進撃の巨人 ボードゲーム

ボードゲーム「進撃の巨人 ボードゲーム/Attack on Titan: The Last Stand」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当ページは、諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会、Antoine Bauza氏、Ludovic Maublanc氏、Don’t Panic Games社、Cryptozoic Entertainment社、が権利を所有する著作物を利用しております。
© 諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会,© Antoine Bauza, © Ludovic Maublanc, © Don’t Panic Games, © Cryptozoic Entertainment

邦題 進撃の巨人 ボードゲーム
洋題 Attack on Titan: The Last Stand
作者 ・Antoine Bauza (アントワーヌ・ボゥザ)
・Ludovic Maublanc (ルドヴィック・モーブロン)
作者の作品 【Antoine Bauza (アントワーヌ・ボゥザ)】
・進撃の巨人 ボードゲーム (2017・共作)
・オケアノス (2016)
・世界の七不思議:デュエル (2015)(Bruno Cathala共作)
・星の王子さま:その先の物語 (2015)(Bruno Cathala共作)
・士魂~サムライスピリット (2014)
・星の王子さま ボードゲーム (2013)(Bruno Cathala共作)
・東海道 (2012)
・ドクターシャーク (2011)(Bruno Cathala共作)
・タケノコ (2011)
・世界の七不思議 (2010)
・花火 (2010)
・ゴーストストーリー (2008)
など
【Ludovic Maublanc (ルドヴィック・モーブロン)】
・進撃の巨人 ボードゲーム (2017・共作)
・ダイススター (2016・共作)
・ポケットマッドネス (2016・共作)
・プゥー (2011・共作)
・キクラデス (2009・共作)
・ミスタージャックシリーズ (2006・共作)
・キャッシュ&ガンズ (2005)
など
国内取扱メーカー ホビージャパン
発売年 ・海外版 2017
・日本語版 2018
定価 6264
プレイ人数 2 – 5
BGG ベスト人数 5
プレイ時間 30
対象年齢 14 以上
BGG プレイ感 2.00 / 5
BGG 評価 6.9 / 10
BGG 全体ランキング 3429 / 約13000
BGG ジャンルランキング
BGG カテゴリー 対戦、漫画原作
BGG メカニズム ダイスロール、運試し
その他要素
エラッタなど

※上記データは 2018/10 時点 BGGへ

 

 

漫画「進撃の巨人」(作:諫山創、出版社:講談社)のボードゲーム化です

なんと、「世界の七不思議」などの あのアントワーヌ・ボザ氏と、ブルーノ・カタラ氏とよく共作している「ミスタージャックシリーズ」などのルドヴィック・モーブロン氏の共作です!

 

巨人だけあって、巨人パネルがドデカいです!

38cmもありました!

 

 

 

 

カードも巨大!

 

 

 

 

 

ダイスも!

 

 

 

 

 

このゲームでは、巨人側プレイヤー1人、調査兵団側が残りプレイヤー全員、の「1 対 多」の対戦ゲームです

勝利条件は おいおい説明していきます

「にえぇ……たべるぅ……」(作品違い)

 

 

 

 

 

ゲームの流れ

どちらかの陣営が勝利条件を達成するとゲーム終了です

ゲーム終了するまでラウンドが続きます

1ラウンド分は、次の7つのフェイズを順に実行してラウンド終了となります

 

フェイズ1: 巨人側がアクションカードを2枚プレイする

ゲーム開始前には、巨人側は通常種・奇行種・破壊的巨人・貪欲的巨人の中から1つを選びます

 

 

 

 

そして、巨人毎に違う、このようなアクションカードというものがあり、選んだ巨人に対応したアクションカードを手札として受け取ります

(巨人1種につき7枚)

 

 

 

このフェイズ1では、巨人側は手札から2枚を選び取り、

 

 

 

 

 

1枚を表向きで、もう1枚を伏せてプレイします

この2枚は、巨人側の攻撃を示すカードでして、まだこの段階では攻撃は実行されません

ひとまずプレイするだけです

後のフェイズで攻撃が実行されるのですが、兵団側はその攻撃を阻止したりも出来ます

また、プレイしたカードは後で手札へ戻ってきます

詳しくは後程

 

 

 

フェイズ2: 兵団側はダイスを好きなだけ振る

ゲーム開始前には、兵団側の各プレイヤーは 8人いるキャラクターの中から1人を担当します

勿論キャラクターによって特殊能力も異なります

 

 

 

そして このような担当色のダイスを各自(兵団側)持っています

 

 

 

 

 

このフェイズ2では、全員一斉に全ダイスを振ります

各プレイヤーは、好きな出目になるまで、ダイスを何個でも何回でも振り直せます

但し、

 

 

このような巨人が描かれている出目になってしまうと、そのダイスを巨人側プレイヤーに渡さなければなりません

巨人側は、受け取ったダイスを後のフェイズで使用する事が出来ます(詳しくは後程)

 

 

 

全員が納得いく出目になったら このフェイズ2は終了です

 

 

 

