションを実行する時には このような出目修正トークンを1枚だけ使う事も出来ます

 

 

 

 

 

 

アクション1: 探査船の移動

このような惑星系タイルがありまして、片面にはいくつかの惑星が描かれていて、

 

 

 

 

反対面は未発見状態で中身の惑星が見えません

 

 

 

 

 

こちらのメインボードのマップ上に、

 

 

 

 

 

先程の惑星系タイルが未発見状態(伏せられた状態)で並べられています

 

 

 

 

 

各プレイヤーはこのような探査船を1個ずつ受け持っていて、

 

 

 

 

 

マップ上に探査船が置かれています

 

 

 

 

 

ダイスを1個支払い、その出目の数ぴったりだけ探査船を移動させられます

5の出目なら ぴったり5移動させなければなりません

 

 

 

惑星系タイルを通過したり、止まったりした時には、未発見の惑星系タイルはめくられ、

 

 

 

 

描かれている惑星の上に、担当色のマーカーが置かれます

このマーカーは自分の基地が建てられた事を示していて、その惑星系タイルに描かれている報奨を得たり、ゲーム終了時には 基地数に応じて勝利点がドカンと入ってきたりします

(因みに、惑星にマーカーを置く時のルールが結構 複雑ですので、遊ぶ時は要注意です)

 

惑星系タイル以外にも、このようなパルサーというマスもマップ上にあります

因みに、パルサーというのは、パルスを発している天体、なんですかね?

wikiを見ても全く分かりませんでした

 

探査船がパルサーマスに止まった時には(通過はダメ)、

 

このようなリングを各自 持っていますので、

 

 

 

 

 

そのパルサーにリングをはめ、自分の所有物となった事を示します

パルサーはこのままだと、ゲーム終了時に微々たる勝利点しかもたらしてくれません

この後説明するパルサー開発アクションを行う事で、大きな勝利点を与えてくれるようになります

 

 

 

アクション2: パルサーの開発

パルサー開発により勝利点を多く貰えると言いましたが、完成させるまでがやや大変になっています

開発アクションを2回分 行ってようやく完成となるのです

 

このようなジャイロダイントークンが、

 

 

 

 

 

サプライ に置かれていますので、

 

 

 

 

 

トークン置き場に示されている出目のダイス1個を支払い、ジャイロダイントークン1枚を獲得し、手元に持っておきます

 

 

 

 

持っているジャイロダイントークンは、手番中にフリーアクションで 自分のパルサー上に乗せられます

この状態ではまだ未完成でして、ジャイロダイントークンには出目が描かれていますので、

 

 

その示された出目のダイス1個を支払う事により、そのジャイロダイントークンが裏返され、ようやく完成となるのです

完成されたパルサーは、毎ラウンド 大きな勝利点を与えてくれるようになります

 

 

因みに、ジャイロダイントークンは3種類あって、同じ種類をいち早く2つマップ上へ置いたプレイヤーへは、報奨として追加の勝利点が得られるタイルを獲得できます

 

ジャイロダインというのは、恐らくパルサーを利用して何かの物体をパルサー周囲に回転させ、エネルギーを生み出す技術っぽいです

 

 

 

アクション3: エネルギー伝送機の建設

このようなエネルギー伝送器タイルがありまして、

 

 

 

 

 

サプライとして3枚だけ公開されていて、残りは山札になっています

 

 

 

 

 

伝送機タイルには出目がいくつか示されていますので、その内の1つ分の出目のダイス1個だけを支払い、タイルを獲得します

 

 

 

 

先ほど支払った出目の上へ、

 

 

 

 

 

支払済を示す為のトークンを置きます

このままでは伝送機は未完成の状態でして、何も意味を持ちません

 

 

 

 

描かれている残りの出目のダイスを支払い、支払済トークンで埋めきる事により完成となり、

 

 

 

 

伝送機タイルが裏返され、示されている報奨を得られます

報奨は勝利点だったり、工学キューブだったり、パルサーを得たり、探査船をワープさせられたり、などなど

 

 

 

で、この伝送機、実はタイル同士をこのように繋げる事が出来ます

完成面同士で繋がると、境目の所に赤ダイスが浮き彫りとなり、その出目のダイス1個を獲得したとみなされます(=アクション数が増える)

この赤ダイスは、浮き彫りにさせた時の1回だけしか使用できませんが・・・

 

 

 

アクション4: 本社で仕事をする

このような個人ボードがありまして、各自1枚ずつ持っています

ボードには本社の仕事アクションが描かれていて、ボード毎にアクション内容が異なっています

因みに、裏・表でも違うアクション内容になっています

 

示されているダイス1個を支払い、示されている本社アクションを実行できます

 

 

 

 

各本社アクションはゲーム中に各1回だけしか実行できませんので、実行したら実行済の目印としてトークンを置いておきます

 

