神奈川沖浪裏

”当作品の画像の著作権は、
 Bruno Cathala氏、Charles Chevallier氏、IELLO社に帰属します”

邦題 神奈川沖浪裏
原題 Kanagawa
作者 ・Bruno Cathala (ブルーノ・カタラ)
・Charles Chevallier
作者の作品 【Bruno Cathala】
・神奈川沖浪裏 (2016)(Charles Chevallier共作)
・ぜいにぃぺんぎんず (2016)(Mathieu Lanvin共作)
・世界の七不思議:デュエル (2015)(Antoine Bauza共作)
・星の王子さま:その先の物語 (2015)(Antoine Bauza共作)
・ラプトル (2015)(Bruno Faidutti共作)
・アビス (2014)(Charles Chevallier共作)
・ダイスタウンの決闘 (2014)(Ludovic Maublanc共作)
・ファイブトライブス:ナカラの魔神 (2014)
・ハルイチバン (2014)
・女海賊 鄭夫人 (2014)(Ludovic Maublanc共作)
・星の王子さま ボードゲーム (2013)(Antoine Bauza共作)
・ロングホーン (2013)
・ペントス (2013)
・ドクターシャーク (2011)(Antoine Bauza共作)
・新世界 (2011)(Serge Laget共作)
・プゥー (2011)(Ludovic Maublanc共作)
・ミスタージャックポケット (2010)(Ludovic Maublanc共作)
・モウ (2008)
・戦時 (2008)(Serge Laget共作)
・ミスタージャック (2006)(Ludovic Maublanc共作)
・キャメロットを覆う影 (2005)(Serge Laget共作)
など【Charles Chevallier】・神奈川沖浪裏 (2016)(Bruno Cathala共作)
・アビス (2014)(Bruno Cathala共作)
・コンチネンタルエクスプレス (2014)
・ソルターニーエ (2014)
・カプチーノ (2013)
・怪盗紳士 (2012)(Catherine Dumas、Pascal Pelemans共作)
・モンテクリスト伯の秘密 (2011)(Arnaud Urbon共作)
・仮面の使者 ~陰謀と裏切りのゲーム~ (2010)(Catherine Dumas、Pascal Pelemans共作)
など
国内取扱メーカー ホビージャパン
発売年 2016
定価 4320
プレイ人数 2 – 4
BGGベスト人数 3 (推奨: 2 – 4 )
プレイ時間 45
対象年齢 10以上
BGG重さ具合
(高い程重量級)
2.22 / 5
BGG評価 7.4 / 10
BGG全体ランキング 1189 / 約13000
BGGジャンルランキング  –
BGGカテゴリー
BGGメカニズム カードドラフト、運試し、セットコレクションワーカープレイスメント
その他要素 葛飾北斎、富嶽三十六景、大神

※上記データは 2017/01 時点 最新BGGへ

 

 

「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」とは、葛飾北斎が書いた作品集「富嶽三十六景」の中にある作品の一つです

 

これです

一度は目にした事があると思います

 

 

 

 

 

 

時は1840年、私達は北斎先生が開く学校の在校生(弟子)となり、師の教えに従いながらも自分の作品を作り上げ、評価されるのが目的です

具体的には、勝利点 をより多く獲得するのが目的で、次のようにいくつかの方法があります

 

勝利点要素1: 版画の枚数

 

このような授業カードというものがあります

このカード、実は「版画」「工房」2つの使い方が出来ます

 

 

 

 

 

これが初期タイルとして、各プレイヤーの目の前にこの内の1枚ずつが置かれているのですが、

 

 

 

 

 

授業カードを獲得した時に、版画として使いたい場合にはこのように初期タイルの上半分に

 

 

 

 

 

少し潜り込ませる感じで差し込みます

 

 

 

 

 

 

工房として使いたい場合には、このように逆さにして、

 

 

 

 

 

 

初期タイルの下半分に少し潜り込ませます

 

 

 

 

 

 

ゲームが進むとこんな感じで、右へ右へと差し込んでいきます

版画の枚数が多い程により勝利点が得られます

 

 

 

 

 

勝利点要素2: 版画の季節のかたまり

 

版画の右上には、季節のアイコンが示されています

写真では、左から、春、夏、秋、冬、嵐です

嵐はワイルドとしてどの季節としても扱えます

 

 

 

自分の目の前に版画を並べた際に、同じ季節が隣接しているかたまりが大きい程により勝利点を得られます

最大のかたまり1つだけが対象です)

写真では、左の夏3つが最大のかたまりですね

 

 

 

 

勝利点要素3: 勝利点アイコン

 

版画や工房には、このような勝利点アイコンが描かれているものがありますので、集める程により勝利点が得られます

 

 

 

 

 

 

勝利点要素4: 免状タイル

 

このような免状タイルというものがあります

これは、タイルの下側に描かれている条件を達成した時にのみ、このタイルを獲得出来ます(後述)

