ボードゲーム「レイルロードレボリューション/Railroad Revolution」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当作品の画像の著作権は、
Marco Canetta氏、Stefania Niccolini氏、What’s Your Game?社に帰属します”
邦題 | レイルロードレボリューション |
原題 | Railroad Revolution |
作者 | ・Marco Canetta ・Stefania Niccolini |
作者の作品 | 【Marco Canetta】【Stefania Niccolini】 ・レールロードレボリューション (2016) ・春秋戦国 (2014) など |
国内取扱メーカー | ホビージャパン |
発売年 | 2016 |
定価 | 7992 |
プレイ人数 | 2 – 4 |
BGGベスト人数 | - (推奨: 2 – 4 ) |
プレイ時間 | 45 – 90 |
対象年齢 | 12以上 |
BGG重さ具合 (高い程重量級) |
2.92 / 5 |
BGG評価 | 7.7 / 10 |
BGG全体ランキング | 1356 / 約13000 |
BGGジャンルランキング | ストラテジーゲーム: 609 / 約1600 |
BGGカテゴリー | 鉄道 |
BGGメカニズム | デック/プールビルディング、ルート/ネットワーク、建築 |
その他要素 | 株 |
※上記データは 2017/01 時点 最新BGGへ
時は19世紀、アメリカでの鉄道革命をテーマにしたボードゲームです
株の要素がありますが、すーぱーかんたんですので株が苦手の方はご安心下さい
株好きの方は泣かないで下さい、ハンカチ貸してあげます
このような電信株式タイルがありまして、各プレイヤーは最初はいくつか持っています
ゲーム中には、報酬としてこの株タイルを得たり、コストとして支払ったりします
あと、ゲーム中の好きなタイミングで、株タイルを好きなだけ捨てて、1枚につき150のお金を得る事ができます
これだけです
すーぱーかんたんです
ゲーム終了時に勝利点がより多いプレイヤーが勝者です
勝利点は次のようないくつかの方法で得られます
勝利点要素1: 鉄道タイル
このような鉄道タイルというものが場にありますので、恩恵の効果などで場から獲得してきて、
手元に並べておきます
ゲーム終了時に、タイルの左の赤いアイコンの勝利点が得られます
ただ、
獲得した後にこの鉄道タイルをめくることで、めくる前にタイルに描かれていた恩恵が得られます
その場合は、ご覧のように左の赤いアイコンは消えていますので勝利点も得られません
ただし、一度裏返してしまっても、再度めくる事は可能なので、状況によって裏返して恩恵を得ていきましょう
勝利点要素2: 電信線の事務所
これがメインボードでして、下側の部分が電信線のマスです
このような建物コマを各プレイヤーは1色分ずつ持っていますので、
それをマスに置いておくと、自分の電信事務所コマがあるマスの間の赤い勝利点が得られます
勝利点アイコンを事務所コマで挟んでないといけませんので、写真では指を指している所の赤い勝利点だけが得られます
勝利点要素3: 業績トラック
メインボードの右側の縦列3つが業績トラックです
自分の色のディスクを上へ上へと進めると、
”そのディスクの左の赤い勝利点” ✕ ”そのトラックの要素数”
の勝利点が得られます
トラックの要素数とは、左のトラックから、電信事務所の数、駅の数、線路で繋がっているレベル5の都市の数、です
駅の数というのは、
先程の建物コマを、メインボードのマップの都市マスに置いていると駅として扱います
各都市マスの下側にはひし形のレベルが書かれていますので、レベル5の都市に、
このような線路を各プレイヤーは1色分ずつ持っていますので、
線路を繋げると勝利点が得られます
勝利点要素4: マイルストーン
このようなマイルストーンタイルというものを各プレイヤーは最初に2枚ずつ持っています
このタイルには下側には獲得する為の条件、右上にはコストが描かれています
条件を満たしている状態でコストを支払えば、
このタイルを裏返しにします
この裏向きになったタイルが勝利点となります
(表側に赤い勝利点が示されています)
裏返したら続けざまに、
場に残りのタイルがあるのでそれを新たに獲得して、
手元に表向きで置きます
そのタイルの条件を達成してコストを支払えばまた裏向きにできます
裏向きにできるタイミングは、任意のプレイヤーの手番終了時に行えます
勝利点の要素は以上です
まとめると、
- 勝利点要素1: 鉄道タイルを表向きのままでゲーム終了を迎える
- 勝利点要素2: 電信線の事務所コマを、勝利点アイコンを挟むように置く
- 勝利点要素3: 業績トラックを上げつつ、各トラックの要素数も上げる
- 勝利点要素4: マイルストーンタイルの条件を達成してコストを支払う
です
ではゲームの流れについて
ゲーム終了するまで手番が巡り続けます
このような労働者コマがありまして、
各プレイヤーはいくつか個人サプライとして持っていますので、そこからコマを1個取り、
このような個人ボードの、真ん中の横列の大きいマスに置きます
