シャッフル

シャッフルには色々なやり方があり、それを紹介していこうと思いますが、少し長くなりそうなので先に言いたい事を述べますと、

  • 一般的なシャッフル(ヒンドゥーシャッフル)だけだとシャッフルの効果が薄い
  • 効果が高いシャッフルをするにしても、その一種類だけではデメリットが残る
  • 故に、きちんと混ぜるには複数のシャッフル方法を行ったほうが良い

ということです

 

具体的には、

「ディールシャッフル1回→ ヒンドゥーシャッフル数回」、

を行うのが実用的です

 

 

 

それでは各シャッフルを説明していきます

ヒンドゥーシャッフル

日本人がシャッフルと聞いて1〜2番目に思い浮かぶシャッフルで、大多数の日本人が行っているあの普通のシャッフルです

日本を含めて東洋では一般的なシャッフルです

 

厳密には、ヒンドゥーシャッフルとジャパニーズヒンドゥーシャッフルとがありまして、

ヒンドゥーシャッフルは、山札を持つ手の手のひらが空へ向いていて、もう片方の手のひらは地面を向いてます

こうなっていて、

 

 

 

引いて

 

 

 

 

 

上に乗せる

 

 

 

 

 

 

ジャパニーズヒンドゥーシャッフルは、両方の手のひらが空を向いてます

 

 

 

 

 

これらのシャッフルの特徴は、カットの連続のようなものなのでほとんど混ざらないことです

何度やろうと、束を移動させているだけですので

短時間で大雑把なシャッフルが出来るというメリットがあります

 

 

 

オーバーハンドシャッフル

主に欧米で普及している方法です

 

 

 

 

片方の手でカードの短辺部分を挟み持ち、カードを地面と垂直気味になるように立て、

 

 

 

 

もう片方の親指でカードを数枚地面へ向けてずらし落とし、

 

 

 

 

 

ずらし落としたその手でキャッチする

 

以上を繰り返します

 

 

 

落とし切り、スライドシャッフルとも呼ばれます

このシャッフルの特徴も、ヒンドゥーシャッフルと同様です

 

 

 

リフルシャッフル

日本人がシャッフルと聞いて1〜2番目に思い浮かぶシャッフルで、トランプに手慣れた人やマジシャンがよく使う、カードを2山に分けてバララララッと勢い良く混ぜるあのシャッフルです

音も見た目も派手で格好いい為、パフォーマンスには最適です

数回行うことでよく混ざりはするのですが、いかんせんカードを曲げるので、他人の所有物で行うのはご法度です

他のデメリットとしては、一番上と一番下のカードが混ざりにくいです

 

 

 

ファローシャッフル

フォロー」ではなく、「ファロー」

カードを2山に分けて、その両方をお互いにねじ込んでいくシャッフルです

 

 

 

ここに2山があるじゃろ

 

 

 

 

 

こうしてねじ込んで、

 

 

 

 

 

こうじゃ

 

今回は地面と水平になるようにやったが、垂直バージョンもあるのー

垂直は次のようにするのじゃ

 

 

ここに2山があるじゃろ

 

 

 

 

 

こうして

 

 

 

 

 

こうじゃ

 

垂直の方だと、ねじ込むのではなく、重力の赴くままに落とし入れる感じになるのー

両方の手はカードを軽く支える程度の微力にすることじゃ

くれぐれも力んではいかんぞい

もし上の山が落ちにくいなら、ゆさゆさと軽く揺さぶると落ちやすいぞ

試してみることじゃ

 

特徴として、混ざり具合や、一番上と下のカードが混ざりにくい点は、リフルシャッフルと同じじゃのー

他のデメリットとしては、スリーブを入れていないとすこぶるやりにくくてカードも痛める(垂直版なら多少改善)ことと、多少は スリーブ の寿命が短くなることかのー

あとマナーの話になってくるが、たとえスリーブに入っているとしても、他人様のものなら控えるか、一声掛けてからの方がいいかもしれんのー

 

 

 

ディールシャッフル

カードを各プレイヤーへ1枚ずつ配っていくあのやり方を、自分の目の前で行うイメージで並べていき、出来上がった各山を1山へまとめるシャッフル方法

 

 

自分の目の前に1枚ずつ、

 

 

 

 

 

1枚ずつ並べ、

 

 

 

 

 

適当な数の山札を、

 

 

 

 

 

作り上げて、

 

 

 

 

 

いき、

 

 

 

 

 

各山を1山になるように重ねて、

 

 

 

 

 

どんどん重ねて、

 

 

 

 

 

いきます

 

非常によく混ざりますし、カードも痛めにくいです

並べる山札の数は、5〜8ぐらいでいいかと思います

(私の場合は、例えば5枚のセットコレクションを作り上げていくゲームなのであれば、その1〜2ぐらい多い山札を並べます)

 

注意点として、各山を重ねる時はランダムで重ねていかないと偏りが出ます

デメリットは、時間が掛かることと、広めの場所が必要なことです

因みに、ショットガンシャッフルとも呼びます

「Crazy」

 

 

 

ウォッシュシャッフル

ビギナーズシャッフル、焼きそばシャッフルとも

目の前にカードを伏せて、手でかき回してぐちゃぐちゃにするシャッフル

麻雀でやっているあのシャッフルです

因みに麻雀だと、洗牌(せんぱい、しーぱい)といいます

 

ヒンドゥーシャッフルよりも全然混ざるし、短時間で終わるので何気に使えるシャッフルです

且つ、山札にする前のぐちゃぐちゃな状態で各自(の手札などで)必要な枚数分引いていけば配る時間が必要なく、また自分でいいカードを引き当てるという楽しみも生まれる

 

 

 

更に、カードを中央に置いたままでも遊べるゲームであれば、山札にせずにぐちゃぐちゃのままで遊べます

このような山札を、通称「ぐちゃ札」といいます

・・・

・・・・・・嘘つきましたごめんなさい

言いません

 

いい事ばかりですがデメリットとしては、シャッフルする場所が広めに必要な事と、見た目がスマートではないこと、あとカードの上下が逆さになってしまうことです

ただ、TCG ならともかく、ボードゲーム界では上下逆さでも問題ないカードも多いので、そこまでのデメリットでもないです

因みに、タロットカード占いなどでは、カードの上下逆さも意味を持ってくるので、通常はこのウォッシュシャッフルを行います

 

 

 

主なシャッフルはこんなところでしょうか

 

最後に再度の結論としまして、

  • よく混ざるディールシャッフルを時間の都合上1回だけ行い、
  • 続いて、規則的に混ざったディールシャッフルを短時間でランダムに混ぜ直す為に、ヒンドゥーシャッフルを数回行う

これが実用的な方法かと思います

 

良きボドゲライフを

それでは