フェイズ3: 巨人側は巨人出目を使ってアクションを行う

巨人側は、ゲーム開始前に選んだ巨人のカードを持っていて、このカードには基本行動のようなものが一覧で載っています

 

 

 

 

このフェイズ3では、巨人側は一覧の中の行動を好きなだけ実行できますが、フェイズ2で受け取っている巨人出目をコストとして支払わなければなりません

コストとして支払ったダイスは、兵団側に返します

行動は例えば、巨人の体力を回復したり、兵団を攻撃したり、民間人を1人捕食したり出来ます

巨人側は、兵団1人(=プレイヤー1人)の体力をゼロにすればゲームに勝利しますし、

 

民間人を全て捕食しても勝利します

 

 

 

 

 

 

 

フェイズ4: 兵団側は、フェイズ3で戻ってきたダイスを1回だけ振り直せる

振り直して もし巨人出目になったら、そのダイスはこのフェイズ中は使用不可として脇に避けておきます

それ以外の出目になったら、この後のフェイズで使いますので手元に置いておきます

 

 

 

フェイズ5: 巨人側はプレイされている2枚のアクションカードを解決する

巨人側は、フェイズ1でプレイした2枚のアクションカードを解決します

(この時は、特に巨人出目は必要ありません)

 

 

 

まずは公開されている方のカードから解決するのですが、兵団側はそれを阻止する事が出来ます

 

 

 

 

阻止するには、そのカードの下部に示されている出目を支払う必要があります

 

 

 

 

1枚目が終わったら、続いて2枚目の解決です

伏せられているので公開して解決しますが、やはり兵団側はカード下部に示された出目を支払えば、阻止する事が出来ます

このアクションカードによる攻撃は、フェイズ3での巨人の基本行動のものより強力なので、兵団側は出来る限り阻止したい所です

 

 

 

フェイズ6: 兵団側は様々なアクションを行う

兵団側は、手元に残っている出目を使い、好きな順番で好きなだけアクションを行います

出目によってアクションが異なります

 

 

 

これは移動の出目でして、

 

 

 

 

 

塔ですとか、

 

 

 

 

 

巨人パネルの足場に、自駒を移動させられます

塔や足場には高さを示す数字が書かれていて、移動出目1つにつき高さを1段階上下できます

 

 

 

これは剣攻撃の出目で、

 

 

 

 

 

巨人の足場にいれば、1ダメージ与えられます

巨人を倒すには体力をゼロにしただけでは駄目で、ゼロにした上で 且つ 後述の戦術カードの条件を達成しなければ倒せません

巨人を倒せれば、当然兵団側の勝利となります

 

これは大砲攻撃の出目でして、

 

 

 

 

 

塔には大砲コマがいくつか設置されてますので、塔にいれば巨人に2ダメージを与えられます

この大砲コマは、巨人に破壊される事があり、全ての大砲を破壊されてしまうと巨人側の勝利となってしまいます

 

 

これは戦術カード変更の出目でして、

 

 

 

 

 

兵団側が使用できる、このような戦術カードが、

 

 

 

 

 

表向きで山札になっていますので、戦術変更の出目を使う事で、一番上のカードを山札の底に移す事が出来ます

 

 

 

 

この戦術カードには発動条件が示されていて、このフェイズ中に条件を達成できれば強力な効果が発動します

条件は例えば、「高さ7にいるプレイヤーは剣攻撃の出目2個を支払い、塔にいるプレイヤーは大砲攻撃の出目1個を支払い、地上にいるプレイヤーは移動出目2個を支払う」という感じです

発動効果は例えば、「目潰しにより、今後ずっと巨人側はフェイズ1でアクションカードを伏せられない」や、

「四肢切断により 巨人側のアクションカード1枚をゲームから除外する」などの強力な効果があります

中には、「巨人の体力をゼロにして、更に いくつかの条件を達成すれば勝利」という戦術カードもあります

 

 

 

フェイズ7: 後処理

兵団側各自の担当色ダイスを回収したり、などの後処理をします

 

 

 

 

 

巨人側がフェイズ1でプレイしたアクションカード2枚は、このフェイズでひとまず脇に避けておきます

この脇に避けたカードは、次のラウンドのフェイズ7にて回収して手札へ戻せます

つまり、同じアクションカードは毎ラウンド続けて使う事は出来ないという事になります

 

 

以上の7つのフェイズを順に実行したら1ラウンド分が終了となります

ラウンドを続け、どちらかの陣営が勝利したらゲーム終了です

 

ルールはこんなところでしょうか

 

ファンゲームかと思いきや、純粋にボドゲとして とても面白そうです

原作再現もうまくできていますので、原作ファンも楽しめますし、原作を知らなくとも ゲームシステムがしっかりしてますのでボドゲーマーも楽しい筈です

兵団側は、どのダイスを振り直すかや、どのアクションをどういう順番で実行していくかなど、都度相談が出来ますので(というより必須)、兵団側はワイワイして楽しいと思います

巨人側は孤独ですが、その負の感情を力に換えて暴れましょう笑