ミステリウム

ボードゲーム「ミステリウム/Mysterium」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当ページは、Oleksandr Nevskiy氏、Oleg Sidorenko氏、Libellud社、が権利を所有する著作物を利用しております。
© Oleksandr Nevskiy, © Oleg Sidorenko, © Libellud

邦題 ミステリウム
洋題 Mysterium
作者 ・Oleksandr Nevskiy
・Oleg Sidorenko
作者の作品 【Oleksandr Nevskiy・Oleg Sidorenko】
・ミステリウム (2015)
・マイハッピーファーム (2011)
など
国内取扱メーカー ホビージャパン
発売年 ・原作 2015
・日本語版 2015
定価 7344
プレイ人数 2 – 7
BGG ベスト人数 5 – 6 (推奨: 3 – 7 )
プレイ時間 42
対象年齢 10 以上
BGG プレイ感 1.93 / 5
BGG 評価 7.5 / 10
BGG 全体ランキング 130 / 約13000
BGG ジャンルランキング ファミリー: 16 / 約1500
テーマ: 45 / 約850
BGG カテゴリー 推理、殺人・ミステリー、パーティーゲーム
BGG メカニズム 協力プレイ、ハンドマネジメント、パターン認識
その他要素 完全協力、連想、非対称
エラッタなど 公式サイトへ

※上記データは 2017/08 時点 最新BGGへ

 

 

とても変わった趣向の作品でして、親役と子役に分かれて 協力して謎を解いていく推理ゲームです

「ディクシット」に少し似ています

 

時は1920年、スコットランドヤードにある とある洋館

30年前に その館で死亡者が出たのですが、殺人であるにも関わらず 事故死として片付けられてしまいました

被害者は成仏できずに幽霊(親役)となり、館に集まってくれた霊能者達(子役)へ 真犯人を探り当ててもらう為(=ゲームの目標)に幻視を送ります(=ヒントを与える)

霊能者達は真犯人を解明する事ができるでしょうか、という設定です

 

 

 

 

ゲームの流れ

幽霊役の目の前には、このような どでかい衝立てが置かれまして、

 

 

 

 

 

霊能者役はその反対側に座ります

 

 

 

 

 

このような人物カードと、場所カードと、凶器カードがありまして、

 

 

 

 

 

それぞれ規定枚数分をランダムに抜き出し、霊能者側に表面で並べます

残りのカードはゲームから除外します

(抜き出した人物・場所・凶器カードそれぞれは、必ず霊能者側プレイヤー人数よりも多い枚数となります)

 

 

先程の人物・場所・凶器カードと全く同じ構成のカードがもう1組ありますので、

 

 

 

 

霊能者側に並べられているカードと全く同じカードを抜き取り、幽霊側にも渡します

残りのカードはゲームから除外します

 

 

 

幽霊側は、抜き取ったカードを種類別にシャッフルし、この衝立て裏に描かれた各霊能者カラーの所へ、霊能者1人につき人物1枚・場所1枚・凶器1枚となるよう表面で(ランダムに)挿し込んでいきます

(参加していないカラーの霊能者の所へはカードを挿さない)

 

挿し終わるとこんな感じです

霊能者の人数よりも多くカードを受け取っている訳ですから、必ずカードが残ります
その残ったカードはゲームから除外します

(除外する時は、絶対に霊能者達にはカードの中身を見られてはいけません)

この差し込んだカードを 各霊能者達に当ててもらう事が当面の目標となります

 

 

ここからゲームスタートで、ゲームは全7ラウンド行うのですが、その間に全霊能者が自分に割り当てられているカードを完璧に解明しなければなりません

もし出来なければ、全員が敗北です

もし出来たならば、その後に真犯人を解明しなければなりません(今までは容疑者を解明していたのです)

真犯人も見事解明できれば、全員が勝利です

 

 

それでは1ラウンド分の流れですが、次の フェイズ 2つ分を順に行ってラウンド終了となります

フェイズ1: 幻視を送る

最初はまず人物を解明するのが目標です

「ディクシット」のような ぼんやりした絵柄のカード(以降幻視カード)がありまして、

 

 

 

 

山札になっていますので、幽霊はそこから7枚引いて手札にします

 

 

 

 

 

幽霊は霊能者1人を選び、その霊能者に割り当てられている人物カード、

 

 

 

 

 

