T.I.M.E ストーリーズ

ボードゲーム「T.I.M.E ストーリーズ/T.I.M.E Stories」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Peggy Chassenet氏、Manuel Rozoy氏、Space Cowboys社に帰属します”

邦題 T.I.M.E ストーリーズ
洋題 T.I.M.E Stories
作者 ・Peggy Chassenet
・Manuel Rozoy
作者の作品 ・T.I.M.E ストーリーズシリーズ (2015)
など
国内取扱メーカー ホビージャパン
発売年 ・原作 2015
・日本語版 2017
定価 6480
プレイ人数 2 – 4
BGG ベスト人数 4 (推奨: 3 – 4 )
プレイ時間 90
対象年齢 12 以上
BGG プレイ感 2.66 / 5
BGG 評価 8.0 / 10
BGG 全体ランキング 34 / 約13000
BGG ジャンルランキング ・テーマ: 11 / 約850
BGG カテゴリー アドベンチャー、大人向け、中世、空想科学
BGG メカニズム 協力プレイ、ダイスロール、ロールプレイ、ストーリーテリング、ループもの、キャラクター別特殊能力、投票
その他要素

※上記データは 2017/07 時点 最新BGGへ

 

 

※紹介の都合上、冒頭部分の絵(カード)などをほんの少し載せていますので、一切のネタバレを見たくない方は引き返して下さい

 

まず何と言ってもこのパッケージに惹かれた方が多い事でしょう

かく言う私もそうです

真っ白な背景に機械がチラ見しているこの構図、凄まじくクールですね

チラ見効果でこんなにも格好良くなるなんて

私も真似してみます

 

パッケージのみならず、中身も美麗な絵が沢山描かれています

 

 

 

 

 

こういったものも

 

・・・あ!石を投げないで!ごめんない!

 

 

 

本当はこういうのとか、

 

 

 

 

 

こういうのです

 

 

 

 

 

説明書の表紙絵もとっても美麗

 

 

 

 

 

 

ゲームの内容は、ループもの(Google検索)のアドベンチャー協力ゲームでして、謎を説いていくストーリーのために1回しか遊ぶことが出来ず、ネタバレ厳禁となっています

そのゲームシステムや綺麗なアートワークにより、大変注目された作品です

海外ではいくつか拡張も出ていて、日本では基本版と一緒に拡張版2つも同時発売され、ホビージャパンさんの力の入れようがビシビシ伝わってきます

私はこの作品の海外版を初めて知った時には興奮し、ヤフオクでの高騰っぷりを見て意気消沈し(基本版だけで一万円はゆうに超えてました)、ホビージャパンさんから日本語版が出るという事で興奮し、実際に手に入れて興奮したところです

マイス&ミスティクス」でもそうでしたが、翻訳量がとてつもなく、さぞ大変だったかと思いますが、

ホビージャパンさん、いえホビージャパン様、日本語版を出して頂き本当に本当にありがとうございました

 

 

 

目的

とある未来、この世界ではタイムマシンが完成しており、私達はタイムパトロールの隊員として、とある時代(過去)の精神病院で観測された”時空の歪み”を正すのが目的です

過去に向かうわけですが、自分自身の身体は置き去りにして意識だけが現地の人間へ入り込むことになります

幽体離脱して、タイムトラベルして、憑依するイメージでしょうか

 

 

 

ゲームの流れ

先程も載せましたが、こちらがその現地の人間達です

  • コカイン中毒者
  • 戦場ノイローゼ患者
  • 孤独発作少女
  • 人肉食癖

などなど、ここ個性的な方ばかりです

能力値や特殊能力はそれぞれ異なっていて、パワーキャラ、テクニックキャラなどがいますので、メンバーのバランスを考えて構成した方が良いと思います

 

これがメインボードです

 

 

 

 

 