このマスはメインアクションのマスで、コマを置いた時にそこに示されたアクションを行います
(行わなければならない)
そのメインアクションの後でも前でもいいのですが、
その下の追加アクションも行う事ができます
追加アクションは、今しがたメインアクションマスへ置いたコマの色によってアクション内容が異なっています
上記アクションが終わったら手番終了
以上を繰り返します
そのうち個人サプライの労働者コマが無くなりますので、
その時にはメインアクションマスの全てのコマを、
個人サプライに戻し(手番は終わりません)、
(戻す事へのペナルティなどは特にありません)
手番を続けます
ゲームの終了について
各プレイヤーは建物コマや線路コマを持っている、と先述しましたが、
そのコマは個人ボードの上側に陳列されています
右上の方に鉄道会社のロゴマークがありまして、
(いづれかのプレイヤーの)そのロゴマークより左側のコマが全て無くなったら、手番をもう一周ほど行ってゲーム終了となります
次に、アクションの説明です
あ、その前に1つ
鉄道ゲームのよくある要素として、他人の線路を共有できる、といったものがありますが、このゲームには共有の要素は一切ありませんので、我先に建設していきましょう
メインアクション1: 駅を建設
個人ボードの左端の建物コマを取り、
自分の線路で繋がっている都市に、コストを支払ってコマを置きます
コストは、その都市の上側にある金額です
都市へは複数のプレイヤーが駅を建てられますが、
その都市に最初に駅を建てたプレイヤーは、左側のボーナスを得られます
右側の基本報酬も得られます
基本報酬の方は、後から駅を建てたプレイヤーも受け取れます
メインアクション2: 鉄道の敷設
個人ボードの左端の線路コマを2個取り、
自分の既存の線路を、
延ばすようにして配置します
コストが必要でして、
線路を置くマスの中には、このような三角のアイコンがありまして、困難な地形である事を示しています
コストは、”400” + ”三角アイコンの数” ✕ ”100”、です
因みに、各線路マスには複数のプレイヤーの線路コマを置けます
メインアクション3: 電信事務所の建設
個人ボードの左端の建物コマを取り、
電信事務所のマスに置きます
コストは、必要ありません
電信のマスへも複数のプレイヤーが事務所を建てられますが、
駅の時と同様、その電信マスに最初に事務所を建てたプレイヤーは、左下のボーナスを得られます
右下の基本報酬も得られます
更に、上側には電信タイルというものが置かれているのですが、コストとして労働者コマ1個を支払えば、タイルに示された報酬を得られます
この電信タイルの報酬と基本報酬の方は、後から駅を建てたプレイヤーも受け取れます
メインアクション4: 資産を売却
個人ボードの上側のコマを陳列しているスペースは、いくつかの区画に分かれていて、左端の区画の中の建物コマ1個か線路コマ1個を取り、
ゲームから除外して、コマを取った区画の上側の金額を受け取ります
また、手元の鉄道タイルを1枚だけめくる事も出来ます
先述したように、
表向きから裏向きへめくると、勝利点は失うがタイルの恩恵を得られ、
逆に裏向きから表向きにめくると、勝利点は得られるが他の恩恵は何も無い、
ということになります
メインアクションは以上です
まとめると、
- メインアクション1: 駅を都市へ建設
- メインアクション2: 鉄道の敷設
- メインアクション3: 電信事務所の建設
- メインアクション4: 資産を売却してお金などを得る
です
次に、追加アクションを軽く説明します
先述しましたが、メインアクションのマスへ置いた労働者コマの色によって、アクション内容が異なります
因みに、白色以外の色付きのコマは、白色のコマとして代用できます
- 白色(一般労働者): 任意の労働者コマを1個昇進させる(=色付きのコマに変えられる)
- 紫色(主任): 勝利点獲得に関連した恩恵を得る
- 橙色(経理): メインアクションを安く実行したり、お金を得たりする
- 灰色(交渉人): ゲーム中の利益になる恩恵を得る
- 青色(技師): メインアクションの効果が向上する
最後に、「取引」について
メインボード上にこのような握手のアイコンがあります
このアイコンがあるマスへ建物コマか線路コマが置かれる度に、投資家との「取引」が発生します
誰が取引を発生させたとしても、全員が取引に参加します
メインボードの右下に取引タイルがあります
左の絵は投資家さんで、右側のアイコンが取引内容です
上段と下段に分かれていて、取引を発生させたプレイヤーはそのどちらへも応じられます
他プレイヤーはどちらか一方だけ応じられます
左のアイコンがコスト、右のアイコンが報酬です
コストを支払って報酬を得る、という取引です
全員の処理が終わったら、新たな取引タイルが出てきます
ルールはこんなところでしょうか
- 鉄道ゲームだけど共有要素は無く、いち早く駅や電信事務所を建てて差をつける事に没頭すればよいかと
いつもとは違う鉄道ゲームを遊びたい方へ - 鉄道革命の時代で、タイムイズマネーで兎に角ライバル会社より抜きん出なければ儲けられない環境だったかと思うので、テーマとシステムとはマッチしているかと