ボードゲーム「フォールアウト ボードゲーム/Fallout」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当ページは、Andrew Fischer氏、Nathan I Hajek氏、Bethesda社、Fantasy Flight Games社、Hobby JAPAN社、が権利を所有する著作物を利用しております。
© Andrew Fischer, © Nathan I Hajek, © Bethesda, © Fantasy Flight Games, © Hobby JAPAN”
邦題 | フォールアウト ボードゲーム |
洋題 | Fallout |
作者 | ・Andrew Fischer ・Nathan I Hajek |
作者の作品 | 【Andrew Fischer】 ・フォールアウト など 【Nathan I Hajek】 ・フォールアウト ・ディセント 拡張 など |
国内取扱メーカー | ホビージャパン |
発売年 | ・原作 2017 ・日本語版 2018 |
定価 | 7560 |
プレイ人数 | 1 – 4 |
BGG ベスト人数 | 1 – 2 |
プレイ時間 | 2 – 3 |
対象年齢 | 14 以上 |
BGG プレイ感 | 2.96 / 5 |
BGG 評価 | 7.2 / 10 |
BGG 全体ランキング | 889 / 約13000 |
BGG ジャンルランキング | テーマ: 211 / 約850 |
BGG カテゴリー | アドベンチャー、探検、SF、ビデオゲーム |
BGG メカニズム | アクションポイント制、エリア移動、ダイスロール、ハンドマネジメント、組立式ボード、ロールプレイ、ストーリーテリング、キャラクター別特殊能力 |
その他要素 | 原作モノ |
エラッタなど | 公式サイトへ |
※上記データは 2018/10 時点 BGGへ
人気FPSゲームのボードゲーム化です
Ⅳまで出ている人気作で、FPS・RPG・ヒャッハーな荒廃世界・オープンワールドなどの要素があります
因みに私はFPSが苦手なので、テレビゲームの方はやった事がなく、動画を少し見ただけです汗
テレビゲームの方は次回作「フォールアウト 76」が発売されるみたいですね
- フォールアウト: Wikipedia、Google動画検索
さて、ゲームの目標は 自分の影響力ポイントを上げていく事です
影響力ポイントが既定値に達したら、そのプレイヤーが勝者となってゲーム終了です
このような指針カードというものがあり、条件が書かれていて、その条件を達成していれば影響力ポイントを獲得できます
指針カードは、ゲーム開始時に各プレイヤーへ1枚ずつ配られ、ゲーム中にクエストを達成したりして増やしていく事も出来ます
持っている指針カードは内容は秘密にしておき、更に条件を達成しても特に申告する事はありません
影響力ポイントが勝利の既定値に達したら、いきなり勝利宣言をして勝利となりますので、他プレイヤーの影響力ポイントがいくつなのかがゲーム中は分からないのです
ゲームの流れ
ゲーム終了となるまで手番が巡り続けます
手番が一巡する度に、敵のターンとなって敵が徘徊します
プレイヤーの手番では、主に以下の5つのアクションから2アクション分行って手番終了となります
アクション1: 移動
このゲームにはシナリオが4つ入っていまして、ゲーム開始前に1つのシナリオを選択する事になります
シナリオカードの裏面にはマップ配置図が描かれていて、
このマップタイルが、
配置図通りに配置されます
こちらがプレイヤー駒となるフィギュアで、各自1個ずつ受け持ち、
マップ上に置かれています
1枚のマップタイルには、境界線が何本か引かれていて、
移動アクションを行うことで、この境界線を越えられます
1回の移動アクションで、2本分の境界線を越えられます
エリアによっては、2本分の境界線とみなされる赤い境界線エリアや、
被爆ダメージを受けてしまう緑エリアなどがあります
アクション2: 探索
未探索のマップタイルは伏せられているのですが、
探索アクションをする事で、自分のいるエリアに隣接している未探索マップタイル1枚をめくれます
アクション3: クエスト
