ボードゲーム「密輸業者／Schmuggler」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当ページは、Klaus Teuber氏、Benjamin Teuber氏、KOSMOS社、Arclight社、が権利を所有する著作物を利用しております。
© Klaus Teuber, © Benjamin Teuber, © KOSMOS, © Arclight”
| 邦題 | ・密輸業者 ・スマグラー |
| 洋題 | （独）Schmuggler （英）Smugglers |
| 作者 | トイバー親子（Klaus Teuber、Benjamin Teuber） |
| 作者の作品 | 【Klaus Teuber】 ・密輸業者 （2016・Benjamin Teuber共作） ・王国騒動 （2015・Benjamin Teuber共作） ・ノルダーヴィント （2014） ・レーベンヘルツ新版 （2003） ・レーベンヘルツ旧版 （1997） ・カタン （1995） ・Wacky Wacky West／ドルンタードルーバー （1991） ・バルバロッサ （1988） など |
| 国内取扱メーカー | アークライト |
| 発売年 | ・原作 2016 ・日本語版 2017 |
| 定価 | 4968 |
| プレイ人数 | 2 – 4 |
| BGG ベスト人数 | 4 （推奨： 3 – 4 ） |
| プレイ時間 | 40 |
| 対象年齢 | 8 以上 |
| BGG プレイ感 | 1.17 / 5 |
| BGG 評価 | 5.7 / 10 |
| BGG 全体ランキング | 10395 / 約13000 |
| BGG ジャンルランキング | – |
| BGG カテゴリー | リアルタイム |
| BGG メカニズム | 運試し、周回移動 |
| その他要素 | 粘土 |
| エラッタなど | 公式サイトへ |
※上記データは 2017/08 時点 最新BGGへ
とある密輸団がありまして、新しいメンバーを募集しています
私達はそこに入団する為にやってきました
ボスは私達に試験を課し、最も優秀だった者を見極めようとしています
見事入団できるプレイヤーは誰でしょうか
といった設定です
このような甘いお菓子が描かれた赤い トークン と、酸っぱいお菓子が描かれた黄色いトークンがあります
色々なお菓子が描かれていますが、お菓子自体には全く意味は無く、背景色（赤か黄）だけに意味があります
トイバーいわく、「たくさんのお菓子があった方が楽しいでしょ？」との事です
これらのトークンをゲーム中に獲得していって、
赤トークンを７枚集めるか、
黄トークンを７枚集めるか、
赤・黄トークンをそれぞれ５枚ずつ集める事が出来れば、
そのプレイヤーが勝者となってゲーム終了となります
集め方は後程説明していきます
ゲームの流れ
ゲーム終了となるまでラウンドが繰り返されます
１ラウンド分は、次の４つのフェイズを順に行います
フェイズ１： ダイスを降ってレーンを決める
このような立体ボードがありまして、
横から見るとこんな感じで坂になっています
あと、レーンが何本かありますね
坂のふもとにはゲートがあり、レーンによってゲートの大きさが違います
坂の上にはボス駒が置かれています
ボスちっちゃい
まずは代表者がダイスを振ります
ころりん
出目の数分だけボス駒を右へ進ませます
ボス駒がいるレーンが 今回ラウンドで使用するレーンとなります
フェイズ２： 先進粘土をこねこねする
このような卵カプセルがありまして、各自１つずつ持っています
中には先進的な粘土が入っていまして、
ゆっくり伸ばすとチーズのように伸び、
素早く伸ばすと、伸びずにぶちっと切れます
すごい！どうなっているんだ！
そして手にはくっつきにくい・・・筈なのですが、どうしても手にニチャニチャ感が少し残ります
粘土の他には、衝立てと石３つ分も各自持っています
石の色は 赤・黄・紫があり、
赤は赤トークンを獲得する為の石で、
黄は黄トークンを獲得する為の石で、
紫は他プレイヤーからトークンを奪う為の石です
詳しくは後程
全員、今回のラウンドで使うレーンのゲートの大きさをよーーく観察します
ボス駒の目の前の円を見てもOKです
そして砂時計がひっくり返されますので、
全員一斉に粘土をこねこねします
こねる時は、ゲートの穴を通れる大きさにちぎり、
粘土の中に好きな石１個だけを埋め込み、
出来るだけ真ん丸になるように こしらえます
砂時計が落ちたら こねこね終了
フェイズ３： レーンに粘土を転がす
１人ずつレーンに粘土を転がしていき、
ゲートをくぐれるかどうかを判定していきます
このパッケージのような状況ですね
フェンスの穴をくぐり抜けられる袋の大きさに出来るかどうかのテストをしている訳です
穴をギリギリ通れるような大きさにするのが理想です
理由はこの後分かります
このようなメインボードがありまして、３つの部屋が描かれています
左上が倉庫、右上が酒場、下がボスの部屋です
ゲートを見事くぐれた粘土は酒場へ置き、くぐれなかった粘土は倉庫へ置かれます
全員が転がし終わったら、酒場にある粘土から大きいもの２つ（あれば）を、ボス部屋へ移します
より大きい方が１の椅子の方へ置かれます
大きさが微妙な時には このようなシーソーがありますので、
どちらが大きいかをハッキリさせます
フェイズ４： 粘土の中の石を見抜く
ボス部屋の１の椅子の粘土のプレイヤーは、倉庫にある粘土１つを選び、中身の石の色を言い当てる為に 色を宣言します
「赤！」とか「黄色！」など
粘土を割って 実際に中身の石の色を確認し、当たっていればその色（赤・黄）のトークン１つを獲得できます
紫を言い当てられれば、その紫石を獲得して次以降に使えます
言い当てられてしまった側は、何の恩恵も得られません
もし宣言を外してしまった場合は、実際の色が赤・黄なら、その色のトークン１つを粘土の持ち主（倉庫に置かれていた側）が獲得できます
実際の色が紫だったなら、粘土の持ち主は他プレイヤーから任意のトークン１つを奪い、紫石は捨てます
（紫石は悪臭爆弾を表しているそうで、「くっさ！！」と言っている間にお菓子を盗まれている訳ですね）
続いて ボス部屋の２の椅子の粘土のプレイヤーも、１の椅子の時と同様に行います
最後に、ボス部屋にある粘土と、倉庫にある割られていない粘土（あれば）のプレイヤーは、各自粘土を割って中身の石の色のトークン１つを獲得できます（紫なら他プレイヤーからトークン１つを奪って 紫石は捨てる）
各自 自分の粘土と石を手元に戻してから、次のラウンドを進めます
ラウンドを続け、誰かが次のいずれかの条件を達成したら、そのプレイヤーが勝者となってゲーム終了です
- 赤トークンを７枚集める
- 黄トークンを７枚集める
- 赤・黄トークンをそれぞれ５枚ずつ集める
因みに、フェイズ４で倉庫内の粘土の中身の石を言い当てる時ですが、開始早々では全く予想がつかないのですが、各自 所持している赤・黄トークンは公開されている為、ゲームが進むと予想できるようになってきます
ルールはこんなところでしょうか
それにしても日本語説明書の誤字脱字が５つぐらいはあったので、明らかに校閲されていないでしょう
二大ボードゲーム会社の１つが この仕事とは・・・んー頂けないです
