ボードゲーム「ワイナリーの四季/Viticulture Essential Edition」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当ページは、Jamey Stegmaier氏、Alan Stone氏、Morten Monrad Pedersen氏、Stonemaier Games社、Arclight社、が権利を所有する著作物を利用しております。
© Jamey Stegmaier, © Alan Stone, © Morten Monrad Pedersen, © Stonemaier Games, © Arclight”
邦題 | ・ワイナリーの四季 ・ヴィティカルチャー エッセンシャルエディション ・ヴィティカルチャー |
洋題 | ・Viticulture Essential Edition ・Viticulture |
作者 | 【Viticulture Essential Edition】 ・Jamey Stegmaier ・Alan Stone ・Morten Monrad Pedersen 【Viticulture】 ・Jamey Stegmaier ・Alan Stone |
作者の作品 | 【Jamey Stegmaier】 ・サイス (2016) ・ユーフォリア (2013・Alan Stone共作) ・ヴィティカルチャー (2013・Alan Stone共作) など 【Alan Stone】 ・ユーフォリア (2013・Jamey Stegmaier共作) ・ヴィティカルチャー (2013・Jamey Stegmaier共作) など 【Morten Monrad Pedersen】 ・ふたつの街の物語 (2015・Matthew O’MalleyとBen Rosset共作) など |
国内取扱メーカー | アークライト |
発売年 | ・原作 2015 (無印版は2013) ・日本語版 2017 |
定価 | 7776 |
プレイ人数 | 1 – 6 |
BGG ベスト人数 | 3 – 4 (推奨: 1 – 6 ) |
プレイ時間 | 45 – 90 |
対象年齢 | 13 以上 |
BGG プレイ感 | 2.95 / 5 |
BGG 評価 | 8.2 / 10 |
BGG 全体ランキング | 28 / 約13000 |
BGG ジャンルランキング | ストラテジー: 20 / 約1600 |
BGG カテゴリー | 経済、農業 |
BGG メカニズム | ハンドマネジメント、可変フェイズ、ワーカープレイスメント |
その他要素 | ワイン |
エラッタなど | 公式サイトへ |
※上記データは 2017/08 時点 最新BGGへ
作品の発売経緯としては、まずキックスターターで資金を集めてヴィティカルチャーが発売され、人気作となったので ルールを少し変更(コンポーネント も増えた)した完全版となるヴィティカルチャーエッセンシャルエディションを発売
そのエッセンシャルエディション版を、アークライト社が日本語版としてワイナリーの四季というタイトルで発売と相成った訳です
・・・たぶん
ぶどう畑を拡大し、いいワインを醸造し、名声を得ていくのが目標です
ワインテーマは品がある為、もうそれだけで期待が高まります
この作品は中身の方も大変面白い出来になっている人気作です
ゲーム終了時に 勝利点 がより高いプレイヤーが勝者です
ぶどう畑からぶどうを搾取し、圧搾して熟成させ、醸造してワインへと変え、更にワインを寝かせて より良いワインを作り上げていきます
このような注文カードがありまして、カードには求められているワインが描かれています
そのワインを支払う事で注文達成となり、カードに書かれている勝利点が得られます
主な勝利点の獲得方法はこの1つのみです
ゲームの流れ
ゲーム終了となるまでラウンドを続ける事になります
1ラウンド分は、次の5つのフェイズを順に実行してラウンド終了です
フェイズ1: 春
フェイズ2以降での手番順を決める為のフェイズです
手番が一巡だけまわりますので、手番では 自駒1個を空きマスヘ置きます
マスによってはボーナスの恩恵が得られ、後手番のマスほど恩恵も大きくなります
フェイズ2以降は、このトラック通りの順番で手番が巡る事になります
フェイズ2: 夏
ワカプレ を行います
