インカの黄金

ボードゲーム(カードゲーム)「インカの黄金/Incan Gold」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Bruno Faidutti氏、Alan R. Moon氏に帰属します”

邦題 インカの黄金
(リメイク元としてはドイツの「ダイアモンド」)
原題 (米)Incan Gold
((独)Diamant )
作者 ・Bruno Faidutti (ブルーノ・フェデュッティ)
・Alan R. Moon (アラン・ムーン)
作者の別作品 【Bruno Faidutti】
・ラプトル (2015)(ブルーノ・カタラ共作)
・マスカレイド (2013)
・あやつり人形 (2012)
・キテレツカップリングパーティー (2012)(Nathalie Grandperrin共作)
・スマイリーフェイス (2010)(Gwenaël Bouquin共作)
・レッドノベンバーを追え (2008)(Jef Gontier共作)
など
【Alan R. Moon】
・エアラインヨーロッパ (2011)
・黄金の島イスラドラーダ (2010)(Andrea Angiolino、Bruno Faidutti、Pier Giorgio Paglia共作)
・チケットトゥライド (2004)
・10デイズインヨーロッパ (2002)(Grafik Studio Krüger、Aaron Weissblum共作)
・サンマルコ (2001)(Aaron Weissblum共作)
・ユニオンパシフィック (1999)
・エルフェンランド (1998)
など
国内取扱メーカー アークライトゲームズ
発売年 ・原作(「ダイヤモンド/独国」) 2006
・米版 2008
・日本語版 2011
定価 2592
プレイ人数 3 – 8
BGGベスト人数 5 – 6 (推奨: 3 – 8 )
プレイ時間 20 – 40
対象年齢 8以上
BGG重さ具合
(高い程重量級)
1.15 / 5
BGG評価 6.9 / 10
BGG全体ランキング 567 / 約13000
BGGジャンルランキング ファミリーゲーム: 114 / 約1500
BGGカテゴリー アドベンチャー、ブラフ、探検
BGGメカニズム 運試し、同時アクション選択
その他要素 インディージョーンズ、バッティング、チキンレース

※上記データは 2016/11 時点 最新BGGへ

 

 

ボードゲームをテーマにした漫画放課後さいころ倶楽部」の2巻でも紹介されたゲームです

 

私達はトレジャーハンターです、インディージョーンズです

とある遺跡へと潜り、罠をかいくぐりながらもお宝をくすね、無事に持ち帰ってウハウハのゴージャスになることを目指します

お宝は左のような宝石や、右のようなアーティファクトです

宝石は、緑がトルコ石で価値1、黒が黒曜石で価値5、黄色っぽいのが黄金で価値10です

アーティファクトは価値5だったり10だったりします

 

ゲーム終了時に最もお宝の価値の合計が高いプレイヤーが紛うことなきインディージョーンズとなります

 

これが私達が挑む遺跡です

ケチッてモノクロで作られた訳ではありませんのでご安心下さい

 

 

 

 

1回潜る毎に1枚めくられていき、

 

 

 

 

 

5回潜ったらゲーム終了です(=全5ラウンド)

 

 

 

 

 

各プレイヤーは左のテント1つと、右のアクション選択カード2枚を持っています

カードは左が「地上へ脱出する」を示すもの、右が「更に奥へと潜る」を示すものです

かなり区別がつきづらいので、”テントが見える方が脱出カード”と覚えるとよいでしょう

 

これが遺跡の中を表すカードで、左が宝石カード、右が罠カードです

”通路からでかい岩がゴロゴロー”の罠が無いのが悔やまれます

 

 

 

それらとアーティファクトカードとが混ぜられて山札になって置かれています

 

 

 

 

全員が一緒になって遺跡に潜っているという設定で、チキンレースのようなゲームです

 

ゲームが始まったら、代表者が山札を1枚めくり、隣に置きます

 

 

 

 

 

(めくられたカードが宝石カードだったら、宝石を分配するのですが、それは後述)

次に、全員が選択カードを1枚を伏せて出します

 

 

 