このようなロケーションカードがあります

中身は絶対に見ないようにします
例え欠品チェックの時でさえも

このカードは自分達パーティーメンバーが現在いる部屋を示しており、その現在いる部屋名のロケーションカードの束を取り、

 

 

メインボード下側に左から順に1枚ずつ置き、

 

 

 

 

 

1枚ずつ置き、

 

 

 

 

 

と並べていきます

そして、この場面の状況が書かれたカードを、代表者が読み上げます

例えば、

「手前の左側には女性が立っておりこちらを見ている。 奥には男性がソファに座っており〜」

といった具合です

 

各ロケーションカードの上にはマス目があるので、プレイヤー達は相談し、各々が探索したい場所にプレイヤー駒を一斉に置きます

1枚のカード(場所)に複数人が探索に向かってもOKです

 

 

各自、プレイヤー駒の下側にあるカードを受け取り、めくって自分だけが中身を確認します

カードの中身は例えば次のような事が書かれています

「目の前の女性がこう話しかけてきた。ほにゃらら」

「目の前の男が、「○○のアイテムを持って来たらいい事を教えてやる」と言った」

という具合

 

見終わったら全員カードを戻し、そのカードの中身がどういうものだったのかを、まだ見ていないプレイヤーへ対して説明してあげます

この時はそのカードの中身を見せてはならず、またカードの文章を読み上げるのではなく、自分の言葉で説明します

 

全員の説明が終わったら、メインボードの時間トラックのこのマーカーを1つ進めます

この時間トラックは残り時間を示していて、マーカーが最後まで進むとゲームオーバーとなります

しかし安心して下さい、ループものですので何度でもやり直せます

そう、まるで無限地獄のように・・・

時間を進めたら、以上で1ターン分が終了です

 

再度プレイヤー駒を探索したいイベントカードに置くところから始めるのですが、ターンの始めに部屋を(全員で)移動する事も出来ます

 

 

 

 

メインボードの左上にマップがありますので、特に隣接ではなく好きな場所を選んで移動できます

 

 

 

 

場所移動をした場合にはこのダイスを振り、出目によって1〜3マスぶん時間マーカーが進みます

 

 

 

 

移動したら、その場所のロケーションカードをメインボードに並べ直し、代表者が状況を説明する、という流れです

 

 

 

 

ロケーションカードの中身によっては戦闘が起こったり、いざこざを話し合いで解決しなければならなかったり、テクニックで障害を取り除いたりしなければなりません

それらは全て、ダイスで解決します

キャラクターの能力値によって振れるダイス数が異なり、1つの出目につき0〜2の成功点となり、規定の成功点に達したらイベント達成となります

 

 

 

このゲームでは、99%初回でクリアすることは不可能になるよう調整されています

どこに有用な情報やアイテムがあるかが分からない故に手当り次第となり、且つハズレ的なイベントも少なくない為、絶対的に時間が足りないのです

ゲームオーバーとなった場合はリセットされる訳ですから、せっかく獲得したアイテムなども水の泡となります

「しかしご安心下さい、リセットされないものもあります

 それは、あなたの心です」

また1から始めるのは苦かもしれませんが、

「皆さん、もう一度挑戦しましょう

 次はもっと、上手く進めるようになっていますから

何度もループし、一度しかクリア出来ない都合上、「同じメンバーで丸1日を使ってタイムストーリーズを遊ぶ会」で遊ぶことを強く強くオススメします

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

  • 繊細なイラストでプレイヤーを世界に引き込んでくれる
  • 外箱を部屋に飾るように置いておけば、お洒落度アップ
  • ストーリーは飽きさせないよう、笑いがあったり、緊迫したり、謎が深まったり、熱くなったり、そして涙は・・・
  • 世のループものには名作が多い・・・
    なぜならば! 出口の見えないループを、苦労して苦労してやっとの思いで抜け出した時の感動は、より一層いや、より三層大きいからなのです!」
  • 1度しか遊べないが、拡張も2つ同時発売