もう1つルールがありまして、本社アクションはピラミッド状に描かれていて、上のアクションほど強いのですが、

 

上にあるアクションを行うには、そのアクション(の絵柄)を支えている下のアクションを実行済にしておく必要があります

写真の2段目の指差しているアクションを行うには、そのアクションの絵柄を支えている下の2つのアクションが実行済でなければなりません

 

本社アクションの効果は、勝利点が得たり、工学キューブを得たり、ダイスを得たり(=アクション数を得る)、探査船の移動+移動経路に応じた追加の勝利点を得たり、などなど

 

 

 

アクション5: 技術の特許を取得

このような特許ボード(共有のボード)がありまして、

 

 

 

 

 

ゲーム開始前に3枚選び、その3枚が縦に連なるように置かれます

因みに、裏・表で違う内容になっているので、結構な数の組み合わせがあります

この3枚は現ラウンド数を示すボードにもなっていて、最下段の左側にラウンドマーカーが置かれます

 

特許ボードは8段ありまして、全8ラウンドですので、ラウンドが進む毎に1段ずつラウンドマーカーが上がっていく訳です

 

 

 

 

取得できる特許は、ラウンドマーカーがある段以下のものに限られ、示されている出目のダイス1個を支払い、示されている特許アクションを実行します

(出目が2つ示されている所があるが、支払うのはダイス1個でよい)

特許アクションの効果は、工学キューブを得たり、アクション数を得たり、ゲーム終了時に示されている条件を達成していれば追加の勝利点を得たり、などなど

 

各特許アクションは 最初の2人までしか実行できない為、実行したら目印として担当色のトークンを置いておきます

 

 

 

 

 

アクションは以上の5つです

 

このフェイズ2を要約すると、

・手番が1巡だけまわる

・手番では、フェイズ1で獲得したダイス2個を使い、上記の5種類のアクションを2回分 実行する

・1回のアクションにつき、示されている出目のダイス1個を支払う

です

 

因みに、フェイズ1で全員がダイスを2個ずつ取り終わったら ダイスが1個余るのですが、フェイズ2の手番中に工学キューブを4個支払う事により、この余ったダイス1個の出目を使って追加のアクションを実行できます

(余ったダイスを使ったとしても、このダイスはボード上に残ったままで、他プレイヤーも使えます)

 

 

 

フェイズ3: 後処理

イニシアチブトラックを見て 手番順を変更したり、工学トラックを見て 報奨の工学キューブを配分したり、完成済みパルサーから勝利点を得たり、次ラウンドの準備をしたり、などなど

 

 

以上の3つのフェイズを順に実行したら、ラウンド終了です

全8ラウンドを行ってゲーム終了

終了時には、以下のような様々な得点計算を行い、その後 勝利点を比べて銀河の覇者を決めます

終了時の得点計算:

・示されている条件達成による追加の勝利点

・マップ上の基地数

・未完成のパルサーや、余ってしまった工学キューブ

・現在の手番順による追加の勝利点

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

流れをまとめますと、

 

・全8ラウンドを行ってゲーム終了

・1ラウンド分は、次の3つのフェイズを順に実行してラウンド終了

フェイズ1: ダイス獲得

スタピ が代表してダイスを振る

カタン方式 で手番順が巡る(手番が2順まわる)

・手番ではダイス1個を獲得する

・もし中央マーカーから離れたダイススペースからダイスを獲得したのであれば、イニシアチブトラックか工学トラックのマーカーを増減させる

フェイズ2: ダイスアクション

・手番が1巡だけまわる

・手番では、フェイズ1で獲得したダイス2個を使い、下記の5種類のアクションを2回分 実行する

・1回のアクションにつき、示されている出目のダイス1個を支払う

・フェイズ1後には、誰にも取られなかった余りダイスがあるので、工学キューブ4個 支払ってその出目を使用できる

・アクションは以下の5種類

・探査船の移動:
 マップ上を移動して基地を建てたり、パルサーを獲得したり
 ゲーム終了時には、基地数による追加の勝利点も

・パルサー開発:
 獲得したパルサーを開発し、完成までこぎつけると 毎ラウンド勝利点を得られる

・伝送機の開発:
 伝送機タイルを獲得し、完成までこぎつけると、様々な報奨を得られる
 完成済のタイルを繋げると、赤ダイスが浮き彫りになって追加アクションを得られる

・本社のお仕事:
 個人ボードの本社アクションで様々な報奨を得る
 ピラミッド型で、下にあるアクションから実行する必要がある

・特許の取得:
 特許を得て様々な報奨を得る
 取得は最初の2人まで

フェイズ3: 後処理

・完成したパルサーから勝利点を得たり、次ラウンドの準備をしたり

 

・以上の3つのフェイズを順に実行したら、ラウンド終了

・全8ラウンドを行ってゲーム終了

・終了時には様々な得点計算を行い、その後 勝利点がより高いプレイヤーの勝利

 

以上です