ボードゲーム(カードゲーム)「フンタ:カードゲーム/Junta: Las Cartas」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当作品の画像の著作権は、
Christoph Reiser氏、Sebastian Resl氏、Johannes Krenner氏、Pegasus Spiele社に帰属します”
邦題 | フンタ:カードゲーム |
原題 | Junta: Las Cartas |
作者 | ・Christoph Reiser ・Sebastian Resl ・Johannes Krenner |
作者の作品 | 【Christoph Reiser】 ・フンタ カードゲーム (2016)(Sebastian Resl共作) ・フンタ 大統領万歳 (2010)(Sebastian Resl共作【Sebastian Resl】 ・フンタ カードゲーム (2016)(Sebastian Resl共作) ・フンタ 大統領万歳 (2010)(Sebastian Resl共作【Johannes Krenner】 – |
国内取扱メーカー | ホビージャパン |
発売年 | ・原作 2016 ・日本語版 2016 |
定価 | 2160 |
プレイ人数 | 3 – 6 |
BGGベスト人数 | 6 (推奨: 5 – 6 ) |
プレイ時間 | 45 – 60 |
対象年齢 | 12以上 |
BGG重さ具合 (高い程重量級) |
2.50 / 5 |
BGG評価 | 6.9 / 10 |
BGG全体ランキング | 7633 / 約13000 |
BGGジャンルランキング | – |
BGGカテゴリー | 経済、ウォーゲーム |
BGGメカニズム | ハンドマネジメント、運試し、シミュレーション |
その他要素 | ブラフ、交渉、バナナ共和国、大統領、汚職、裏切り |
※上記データは 2016/12 時点 最新BGGへ
通常の「フンタ」はボードゲームですが、それのカードゲーム版です
通常フンタの肝となる部分を残した良いスリム化になっているように感じます
世界観や基本的な部分は通常のフンタと同様で、バナナ共和国で誰よりも私腹を肥やそうというゲームです
これがマネーカード
このような仲介人カードがあり、
各プレイヤーは1色分を持っていますので、
獲得したマネーカードはその上に伏せて横向きに置きます
トランクからお金がはみ出ている構図になってて笑えます
ただ、この状態だと他プレイヤーからの攻撃によって失ってしまう可能性がありますので、安全なスイス銀行に移したほうが良いのです
スイス銀行に移すと、仲介人カード上の全てのマネーカードは、仲介人カードの下に潜り込みます
これで安全です
金庫からお金がはみ出ていr(略
ゲーム終了時に、仲介人カードの上と下の全てのマネーカードの合計金額がより多いプレイヤーが、最も腹黒い下賤な者として勝利します
大統領を1人決め、そのプレイヤーの目の前にこのような大統領カードを置きます
「わたしが大統領だ」
大統領はゲーム中に他のプレイヤーに移る可能性があります
このような反逆者カードを、
各プレイヤーは1枚受け取ってそれを手札とします
但し、大統領はその反逆者カードを使用不可として、大統領カードの下にしまっておきます
このような政治カードというものがあり、
山札になっているので各プレイヤーは何枚か受け取って手札とします
マネーカードも山札になっており、各プレイヤーはいくらかのお金を持った状態でゲームスタート
5つのフェイズからなるラウンドを、ゲーム終了するまで続ける事になります
フェイズ1: 大統領がマネーカードの山札を引く
大統領は、プレイヤー人数+1枚のマネーカードを引きます
設定としては、海外からの援助金です
フェイズ2: 大統領はそのマネーカードを分配する
大統領は、先程引いたマネーカードを分配し、その額を宣言します
一部のプレイヤーへのみ分配してもいいですし、自分が総取りしてしてもOKです
更に、引いたマネーカードの嘘の合計額を伝えてもOKです
フェイズ3: 分配されたマネーカードの審議を行う
各自、分配されたマネーカードを見て、その額に納得が出来るか否かを審議します
政治カードの中には、手のアイコンの”票数”が書かれているものがあり、
各プレイヤーは、手札からそれを出します
賛成ならカードを縦向きに出し、反対なら横向きにして出します
手番は二巡まわってきます
カードを出さずに、山札から1枚補充する事も出来ます
票数を集計し、賛成多数なら何事もなく平和に審議が終わり、各自スイス銀行にお金を移した後に今回分配されたマネーカードを受け取ります
そして次のフェイズ4は飛ばしてフェイズ5に進みます
もし反対多数なら、クーデターが起きてフェイズ4へ進みます
フェイズ4: クーデター
フェイズ3で最も反対票数が多かったプレイヤーが首謀者として、このようなカードを受け取って目の前に置きます
カバさんが首謀者とします
そして首謀者は、自分に分配されたマネーカードを大統領に突き返します
このフェイズ4では、大統領陣営VSクーデター陣営として戦闘が起こります
大統領と首謀者以外のプレイヤーは、どっちの陣営につくかを決めるのですが、
そのプレイヤーに対して大統領は、先程突き返されたマネーカードを使って買収する事も出来ます
「クマさん、このご時世なにかと入り用だろうからこれでも取っといてよ ところで、これから戦争があるんだが、勿論共に戦ってくれるよね?」
全員の陣営が決まったら、対決です
各自手札から政治カードを好きなだけ伏せて出します
全員同時にめくり、
カードの爆弾アイコンの戦闘値を集計して比べます
敗北した陣営は、仲介人カード上にあるお金は捨札となり、分配されたマネーカードを勝った陣営に奪われたりします
勝利した陣営は、スイス銀行にお金を移動した後に、分配されたマネーカードや、追加のお金を受け取ったりします
もしクーデター陣営が勝った場合には、首謀者が新たな大統領となります
フェイズ5: 政治カードの補充
手札が少ないプレイヤーだけが、政治カードの山札からカードを受け取ります
以上が1ラウンド分です
まとめると、
- フェイズ1: 大統領はマネーカードを数枚引く
- フェイズ2: 大統領は引いたマネーカードを分配する
- フェイズ3: 分配額の審議を行う
- フェイズ4: 反対多数ならクーデターが発生する
- フェイズ5: 政治カードを引いて手札へ補充する
です
政治カードの中には、次のようなものもあります
「建物」
自分の目の前に置いたままとなり、永続効果を起こす
「介入」
建物を壊すなどの、特殊効果を起こす
ルールはこんなところでしょうか
大統領は、全員に同じような金額を分配していたら勝てはしないので、自分と、最下位そうなプレイヤーに高額に分配することになると思います
そうなると、他のプレイヤーが不満を募らせることになるので、どうしたってクーデターが起こるようになってます
- 1978年に発売されてから未だ重版を続けている作品「フンタ」、そのシステムをシンプル化したカードゲーム版で、より気軽に遊べる
通常フンタはプレイ時間4時間ですから - 汚職にまみれたい方、メンタルが強靭な方へ
- 「ドカポン」や「いたスト」好きな方も楽しめるかも
- BGG ベスト人数6人の、大人数でこそ面白くなる中量級ゲームをお探しの方へ