路面電車

ボードゲーム「路面電車/Trambahn」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Helmut Ohley氏、Lookout社に帰属します”

邦題 ・路面電車
・トラムバーン
洋題 Trambahn
作者 Helmut Ohley (ヘルムート・オーライ)
作者の作品 ・路面電車 (2015)
・ロシアンレールロード (2013・Leonhard “Lonny” Orgler共作)
など
国内取扱メーカー ホビージャパン
発売年 ・原作 2015
・日本語版 2016
定価 3888
プレイ人数 2
プレイ時間 30
対象年齢 8 以上
BGG プレイ感 1.84 / 5
BGG 評価 7.1 / 10
BGG 全体ランキング 1096 / 約13000
BGG ジャンルランキング ・ファミリー: 214 / 約1500
BGG カテゴリー カードゲーム、鉄道、交通
BGG メカニズム カードドラフト
その他要素

※上記データは 2017/03 時点 最新BGGへ

 

 

最近は珍しくもなくなってきた2人専用ゲームです

需要があるのでしょうね

希望としては3人ベストと5人ベストの重ゲーももっと増えて欲しいところです

 

 

ゲーム終了時に 勝利点 がより多いプレイヤーが勝者です

ゲーム中に時折発生する得点計算を、このような紙に記録していきます

両者共に得点が入る通常の得点計算と、自分だけに入る臨時の得点計算があります

通常得点計算の方が計10回起こったらゲーム終了となります

 

 

通常得点計算について

このようなが描かれた4色のカードが、

 

 

 

 

 

場に並んでいます

 

 

 

 

 

このようなカードを主に使います(以降通常カード

色は先程の駅カードとリンクしています

灰色のカードは ワイルド です

 

 

通常カードは手札として何枚か持っていて、残りは山札となります

 

 

 

 

 

ゲーム中は、手札から場へ並べたり、

 

 

 

 

 

手札から手元に並べたりします

 

 

 

 

 

ゲームが進むとこんな感じになります

ご覧のように、場札も手元のカードも、同じ色が揃うように並べられます

 

 

 

 

そのうち場札の1色分が4枚になった瞬間に、その4枚は捨札になって通常得点計算が発生します

 

 

 

 

両者の手元に並べているカードの内、先程4枚になった場札の色が勝利点の対象となります

 

 

 

 

手元へのカードの出し方は、「ロストシティ」のように色毎に列を分け、各列の数字は昇順となるようにカードを出していく必要があります

途中の数字を飛ばしてしまっても大丈夫です

各列のことを、路線といいます

 

「ロストシティ」よりもルールがゆるく、昇順になるように出せないのであれば、新たな路線を作り始めてもよいのです

ただ、詳しくは後述しますが、そうするとデメリットも出てきますので、やはり細かく数字を刻んでいった方がメリットは大きいです

 

このような列車カードがあり、

 

 

 

 

 

手元の各路線に1枚ずつ割り当てられるのですが、この列車カードが置かれていない路線には勝利点は入ってきません

というより、手番終了時に列車カードが置かれていない路線は、無くなってしまいます(後述)

 

 

勝利点は各路線で、「列車カードの左下の数字 ✕ 通常カードの上部の数字の合計値」という計算方法です

写真だと、3✕(1+1+1+1)で、12点です

勝利点計算後はカードは無くなりはせず、ゲーム終了するまで残り続けますので、再度通常得点計算で勝利点が入るかもしれませんし、この後説明する臨時得点計算のチャンスにもありつけるかもしれません

 

 

 

臨時得点計算について

手元のいづれかの路線の通常カードが8枚になった瞬間に、そのプレイヤーだけに臨時得点計算が発生します

8枚になったその路線だけが勝利点の対象です

その路線には、やはり列車カード1枚が置かれていなければなりません

勝利点の計算方法は、通常得点計算の時と同じです

この臨時得点計算後も、やはりカードは無くならず、ずっと残り続けます

 

 

 

 

 

それではゲームの流れについて

ゲーム終了するまでお互いに手番が巡り続けます

手番では、次の5つのフェイズを順に実行して手番終了となります

 

フェイズ1: 手札から1〜2枚、場へ出す(出さなければならない)

先述の通り、同じ色の駅カードの隣りに並べます

 

 

 

 

 

 

フェイズ2: 手札から何枚でも、手元の路線へ並べる

この時には各路線に列車カードはまだ無くても構いません

 

 

 

 

 

 

フェイズ3: 手札から何枚でも、カードをお金に換える

通常カードの裏面には、「ボーナンザ」のようにお金が描かれていて、1枚1金として扱います

 

 

 

 

手札から何枚でも、カードを裏面にして手元に積めば、それがお金とみなされます

 

 

 

 

 

フェイズ4: 場の列車カードを好きなだけ購入する

列車カードは場に3枚公開されていて、残りは山札となっています

因みに、ゲーム終盤になるほどいい(勝利点の)列車が出てきます

 

 

 

公開列車カードを、カードに示された額で購入できます

 

 

 

 

 

買った列車カードは、即座に今回の手番で新しく始めた路線へ割り当てなければなりません

 

 

 

 

 

フェイズ5: 手札補充

補充の前に、鉄道カードが割り当てられていない路線のカードを、捨て札にはせず、全て裏面にしてお金に替えて獲得します

 

 

 

 

その後、手札が規定枚数になるまで山札から補充します

山札が尽きた際は、両者のお金を半分捨札にしてからリシャッフルを行います

 

 

 

以上のフェイズ5つを順に行ったら手番終了です

 

まとめると、手番では、

  • フェイズ1: 手札から1〜2枚、場へ出す(出さなければならない)
      ※ 場札が同色4枚になったら、その色の通常得点計算が両者へ発生する
  • フェイズ2: 手札から何枚でも、手元の路線へ並べる
      ※ 路線が同色8枚になったら、その色の臨時得点計算が自分だけに発生
  • フェイズ3: 手札から何枚でも、カードをお金に換える
  • フェイズ4: 場の列車カードを好きなだけ購入し、すぐに路線に割り当てる
  • フェイズ5: 手札補充
      ※ 補充の前に、列車カードが割り当てられていない路線のカードは全てお金に換える

となります

 

手番を続け、通常得点計算10回後に即座にゲーム終了となります

 

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

 

因みに、通常カードの絵柄は色や数字毎に街並みが異なっているので、ダウンタイム にでも眺めてみるとよいです

 

 

 

 

 

 

  • どのカードを路線や場札に使い、どのカードをお金に換えるか、1つのカードに3つの使い方があって悩ましい
  • 強くはない インタラクション で、手元の路線をせっせと充実させていくのが楽しい
  • 2人専用
  • 通常カードの街並みが綺麗