アクワイア

ボードゲーム「アクワイア/Acquire」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Sid Sackson氏、Wizards of the Coast社、Hasbro社に帰属します”

邦題 アクワイア
洋題 Acquire
作者 Sid Sackson (シド・サクソン)
作者の作品 ・アイムザボス:カードゲーム (2012)
・アイムザボス (1994)
・メトロポリス (1984)
・キャントストップ (1980)
・アクワイア (1964)
・バザール (1967)
・フォーカス (1963)
など
国内取扱メーカー ホビージャパン
発売年 ・原作 1964
定価 5400
プレイ人数 3 – 6
BGG ベスト人数 4 (推奨: 3 – 6 )
プレイ時間 90
対象年齢 12 以上
BGG 重さ具合
(高い程重量級)
2.51 / 5
BGG 評価 7.4 / 10
BGG 全体ランキング 178 / 約13000
BGG ジャンルランキング ストラテジー ゲーム: 133 / 約1600
BGG カテゴリー 経済
BGG メカニズム ハンドマネジメント、持株、タイルプレイスメント
その他要素

※上記データは 2017/01 時点 最新BGGへ

 

 

1964年にアメリカで発売された大傑作、会社合併をテーマにした株ゲームです

ゲーム終了時にお金をより多く稼いだプレイヤーが勝者です

 

 

 

各プレイヤーはこのような トークン 用のスタンドを1つずつ受け取ります

 

 

 

 

 

このような数字とアルファベットの組み合わせが描かれた トークン がありまして、

(因みに、全く同じアルファベット・数字の組み合わせは1つしか存在しません)

 

 

場に 裏向き で置かれていますので、

 

 

 

 

 

各自6枚ずつ受け取ってスタンドに立て掛けます

 

 

 

 

 

こちらがメインボードでして、黒い各マス目内にはアルファベットと数字の組み合わせが描かれており、先程のトークンとリンクしています

 

 

 

 

ゲーム終了するまで手番が巡り続けます

手番では、基本的にワンプレイ&株券購入&ワンドローと順に実行するだけです

まずワン プレイ

スタンドからトークン1枚を取って、アルファベット・数字(両方が)一致しているマスへ配置します

 

 

 

そして株券購入

これは後述します

 

 

 

 

最後にワンドロー

場のサプライのトークン1枚を取って、スタンドへ加えます

 

 

 

 

これで手番終了です

 

手番を続けていくとその内、ワンプレイした時に トークン が2枚以上上下左右で繋がります

すると新しくホテルが設立されます

 

 

 

これがホテルで、7種類1枚ずつです

 

 

 

 

 

これらのホテルはメインボードの端に並べられていますので、

 

 

 

 

 

好きなホテル1枚を取り、

 

 

 

 

 

先程繋がったトークン上に乗せます

 

 

 

 

 

そして、このような各ホテルの株券があるのですが、

 

 

 

 

 

今しがた設立したホテルの株券1枚を無料で貰います

 

 

 

 

ホテル設立は以上です

 

 

 

手番中の株券購入について

設立されている好きなホテルの株券を3枚まで購入する事が出来ます

複数のホテルを組み合わせて買ってもよいです

 

 

 

所持株券は自分の目の前にこのように少しずらして並べるようにします

 

 

 

 

 

価格は、そのホテルが大きい程に高くなり、ホテルの高級度(グレード)でも変わります

ホテルの大きさは、繋がっているトークン数で表されます

ホテルのグレードは、ホテルの色によって最初から決まっており、高グレードなホテルほど繋がっているトークン数が少なくても株券が高いです

 

 

 

次にホテル合併について

ゲームが進むとこのような感じで次々にホテルが設立されていきます

 

 

 

 

 

更にゲームが進むと、いづれホテル同士が繋がります

すると次のような合併処理が発生します

 

 

 

ステップ1: 繋がった各ホテルの大きさを比べる

繋がる直前の各ホテルの大きさ(トークン数)を比べ、小さいほうが大きい方へ吸収されてしまいます

写真だと、赤ホテルが大きさ2、青ホテルが5ですので、赤ホテルが吸収される側です

 

 

ステップ2: 吸収された側のホテルの株主へ配当を行う

吸収された側のホテルの株券を持っている全プレイヤーの株券枚数を比べ、1位と2位へのみ配当金が渡されます

金額は、そのホテルの大きさやグレードによって変動します

 

 

ステップ3: そのホテルの株券を持っている全プレイヤーは、その株券を売却したり、その株券を吸収した側のホテルの株券へと2枚←→1枚で交換したり出来ます

 

 

 

 

ステップ4: そのホテルを場のマス目上から取り除き、サプライへ戻します

因みに、ホテルのトークン数が11枚以上になっていると、そのホテルは合併で吸収される事がなくなります

(吸収されてしまうようなマス目にトークンを置く事自体が出来なくなる)

吸収される事はないですが吸収する事は出来ます

 

会社合併処理は以上です

 

 

 

ゲームの終了は、次のいづれかの条件を満たしている時に、手番プレイヤーが終了を宣言したらです (しなくともよい)

  • タイルを置いた後、トークン41枚以上のホテルが存在する
  • タイルを置いた後、設立されている全てのホテルがトークン11枚以上になっている

 

ゲーム終了後は、設立されている全てのホテルを1つずつ前述の配当を行っていき、そしてそのホテルの所持株券を全て売却していきます

所持金がより多いプライヤーが勝者となります

 

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

 

ゲームルールだけ見てみても、このゲームの面白さが分かる人はほぼいないと思います

100回以上遊ぶ事が出来るすーぱー傑作ですので、出来れば3〜4回ぐらい遊んでから評価を下してほしいところです

1〜2回だと面白さに気づきにくいのです

 

 

少しアドバイスしますと、序盤〜中盤はとにかく吸収されるようにして下さい

そして吸収された時に配当金を貰えるように株券を買っていって下さい

一般的に考えると吸収されるのはダメなイメージがあるのですが、このゲームでは敢えて吸収されていく事で軍資金を手に入れ、そのお金でまた新たな獲物(吸収されそうなホテル)を狙っていく、というゲームなのです

このシステムは絵空事の設定ではなく、実社会でも会社を敢えて吸収させて利益を得られるみたいなのですが、私には仕組みがよく分かりません

 

 

 

  • 1964年に発売され、今もなお重版されて世のゲーマーに遊ばれているすーぱー傑作品
  • 深い戦略性があり、運要素も程よい為、100回以上遊べるポテンシャルを持つ