王宮のささやき

ボードゲーム(カードゲーム)「王宮のささやき/Palastgeflüster」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Michael Rieneck氏、Adlung-Spiel社、GroupSNE社、cosaic社に帰属します”

邦題 王宮のささやき
洋題 Palastgeflüster
作者 Michael Rieneck (ミハエル・リーネック)
作者の作品 ・トゥーリアの踊る塔 (2016・ブラント夫妻共作)
・指輪物語:モルドールへの旅 (2015)
・グロッグアイランド (2014)
・フォルトゥナ (2011・Stefan Stadler共作)
・サンティアーゴデクーバ (2011)
・ゴッドファーザー (2010)
・大聖堂:カードゲーム (2010)
・豚小屋 ~クルフティンガー警部の最も難しい事件~ (2010)
・キューバ (2007・Stefan Stadler共作)
・王宮のささやき (2007)
・大聖堂 (2006・Stefan Stadler共作)
・80日間世界一周 (2004)
など
国内取扱メーカー コザイク
発売年 ・原作 2007
・日本語版 2013
定価 1944
プレイ人数 3 – 5
BGG ベスト人数 4 – 5 (推奨: 3 – 5 )
プレイ時間 45 – 60
対象年齢 10 以上
BGG 重さ具合
(高い程重量級)
1.65 / 5
BGG 評価 6.8 / 10
BGG 全体ランキング 1112 / 約13000
BGG ジャンルランキング ・ファミリーゲーム: 249 / 約1500
BGG カテゴリー ブラフ、カードゲーム、中世
BGG メカニズム ハンドマネジメント、セットコレクション
その他要素 ケモナー

※上記データは 2017/02 時点 最新BGGへ

 

 

日本語版へのリメイクにあたって、アートワークがかなり変わりました

日本語版は、とても可愛らしい絵柄の獣人の世界です

コザイクらしい、誰でも手に取りやすいアートワークに仕上がってます

原作は、

 

 

BGGより引用

こうです

し、渋過ぎる・・・
そして暗い、真っ暗の真っ黒です

テーマとはマッチしてるのですが、これだと日本では手に取られにくいでしょうね

 

 

 

さて、ゲームの目的ですが、

各プレイヤーの目の前には、密談場と呼ばれるカード置き場があるものとします

 

 

 

 

このような獣人が描かれたカードを、

 

 

 

 

 

各自手札として6枚持っています

 

 

 

 

 

ゲーム中は、自分の密談場へ手札からカードを出していかなければなりません

 

 

 

 

もし、密談場へ同じ獣人のカードを2枚出してしまった場合、そのプレイヤーが敗北となって1ラウンド分が終了となります

その際は、他のプレイヤー全員へ 勝利点 1点が入ります

 

 

もし、密談場へ獣人全7種類の内の6種類を出す事が出来れば、そのプレイヤーの勝利となって1ラウンド分が終了となります

その際は、そのプレイヤーは勝利点2点を得ます

 

 

ラウンドを続けていき、いづれかのプレイヤーが規定の勝利点に達したら、そのプレイヤーが勝者となってゲーム終了です

 

 

 

それではゲームの流れについて

1ラウンド分が終了するまで手番を続けます

手番では、手札から1枚を自分の密談場へ並べ、そのカードの効果を解決して、手番終了となります

 

 

 

 

そしてここからが面白い部分なのですが、

各プレイヤーには担当色があり、

 

 

 

 

 

カードの上部にも担当色と同じ色のものがあります

 

 

 

 

 

手札に来る色はバラバラでして、

 

 

 

 

 

密談場へ出したカードの色が、次の手番プレイヤーとなるのです

 

 

 

 

 

ですので、自分の担当色を出し続ければ、連続手番で「ずっと俺のターン」状態になりますし、

 

 

 

 

密談場へカードを出したくなさそうなプレイヤーへ積極的に手番を送ってあげて自滅してもらう、なんて事があります

「もう許してクマー」

 

 

 

カードの色には、誰の担当色でもないグレー色があります

これを出した時は、自分を含む全プレイヤーの密談場の枚数を比べ、最小のプレイヤーが次の手番を行います

タイなら、カードを出したプレイヤーが選べます

 

 

 

では、最後にカードの効果を紹介して終わりにします

クマの衛兵:

 

 

 

 

 

自分の密談場の他のカード1枚を、

 

 

 

 

 

手札へと戻します

 

 

 

 

 

 

イヌの執事:

 

 

 

 

 

自分の密談場の他のカード1枚と、他プレイヤーの密談場のカード1枚とを、

 

 

 

 

交換します

 

 

 

 

 

 

タカの魔法使い:

 

 

 

 

 

手札から1枚以上を、他プレイヤーと交換できます

 

 

 

 

 

 

ヤギの会計士:

 

 

 

 

 

自分の手札を公開しなければなりません

絶対に出したくないカードです

ヤギ許すまじ

 

 

 

 

ウサギのメイド:

 

 

 

 

 

手札から1枚、伏せて捨札にし、

 

 

 

 

 

山札から1枚補充します

 

 

 

 

 

 

サルの道化:

何も起こりません

 

 

 

 

 

ネコの将軍:

 

 

 

 

 

このようなライオンの王様カードがありまして、

 

 

 

 

 

通常のカードとは別の山札となっていますので、

 

 

 

 

 

1枚めくり、隣りへ積んでいきます

以降ずっと、そのカードに示された効果が適用され続けます

王様カードには、「○○(役職名)無効」と書かれています

以降その役職のカードを出した時は、カードの効果が起こらなくなります

特別なのが道化で「道化禁止」と書かれていまして、以降道化のカードは密談場へ出せなくなります

 

 

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

 

  • 自分が出したカードで次の手番プレイヤーが変わる面白いシステム
  • 密談場へカードを出せば、負けにも勝ちにも近づくため、状況によって手番が来てほしくなかったり、逆に早く手番が欲しかったり
    独り言で ブラフ を行うのもまた楽しい
  • 不思議なプレイ感のため、一度実際に遊んでみる事をおすすめします
  • リメイクにより、世界観や絵柄がとても可愛らしくなった
    特にケモナー属性の方へ
    このボドゲの後には、「王への請願」や「王と道化」の王シリーズも発売されていて、同じ世界観・アーティストの為、そちらもどうぞ
    因みに作者はそれぞれ異なります