手番が何巡もまわりますので、手番では ワーカー 1個を アクションスペースへ 置いて、すぐにそのアクションスペースの効果を解決し、手番が終わります
もしくは、ハードパス を行います
全員がハードパスをしたらこの フェイズ は終了です
後のフェイズ4でもワカプレを行うのですが、このフェイズで余らせたワーカーをフェイズ4で使う事になるので、このフェイズ2でワーカーを使い切るのは考えものです
計画的にハードパスをしましょう
各アクションスペースへは、プレイ人数によっては複数人が入れます
満員になると入れなくなるのですが、
ワーカーには ひと回り大きい親方ワーカー(右の方)が一体いまして、
親方であれば、満員のアクションスペースであってもそこへ置け、通常通りそのアクションスペースの効果を解決します
何という職権乱用でしょう
フェイズ3: 秋
このフェイズは、メインボード上のここにある黄・青カードの山札のどちらか片方から1枚獲得する、というだけの単純なフェイズです
(手番は一巡まわるだけ)
フェイズ4: 冬
先述しました通り、フェイズ2で余らせてあるワーカーを使ってのワカプレです
勿論アクションスペースの内容はフェイズ2とは異なっていますが、やり方は変わらないです
手番が何巡か まわりますので、ワーカー1個を置くか、ハードパスをするか です
全員がハードパスをしたらこのフェイズは終了です
フェイズ5: 後処理
メインボード上に置いたワーカーが持ち主の元へ戻ったり、定期収入を得たり、などの後処理を行います
以上の5つのフェイズを順に行ったら1ラウンド分が終了となります
ラウンドを続け、誰かが規定の勝利点に到達したら 間もなくゲーム終了
終了時に勝利点がより高いプレイヤーがワイン王です
アクションスペースについて
単純に お金を得たり、カードを山札から獲得したり、建物を建てて恩恵を得たり といったものは割愛し、主にワインの作り方を紹介します
まずはぶどうが必要なので、ぶどう畑を作る必要があります
ぶどうの樹が全くありませんね
「ぶどう樹を植える」アクションにて、手札のぶどう樹カードを畑へ並べていきます
カード下部には 赤か白のアイコン(と数字)が描かれていて、「搾取」アクションする事により、赤・白それぞれの合計値分のレベルの赤・白ぶどうが手に入ります
写真では、赤・白アイコンは「白11・赤1・白1・赤1」なので、それぞれ合計して「レベル2の赤ぶどう・レベル2の白ぶどう」が入手出来ます
因みに ぶどう樹からは何度でも搾取でき、無くなる事はありません
左半分の赤マスが赤ぶどう、右半分の白マスが白ぶどうのトラックです
各マスには数字が書かれていて、レベルを表しています
手に入れたぶどうの該当するマスへ、この透明マーカーを置きます
例えば、レベル4の赤ぶどうを獲得したなら「4」の赤マスへマーカーを置く、という具合です
因みに、同じ色・同じレベルのぶどうは2つ存在できません
あと、ここにある全ぶどうは 毎ラウンド 自動でレベルが1上がります
「醸造」アクションにより、圧搾場のぶどうをワインへ変えられます
個人ボード右下の部分がワイントラックです
圧搾場と同じように、赤・白のマスが赤・白のワイントラックで、数字はワインのレベルを表し、透明マーカーを置いて所持ワインを明示し、毎ラウンド 自動でレベルが1上がります
「醸造」アクションにて、例えば レベル5の赤ぶどうを消費すれば、レベル5の赤ワインが出来上がります
赤・白ぶどうを混ぜ合わせてロゼワインやスパークリングワインを作る事も出来ます
注文カード左上には、必要なワインの種類とレベルが描かれていますので、これを目指してせっせとワインを作り続けていくのが大きな目標となります
(注文カード達成によりカード下部の勝利点が得られる)
ルールはこんなところでしょうか
ゲーマーズゲームではありますが そこまで難しい事もなく、完全初心者でない限り 十分にワインを作る楽しさを感じられる筈です
最後に一言
ぼっち対応!ぼっち対応ですよ!
あ、そのぼっちルールなんですが、物凄く充実していて 8つもの難易度調整が可能ですし、通常の ぼっちモードの他にも、ぼっちキャンペーンモードがあるのです!
そのキャンペーンモードは全8ステージで、連続してステージクリアしていかなければならず、もし途中でクリア失敗となったら、少し恩恵を得られた状態でまた1ステージ目から挑まなければならないのです!
TVゲームで言うと、「ちょびっと強くてニューゲーム」的な感じですね!
お、おっと 今までにない興奮度、失礼しました