タイルの上側の勝利点が得られます

 

 

 

 

勝利点要素5: スタートプレイヤー駒

 

これがスタートプレイヤー駒で、ゲーム終了時に持っているプレイヤーは勝利点が得られます

 

 

 

 

 

 

勝利点の要素は以上です

 

まとめると、

  • 勝利点要素1: 版画の枚数
  • 勝利点要素2: 版画の最大の季節のかたまりの大きさ
  • 勝利点要素3: 勝利点アイコン
  • 勝利点要素4: 免状タイルの条件を満たしてタイルを獲得
  • 勝利点要素5: スタートプレイヤー駒を得る

 

です

 

 

 

では、ゲームの流れについて

 

これがメインボードで、学校を表しています

2人プレイなら、左の縦2列しか使用しません

3人プレイなら、左の縦3列しか使用しません

4人プレイなら、全てのマスを使用します

1番上の横列は1ターン目で使い、その下の横列は2ターン目、最下段が3ターン目で使います

このボードに授業カードが並べられていくのですが、白いマスは表向き、赤いマスは裏向きにして置かれます

 

 

因みにこのメインボード、

 

ななななんとすだれ製です

箱を開けた時はびつくりしました

 

 

 

 

 

 

さて、ゲームが始まったら、まずは一番上の横列にカードが並べられます

 

 

 

 

 

 

次に、手番が一周します

 

手番では、場のカードを取るか、パスするかを選べます

パスは普通に手番がパスされます

場のカードを取る事にした場合は、

 

任意の縦1列分のカード全てを獲得します

そしてそのプレイヤーはゲームから一旦抜けます

 

 

 

 

手番が一周したら1ターン分終了です

 

2ターン目として、先程の1つ下の横列にカードが並べられるのですが、

 

 

 

 

 

 

先程カードを取っていったマスの下のマスは飛ばします

 

 

 

 

 

 

再度手番が一周します (一時的に抜けているプレイヤーを除いて)

 

クマさんが獲得したとすると、このように2枚分獲得です

 

 

 

 

 

 

という具合に3ターン目まで続けます

全員がカードを獲得したら1ラウンド分が終了し、次のラウンドへ進みます

以上を繰り返し、授業カードが尽きるか、誰かが版画を11枚以上並べたらゲーム終了です

 

 

 

場のカードを獲得した時について

先述の通り、カードを版画か工房として差し込みます

工房は無条件で差し込めるのですが、実は版画の方は条件があります

 

このような絵筆コマがありまして、各プレイヤーは2個受け持っています

(それにしても、このコマも非常に凝ってます)

持っている絵筆コマは、

 

 

 

 

工房の下側のマスに置く事になります

 

そのマスのすぐ上には地形アイコンというものが描かれています

 

 

 

 

版画の下側にも地形アイコンが描かれています

 

 

 

 

 

 

差し込みたい版画の地形アイコンの数分の、工房の地形アイコンに絵筆コマを置いていなければなりません

写真では、版画には山地が2つあり、工房にも同じ数の地形アイコンに絵筆コマが置かれているので、版画は差し込めます

 

 

 

 

絵筆コマはどうやって動かすかといいますと、カードを獲得した時に、

 

工房のこのような左右矢印1つ毎に、絵筆コマを1個任意の空きマスに移動できます

 

 

 

 

 

 

また、工房に次のようなアイコンがあれば、差し込んだ時(それ以降に)様々な恩恵を得られます

 

絵筆コマが1個追加されます

 

 

 

 

 

 

授業カード1枚を保留扱いとして差し込まずに手元に置いておけます

以降好きな時に差し込めます

 

 

 

 

 

次のラウンドからスタートプレイヤーになれます

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、免状タイルについて

 

免状タイルは場に並ばれています

先述した通り、条件を満たせば獲得できるタイルなのですが、条件を満たしたその瞬間にのみしか獲得できません

獲得しない事にした場合、更なる難しい条件のタイルを獲得するチャンスがあります

例えば、

 

 

この緑色の免状タイルの条件は左から、

  • 「木の版画が3本ぴったりある」
  • 「木の版画が4本ぴったりある」
  • 「木の版画が5本ぴったりある」

です

3本集めたとして獲得しない事にしたとして、ゲーム終了が近づいてきたからといって、3本のタイルを獲得する事が出来ない訳なのです

いさぎよくてかっこいいルールですね

あ、あと同じ色の免状タイルは取れない事になってます

 

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

 

 

  • まず何と言っても目を引く美麗なアート
    「大神」なんかが好きな人には堪らないのではないでしょうか
  • どの縦一列分のカードを取っていくかの悩ましさや、手元の版画が出来上がっていく楽しさなど
  • ルールは難しくなく、プレイ感は軽め、プレイ時間も45分な中量級ゲーム
    初心者の方へもおすすめ出来ます
  • ダウンタイム も少ないのでストレスフリー