「せーのっ」で一斉にめくり、”脱出”を出したプレイヤーは遺跡を脱出して一旦ゲームから抜けます

 

 

 

 

出した選択カードを手元に戻し、再度代表者が山札を1枚めくって隣に置きます

 

 

 

 

再度全員(一旦抜けているプレイヤーを除く)が選択カード1枚を伏せて出し、

 

 

 

 

「せーのっ」で一斉にめくり・・・という感じで続けていき、どんどん遺跡の奥へ潜っていきます

 

 

 

 

お宝のくすね方なのですが、

めくられた遺跡のカードがもし宝石カードだった場合には、その数字分の価値の宝石を”現在遺跡に潜っているプレイヤーだけ”で山分けされます

なので、遺跡の奥へ潜って頭数が減ればお宝の取り分が増えるという事です

この画像だと、宝石カードが13で、現在3人潜っているなら、各自にトルコ石を4個ずつ配ります

この時受け取った宝石はまだ仮獲得の状態で、テントには入れずに手元に置いておきます

 

割り切れずに余った宝石は、今回の宝石のカード上に置きます

写真だと、トルコ石を1個乗せます

このカード上の宝石はどうやって取るかと言いますと、”脱出”の選択カードを出した時に取れる可能性があります(後述)

 

仮獲得した宝石は、”脱出”の選択カードを出して地上に戻れた時に獲得確定となり、

 

 

 

 

テントの中に宝石を入れ、しばしニヤニヤします

脱出したプレイヤーは、その後は高みの見物です

まだ遺跡に潜っているプレイヤーの動向を眺めましょう

 

 

カード上に残った宝石の取り方について

ちょっと写真が見づらいのですが、現在めくられた遺跡カードは右から「宝石13、宝石9、罠、罠、宝石5」で、「宝石13」と「宝石5」の上にトルコ石がそれぞれ1個ずつ乗っており、全員にトルコ石が8個仮獲得している状況です

このような状況の時に、

一人だけ脱出した場合は、カード上の宝石(計2個)を総取りし、手元の仮獲得8個の宝石と合わせて、合計10個を獲得確定できます

もし同時に二人だけ脱出した場合は、カード上の宝石(計2個)を1個ずつ山分けし、手元の仮獲得8個の宝石と合わせて、合計9個を獲得確定できます

 

もし遺跡の中で罠に掛かった場合は、仮獲得の宝石が全部無くなります

あじゃぱー

 

 

 

 

では、その罠について

めくられた遺跡カードが罠だった場合、その絵柄の罠が今回のラウンドで1枚目に登場したのであればセーフで、罠を回避したことになり、特に何も起こりません

 

 

 

潜り続けていって同じ絵柄の罠カードがめくられたら(=2枚目になったら)、”現在遺跡に潜っているプレイヤー全員”は罠に掛かってしまい・・・・・・「なーむー、ちーん」です

 

 

 

次にアーティファクトカードについて

これが出た場合は山分けする為にそのカードを人数分に破ってから配ります

・・・

・・・・・・嘘です

山分けできませんので、”脱出”の選択カードを1人だけが出した場合にのみ、そのプレイヤーが獲得できます

 

獲得したアーティファクトカードは見せびらかすように自分の目の前に陳列します

 

 

 

 

同じ絵柄の罠が2枚出てくるか、全員が脱出をしたなら、1ラウンド分が終了します

これを5回繰り返す訳です

 

1ラウンド分の手順を簡単にまとめると、

  1. 潜る (遺跡山札を1枚めくる)
  2. めくったカードの効果を処理する
  3. 「脱出」か「潜る」かを決めてカードを伏せて出し、全員一斉に公開する
  4. 脱出したプレイヤーがいればその処理をして、そのプレイヤーは一旦ゲームから抜ける
  5. 上記1~4を繰り返す

という感じです

 

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

 

  • インディージョーンズ
    男のロマン
  • ルールが簡単で、サクッとプレイでき、且つワイワイ遊べる
  • 大人数にも対応
  • 名作「ダイヤモンド」のリメイク