モダンアート

ボードゲーム「モダンアート/Modern Art」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Reiner Knizia氏に帰属します”

邦題 モダンアート
洋題 Modern Art
作者 Reiner Knizia (ライナー・クニツィア)
作者の作品 ・戦国時代 (2014)
・オロンゴ (2014)
・ケルト (2008)
・チーキーモンキー (2007)
・交易王 (2007)
・メディチ対ストロッツィ (2006)
・タイムズスクエア (2006) (新版:王と道化 (2016))
・インフェルノ (2005)
・ヘックメック (2005)
・ブルームーン (2004)
・アメンラー (2003)
・バトルライン (2000)
・ロストシティ (1999)
・ラー (1999)
・ノミのサーカス (1998) (新版:なつのたからもの(2013))
・サムライ (1998)
・砂漠を越えて (1998)
・ゼロ (1998)
・チグリスユーフラテス (1997)
・ツインズ (1996)
・ハイソサエティ (1995)
・キングダム (1994)
・古代ローマの新しいゲーム (1994)
・アンギャルド (1993)
・モダンアート (1992)
などなどまだまだ沢山
(BGG登録上では拡張含めて500程あります)
国内取扱メーカー ニューゲームズオーダー
発売年 ・原作 1992
・日本語版 2014
定価 3000
プレイ人数 3 – 5
BGG ベスト人数 4 – 5 (推奨: 3 – 5 )
プレイ時間 45 – 60
対象年齢 10 以上
BGG プレイ感 2.32 / 5
BGG 評価 7.3 / 10
BGG 全体ランキング 220 / 約13000
BGG ジャンルランキング ストラテジー: 155 / 約1600
BGG カテゴリー カードゲーム、経済
BGG メカニズム 競り、商品投機、ハンドマネジメント
その他要素

※上記データは 2017/03 時点 最新BGGへ

 

 

ライナー・クニツィア作の傑作三大競りゲーの1つです

因みに他の2つは「ラー」「メディチ」です

モダンな絵画を売買し、より多くのお金を稼いだプレイヤーが優れた転売ヤーとして勝利します

 

 

大まかなゲームの流れについて

このような絵画カードがありまして、

 

 

 

 

 

各プレイヤーは手札として何枚か持っています

残りは山札です

 

 

 

 

手番が何巡もまわってきますので、手番ではカードを(基本的に)1枚出します

このカードが競売品ですので、競りを行い、

 

 

 

落札者は(サプライ ではなく)出品者へ落札金を支払います

 

 

 

 

 

落札したカードは落札者の手元に並べます

 

 

 

 

 

これで手番が終了となり、次のプレイヤーの番です

 

絵画カードは全5色なのですが、

 

 

 

 

 

手番を続けていって、全員合わせて1色分が5枚になったら今回のラウンドの競りは終了となります

その5枚目のカードは、手札から出した瞬間にラウンド終了となり(競りには掛けられない)、そのカードは捨札になります

全員、落札したカードを全て売ります(売らなければならない)

いくらになるかといいますと、全員の落札したカードの色毎の枚数を比べ、1位30金・2位20金・3位10金の値がつけられます(1枚あたりの金額です)

 

先程の写真だと、
1位青色5枚、
2位緑色3枚、
3位紫色2枚、
4位黄色1枚、
です

 

 

 

その順位による金額のトークンがありますので、

 

 

 

 

 

このメインボード上に置いていきます

1枚につきその金額ですので、全員売って銀行からお金を取ります

(売ったカードは捨札です)

4位以下の色のカードは0金のクズカードとなってしまい、捨札にしなければなりません

 

これで1ラウンド分が終了です

 

全4ラウンドで、新たなラウンドでは全員にカードを規定枚数配り(最終ラウンドは除く)、また手番をまわして競りを行っていきます

 

 

 

 

 

4ラウンド後にゲーム終了して、お金をより多く持っているプレイヤーの勝利です

 

 

 

このゲームの面白いところとして、2ラウンド目以降のカード売却額の処理です

例えば3ラウンド目の競りが終わり、このように順位が決まったとします

この場合、

青色は、30+30+10で、1枚につき70金となります

今までの金額が累計されるのです

同じように、黄色の場合も、10+20で1枚30金と累計されます

が、紫色は今回のラウンドでは4位以下になっています

この場合、紫色は1枚0金のクズカードになってしまうのです

つまり、今回のラウンドで3位以内に入らないと、それまでのラウンドでの金額が足されないのです

 

例えば同じ状況で、最終ラウンドを迎えたとしましょう

青色1枚が競りに出されたとします

青色がもし今回3位以内に入れば、1枚80金以上(30+30+10+10以上)と高額になります

それを見込んで青色1枚を60金で落札したとしましょう

最終ラウンドが終わり、青色が4位以下になってしまった場合には、0金のクズカードになってしまうのです

 

色毎のカード枚数は多くありませんので、序・中盤で1位や2位になって高額になっている色ほど、終盤では0金クズカードになる可能性が高くなります(その色は既に多く出てしまっている為)

 

 

 

 

競りについて

競りのやり方は、出したカードの隅のアイコンによって変わります

 

 

 

 

 

少し紹介しますと、

  • 公開競り:
    漁港やTV番組のハンパープライスのような、
    順番関係なく、何度でも入札ができるやり方
  • 握り競り:
    全員同時に入札金を手の中に握り、一斉に公開するやり方
  • ダブル:
    これは他の同じ色のカード1枚と組み合わせて使います
    つまり1手番で一度に2枚を競売にかけます
    落札者は2枚とも手に入れます
    競り方法は、一緒に出した方のカードの競り方法になります

 

などがあります

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

  • クニチー作の三大競りゲーの1つ
  • とてもシンプルで競りの面白さを純粋に楽しめる作品
    初心者には競りは難しいかと思うので、 ボドゲ に慣れてきたら一度は遊んでみることをおすすめする