ニットウィット

ボードゲーム「ニットウィット/Knit Wit」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Matt Leacock氏、F2Z Entertainment社に帰属します”

邦題 ニットウィット
洋題 Knit Wit
作者 Matt Leacock (マット・リーコック)
作者の作品 ・キルクスマクシムス (2016)
・ニットウィット (2016)
・パンデミック:イベリア (2016・Jesús Torres Castro共作)
・パンデミック:レガシーシーズン1 (2015・Rob Daviau共作)
・パンデミック:完全治療 (2014)
・禁断の砂漠 (2013)
・パンデミック:新たなる試練 (初代パンデミックの新版・2013)
・禁断の島 (2010)
・パンデミック (2008)
・ロールスルージエイジズ(別名:スルージエイジダイス) (2008)
など
国内取扱メーカー ホビージャパン
発売年 ・原作 2016
・日本語版 2017
定価 4320
プレイ人数 2 – 8
BGG ベスト人数 6 (推奨: 3 – 8 )
プレイ時間 15
対象年齢 8 以上
BGG 重さ具合
(高い程重量級)
1.80 / 5
BGG 評価 6.4 / 10
BGG 全体ランキング 2893 / 約13000
BGG ジャンルランキング
BGG カテゴリー ワードゲーム
BGG メカニズム エリア包囲、紙ペン
その他要素

※上記データは 2017/01 時点 最新BGGへ

 

 

まずは何と言ってもその コンポーネント に惹かれます

開封する時に驚いたのですが、箱も凄い凝っていまして、

 

 

 

この状態から、

 

 

 

 

 

こう上へ引き出して、

 

 

 

 

 

出した状況はこんな感じで、

 

 

 

 

 

二重箱っぽくなっているんです

そして更に、

 

 

 

 

本体の箱を、

 

 

 

 

 

手前側から奥側へこう開いて、

(「ビブリオス」みたいなマグネットで閉じられています)

 

 

 

 

箱の内側には内ポケットがあるんです

柄もおしゃれ

 

 

 

 

ここまで凝っているボドゲは初めて見ました

外箱のアートワークも雰囲気があって綺麗ですし、コンポーネントと共にとてもおしゃれなゲームです

 

ニットウィットの意味は、

  • Knit: (毛糸や織物を)編む、編み物
  • Wit: 理知、知力、人知、機知、とんち

です

 

 

 

ゲームの内容はと言いますと、リアルタイム制の連想ワードゲームです

 

ゲーム中の場はこのようになっていますが、

 

 

 

 

 

分かり易くこのくらいで説明します

写真内の コンポーネント は、

  • 数字が書かれたページュ色の糸巻き
  • カラー色のヒモ+洗濯ばさみ
  • 洗濯ばさみに付いているワードタグ

があります

1と書かれた糸巻きを見て下さい

青色と赤色のヒモに囲われていますね

そのヒモにはそれぞれ洗濯ばさみとワードタグがくっついていますが、そのワードタグ全てに連想されるものが、1番の糸巻きの回答です

ワードタグは青色ヒモが「珍しい」、赤色ヒモが「違法」ですので、回答は例えば、「麻薬」や「国際機関へのハック」などでしょうか

2番の糸巻きも見てみましょう

青色ヒモだけに囲われていて、そのヒモのワードタグは「珍しい」ですので、回答例は「ネッシー」や「のび太がテスト100点」などでしょうか

場には沢山の糸巻きがありますので、出来るだけ多くの糸巻きの回答を素早く考えるのがゲームの目的です

 

 

 

ではゲームの流れについて

リアルタイム制と言いましたが、ゲーム前半は手番制で場を作り上げていき、後半でリアルタイムに回答を考えていく、という構成です

 

では前半について

場には何もない状態から始まり、各プレイヤーはヒモ1本と糸巻き1個を1セットとして、規定セット数分持っています

前半終了の条件を満たされるまで、手番が巡り続けます

手番では次の3つのステップを順に行って手番終了となります

 

ステップ1: ヒモ1本を場に配置する

 

 

 

 

 

(写真は私がゲーム第二手目の場面)

配置する時は、場のいづれかの糸巻き1個のみを囲うようにし、且つ洗濯ばさみを一切囲わないようにします

(ゲームの第一手目は場に糸巻きが無いので例外)

 

 

 

ステップ2: ワードタグを洗濯ばさみに挟む

ワードタグをランダムに1枚引いてきて、今しがた配置したヒモの先の洗濯ばさみに挟みます

 

 

 

 

ステップ3: 糸巻き1個を場に配置する

 

 

 

 

 

ヒモで区切られている領域、この写真では5つの領域がありますが、

 

 

 

 

 

配置する時は、他の糸巻きが存在しないいづれかの領域に置きます

自分が今回配置したヒモ内でなくとも結構です

 

 

 

 

以上で手番終了です

 

手番を続け、誰も糸巻きを配置できなくなったら前半終了です

と同時にスタート合図を行って後半スタートです

スタート合図は「ニットウィット!」がいいでしょうかね

後半は、先述したようにリアルタイムで全員同時に動きます

各糸巻きの回答を素早く考えていくのですが、

各自このような回答用紙と鉛筆を持っていますので、この用紙に書き殴っていきます

それにしても黒紙白鉛筆だなんて、これまたおしゃれ

場の全ての糸巻きの回答が書けたプレイヤーから順に、

 

 

場にこのようなボタンがありますので、穴の数がより多いボタンを取っていきます

このボタンはボーナスで、穴の数分の勝利点を得られます

場のボタンが全て無くなったら後半終了です

 

答え合わせをして集計したらゲーム終了、勝利点がより多いプレイヤーが勝者です

 

答え合わせは、若い数字の糸巻きから順に、その糸巻きのワードタグを読み上げてから全員の回答を発表していきます

回答に異議があるプレイヤーは「ニットウィット!」と言って抗議します

その場合は全員で審議を行います

あと、もし回答が他プレイヤーと被ってしまったら、その全員が不正解扱いとなります

 

勝利点は、

  • 正解した各糸巻きのワードタグ数分
  • 獲得したボーナスボタンの穴の数分

です

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

前半中にある程度回答を考えておく、というのは卑怯な気もしますが正攻法でしょうか・・・

 

 

  • 素敵な コンポーネント とアートワーク
  • 大人数に対応
  • ルールもシンプルで短時間で終わり、1手番分はすぐに終わるので ダウンタイム は短い
    というより、他プレイヤーの手番時には連想語を考えるのでダウンタイムは実質ほぼ無し