クエストカードというものが何枚か公開されていて、カードに書かれている条件を達成していれば、クエストアクションを行ってそのカードを解決する事が出来ます
クエストによっては、わざわざクエストアクションを行わなくとも、条件を達成したら自動的に達成した事になるクエストもあります
解決する事で、そのプレイヤーは恩恵を得られたり、次のクエストカードが追加で公開されたりなどして、シナリオが進んでいきます
例えば、「〜を倒せ」というクエストカードが公開されていて、その者を倒せたら戦利品を得て、「次の標的の情報を聞き出した!見つけ出して地獄に落とせ!」というような新たなクエストカードが追加で公開される、といった具合です
アクション3: 遭遇
特定のエリア(施設・ランドマークなど)にいる場合、遭遇アクションが行なえます
遭遇カードというものが2山分積まれていて、
遭遇アクションを行うことで1枚引き、
(自駒のいるエリアによって どちらの山から引くかが変わる)
右隣りのプレイヤーに渡して内容を読み上げてもらいます
内容は、状況・選択肢・成功結果・失敗結果が書かれていて、右隣りプレイヤーには状況・選択肢だけを読み上げてもらいます
手番プレイヤーは、好きな方の選択肢を声に出し、右隣りプレイヤーに成功・失敗の結果判定をしてもらいます
時には、TRPG のようにダイスを振って結果判定を決める事もあります
因みに、遭遇カードの山は ゲーム開始時には初期カードが数枚積まれているだけですが、達成したクエストカードによって新たな遭遇カードが山札に追加されます
なので、シナリオによって遭遇カードの内容も異なってきます
アクション4: 戦闘
このような様々な敵が、
マップ上にいまして、
敵と同じエリアにいれば、戦闘アクションを行う事が出来ます
(遠距離武器を装備していれば隣接エリアから攻撃する事も可能)
戦闘ではダイス3個を振って判定します
血痕マーク1つにつき、敵から1ダメージを負います
敵へのダメージですが、敵トークン左下には耐久値と有効部位が描かれていて、
敵への有効部位と同じ部位の出目になれば、そのダイス1個につき1ダメージを与えられます
相手の耐久値以上のダメージを負わせれば戦闘に勝利して経験値を得られます
敵へのダメージは蓄積はしませんので、一回の戦闘で倒しきらないといけません
武器・防具を装備していれば、ダイスを振り直せたり、追加ダメージを与えられたり、敵からのダメージを軽減できたりします
また、仲間を引き連れる事もでき、色々と役に立ってくれますよ
経験値を得る事で、こちらのプレイヤーボード左上のトラックの白マーカーが右へと進み、
進みきったらレベルアップします
(白マーカーは左端へ戻る)
レベルアップすると、このようなS・P・E・C・I・A・Lと書かれたいずれかのトークンを得られ、
プレイヤーボード左上にハメ込みます
このトークンがある事で、戦闘時や遭遇カードの結果判定時にダイスを振り直せたりします
プレイヤーボード下半分のトラックが体力値(赤ペグ)兼被爆値(緑ペグ)です
被爆値(緑ペグ)が上がり、体力値(赤ペグ)が下がってきて、
もし同値になった場合には、プレイヤーは死亡します
が、すぐに拠点から復活する事が出来ます
(若干のペナルティーは受ける)
主なアクションは以上です
手番では、上記アクションから2アクション行って手番終了です
手番が一周したら敵のターンで、敵は近くのプレイヤーめがけて近づいてきて戦闘を挑んで来ます
敵のターン終了後、再び手番をまわしていきます
ゲームを続け、影響力ポイントが既定値に達したプレイヤーは勝利宣言し、そのプレイヤーが勝者となってゲーム終了です
実は、各シナリオには必ず2つの勢力が登場し、各勢力も影響力ポイントを高めようとしてきます
いずれかの勢力の影響力ポイントが既定値に達してしまうと、全プレイヤーが敗北となってしまいます
ゲーム中は、各プレイヤーはいずれかの勢力に肩入れする事も出来ます
肩入れする事で、その勢力の敵トークン(=味方)からは襲われなくなったり、指針カードによっては「〜の勢力に肩入れすれば影響力ポイント〜点加算」といったものがあり、勝利に近づく事になります
他には、プレイヤーの属性が変化して、迫害対象・崇拝対象・薬物中毒・人造人間・スーパーミュータントなどになる要素もあります
因みに、お金は瓶コーラのキャップ
「ヒットザロード」でもありましたね
ルールはこんなところでしょうか