ボードゲーム(カードゲーム)「コヨーテ/Coyote」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当作品の画像の著作権は、
Spartaco Albertarelli氏に帰属します”
邦題 | コヨーテ |
原題 | Coyote |
作者 | Spartaco Albertarelli |
作者の作品 | ・ウィーン (2013) ・ファブフィブ (2004) ・コヨーテ (2003) ・カレイドス (1994・Marianna FulviとElena PretteとAngelo Zucca共作) など |
国内取扱メーカー | ニューゲームズオーダー |
発売年 | ・原作 2003 ・日本語版 2015 |
定価 | 1800 |
プレイ人数 | 2 – 10 |
BGGベスト人数 | 6 (推奨: 4 – 6 ) |
プレイ時間 | 15 – 30 |
対象年齢 | 10以上 |
BGG重さ具合 (高い程重量級) |
1.19 / 5 |
BGG評価 | 6.6 / 10 |
BGG全体ランキング | 1607 / 約13000 |
BGGジャンルランキング | パーティーゲーム: 78 / 約420 |
BGGカテゴリー | ブラフ、カードゲーム、パーティーゲーム、推論 |
BGGメカニズム | – |
その他要素 | – |
※上記データは 2016/11 時点 最新BGGへ
数字が書かれたこのようなカードがあります
これらのカードは山札とします
各プレイヤーは山札から1枚受け取ります
受け取ったカードの中身は見ないようにし、パッケージの女の子のように中身が見えないように外側へ向けて、インディアンのように自分のおでこにかざします
三人プレイだとすればこんな感じですね
これで準備完了、ゲームスタートです
ゲームの目的なのですが、自分を含めた全員の数字の合計値を超えた数値を宣言しないようにします
厳密には、超えてもいいのですが、それを他のプレイヤーに見破られないようにすれば問題ありません
上記写真で例えると、合計値が18なので、19以上は出来れば宣言したくありません
目的はもう一つありまして、他のプレイヤーが合計値を超えた宣言をしている事を見破る事です
それではゲームの流れについて
このゲームは手番制です
手番では、
- 1以上の整数を宣言する
(前の手番のプレイヤーが宣言した数字よりを超える必要あり) - コヨーテを宣言する(後述)
のどちらかを実行し手番終了となります
例えば、スタートプレイヤーが「3」を宣言したら、次のプレイヤーが数字を宣言するならば「4」以上でなければなりません
そうして手番を繰り返していき、誰かが「コヨーテ」と宣言したとします
「コヨーテ」宣言は、要は「ダウト」です
前のプレイヤーが宣言した数値が合計値を超えていると思えば、コヨーテ宣言をするのです
コヨーテ宣言された時は、全員のカードを公開し、答え合わせをします
例えば、カバさんが「20」と宣言し、その次のクマさんが「コヨーテ」と言ったとします
その場合は、合計値18を超えているので、超えた数値を宣言してしまったカバさんの負けとなります
もう一つ例として、カバさんが「15」と宣言し、その次のクマさんが「コヨーテ」といった場合は、合計値18を超えていないのにコヨーテ宣言をしてしまったクマさんが負けとなります
以上が1ゲーム分となります
各プレイヤーには、ライフカードと呼ばれるこのようなお人形が描かれたカードが渡されています
ゲームに1回負けるとそのプレイヤーにはコヨーテの呪いが降り掛かってしまう、という設定なのですが、描かれているお人形さんがその呪いから守ってくれる訳です
1回分のゲームに負けるとお人形さんが1体いなくなり、このカードを裏返して残り1体とします
もう1回分負けるとこのカードは破棄され、更にもう1回分負けるとそのプレイヤーはゲームから脱落です
ゲームを繰り返し、最後のプレイヤーだけになったらそのプレイヤーが勝者となってゲーム終了です
ただ、そうなると脱落プレイヤーは暇になってしまうので、最初の脱落者が出たらそこでゲーム終了、という ハウスルール でもよいと思います
カード構成はカードの 表面 を見れば一目瞭然となっていて、非常に遊びやすい配慮がなされています
見方としては、一番上の段の「20」は、「20」が一つ分だけ書かれているので「20」が1枚だけあるという意味です
次の段の「15」は二つ分書かれているので「15」は2枚あるという意味です
分かり易い
1ゲーム分が終わったら、各プレイヤーのカードは捨て札にするのですが、
写真のように裏面にして今迄登場したカードが何なのかを分かるようにしてもいいですし、
表面で捨て札にしてカウンティングを楽しんでもいいと思います
山札を作る時も、このようにぐちゃぐちゃにしたままの状態にして、各自好きなカードを取っていけばカード引きの楽しみが増えますし、シャッフルの手間も省けます
このような山札の事を、「ぐちゃ札」と呼びます
・・・
・・・・・・ごめんなさいウソです
この呼び方が広まっていけばいいなーと密かに思っているだけです
カードは数字だけではなく、特殊効果のあるカードもあります
まずはこちら 「0(ゼロ)」
左のカードは何の効果もない普通のゼロなのですが、右の真っ黒なゼロが特殊効果カードです
このカードを使い終わった後には、山札を全て捨て札にし、捨て札をシャッフルして山札を作り直します
こちらは「×2」
合計値が2倍になります
こちらは「MAX→0(ゼロ)」
一番大きい数字のカードがゼロに変わります
最後が「?」
誰かがコヨーテ宣言をして答え合わせをする直前に、山札から1枚引いて公開し、そのカードも合計値に加味される
他には ヴァリアント ルールとして、各プレイヤーが特殊能力を有しており、手番中に1回だけ能力を発動できる、というものがあります
それがこちらの仮面カードです(反対側に仮面が描かれている)
各プレイヤーはこのカードを持っており、自分の手番中にカード内の6つの能力から1つを選んで発動させられます
1度使用するとカードを裏返し、今回のゲームではもう使えなくなります
次の回のゲームの時には、カードを元の面に戻し再使用できるようになります
能力をいくつか挙げると、
- 「リバース」-数値を宣言せずに、順番を逆回りにする
- 「ショット」-数値を宣言した後に、次のプレイヤーを任意に指名できる
- 「セイム」-パスされて次のプレイヤーに手番が移る
※移ったプレイヤーは続けてのセイム不可 - 「ドロー1」-数値を宣言した後に、任意のプレイヤーを指名し、そのプレイヤーは山札から1枚引いておでこに加える
(もちろんその人は中身を見ちゃ駄目)
※1回分のゲームで誰か一人しか発動できない
といった具合
ただこのヴァリアント、ルールが雑な為、例えば「リバース」をしたら次の人も「リバース」をして結局意味が無かったりして、先に使ったもの負けな気がしてならない
何かいい ハウスルール がないものだろうか
ルールはこんなところでしょうか
- シンプルなルール
カード構成も覚えなくていい - サクッと短時間で終わり、ワイワイ楽しめる
大人数にも対応 - 絵のデザインが一般受けしやすく、出しやすい
- 小箱なので値段も安め
持ち運びにも楽 - テーブルが無くてもプレイできる為、お店や屋外でも遊べる