その人物カードに連想すると思う幻視カードを1枚以上手札から抜き取り、

 

 

 

 

 

その霊能者へ渡します

「黄色プレイヤーへ この2枚を渡します」

幻視カードを渡された霊能者は、そのカードから連想される人物を、場札から探す訳です

例えば、「料理長」の人物であれば、食べ物や調理器具が描かれている幻視カードを渡せば伝わるかと思います

あそうそう、幽霊はヒントとなるような事を喋ったり、リアクションを取っては駄目です

霊能者側は相談してもOKです

 

霊能者は、自分に割り当てられていると思う人物カードの上に、自駒を乗せます

 

 

 

 

幽霊は幻視カードの山札から、手札が7枚になるまで引いて補充し、

 

 

 

 

 

今度は他の霊能者を1人選んでその霊能者へ幻視カードを渡す、という具合に繰り返し、霊能者全員に幻視カードを渡します

 

 

 

 

霊能者全員が 自駒を場札の人物カード上に置いたら、次の正誤判定フェイズへ移ります

 

 

 

 

 

 

 

フェイズ2: 正誤判定

幽霊は、各霊能者の自駒が正解の人物カード上に乗っているかどうかを答えていきます

「赤プレイヤーは正解、青・黄プレイヤーは不正解です」といった感じ

正解した霊能者だけ、次は(自分に割り当てられた)場所カードを解明するのが目標になります

不正解の霊能者は、人物カードを解明しない限りは 次の場所カード解明には進めません

(ゲームが進んで、場所カードも解明できた霊能者は、最後に凶器カード解明に進みます)

 

 

 

以上の2つのフェイズを行ったら1ラウンド分が終わります

ラウンドを続け、全7ラウンドまでに全霊能者が(各自に割り当てられた)人物・場所・凶器カードを解明できていなければ、ここで全員敗北となります

全員解明できていれば、最後の真犯人解明に進みます

 

 

 

真犯人の解明

衝立て裏の人物・場所・凶器カードと全く同じ構成になるように、霊能者側の場札を整理します

人物1枚・場所1枚・凶器1枚で1セットの容疑者が、霊能者の人数分並べられている訳です

この中の1セット分が真犯人となります

どれが真犯人なのかといいますと、幽霊が任意の1セットを選べます

 

セット毎に番号が割り振られますので、

 

 

 

 

 

幽霊は、心の中で選んだ1セットの番号が書かれたトークンを 場に伏せて置きます(これが答えの番号の1セットですね)

 

 

 

 

そして幽霊は、答えの1セットのヒントとなる幻視カードを 手札からぴったり3枚選んで霊能者側に伏せたまま渡します

この時の幻視カード3枚は、1枚は人物へのヒント、1枚は場所へのヒント、1枚は凶器へのヒントとなるよう 幽霊は選ばなければなりません

 

実は先の7ラウンド分の出来不出来によって、各霊能者の霊力というか腕前というか レベルのようなものが決まっています

 

 

 

 

幽霊から渡された幻視カードをまず1枚だけめくります

(このめくられた幻視カードは、人物・場所・凶器のどれに対してのヒントなのかが 分からない訳ですね)

レベルが低い霊能者は、この時点で答えの番号を決めねばなりません

 

その霊能者は答えの番号のトークンを伏せて置いておきます

 

 

 

 

 

次に2枚目の幻視カードをめくります

レベルが普通の霊能者は、この時点で答えの番号を決めねばなりません

 

 

 

 

その霊能者は答えの番号のトークンを伏せて置いておきます

 

 

 

 

 

最後の幻視カードをめくります

レベルが高い霊能者は、この時点で答えの番号を決められます

 

 

 

 

その霊能者は答えの番号のトークンを伏せて置いておきます

 

 

 

 

 

せーのっで全霊能者が置いた番号トークンを公開し、1人1票の投票制として集計します

最も票が多かった番号のセットが、霊能者側が導き出した回答となります

 

 

 

幽霊が置いた番号トークンをめくり、答え合わせをします

正解していたら全員の勝利です

 

 

 

 

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

難易度設定が可能ですので、慣れてきても高難易度で遊ぶ事が出来ますよ

あと エラッタ がありますので、遊ぶ前には公式サイトを参照して下さい

今回の説明は難しくて上手く書けなかったので 読んでて分かり難かったと思います
すみませんでした