ドラフト

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 Antoine Bauza氏、Repos Production社に帰属します”

 

ボードゲームで単にドラフトというと、ブースタードラフトを指す事が多いです

元は TCG でのシステムの事です

ドラフトがボードゲーム界へと導入された最も有名な作品は、アントワーヌ・ボザ作の「世界の七不思議」です

(それより以前にも、正式ルールではないですが、暗黙の了解でドラフトが マスト になっていた作品として「アグリコラ」もありますね)

その作品以降、他のボードゲームでもドラフトシステムが使われ始めていますので、

「このボードゲームはドラフトゲームです」、

なんて説明されてもピンと来るように、(ボードゲーム界での一般的な)ブースタードラフトのやり方を説明します

 

 

 

各プレイヤーへカードが何枚か配られます

仮に5枚としましょうか

 

 

 

 

全員、そのカードの中身を見て、

 

 

 

 

 

好きな1枚を抜き取り、

 

 

 

 

 

自分の目の前に伏せて置きます

 

 

 

 

 

全員、残りの4枚を左隣のプレイヤーの脇に伏せて置きます

 

 

 

 

 

全員、右隣りのプレイヤーが置いてくれた4枚を手に取り、

という具合に上記を繰り返します

(再度その中から好きな1枚を目の前に置くところから)

 

 

最初に配られた枚数は5枚ですから、以上を計5回分繰り返すと、

隣りへ渡すカードが無くなり、自分の目の前には選び取った5枚が伏せられています

 

 

 

 

この選び取ったカードが、自分の手札となる訳です

 

 

 

 

 

 

 

このシステムでは、

  • ”自分が利を得るカードを選び取るか、もしくは渡す先のプレイヤーが得するカードを カット するか”、

という ジレンマ が発生します

 

また戦略性として、

  • ”あのカードを隣りへ渡したから、誰かあの戦略でくるな”という予測がついたり、
  • ”このカードが欲しいけども他プレイヤーにとっては必要なさそうだから、別のこっちのカードを先に取ろう”、

といった事が起こりえます

 

 

 

ドラフトの説明はこんなところでしょうか

もし「世界の七不思議」を遊んだ事がないのであれば、是非一度は遊んでみて下さい

ドラフトゲームの傑作として非常におすすめです

 

良きボドゲライフを

それでは