ジュリエットと怪物

ボードゲーム「ジュリエットと怪物/Julchen und die Monster」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当作品の画像の著作権は、
 Marcel-André Casasola Merkle氏、Casasola社に帰属します”

邦題 ジュリエットと怪物
洋題 Julchen und die Monster
作者 Marcel-André Casasola Merkle
作者の作品 ・サンタクルーズ (2012)
・呪いのミイラ (2008)
・ジュリエットと怪物 (2006)
・モンスター画家 (2006・Friedemann FrieseとAndrea Meyer共作)
・タルバ (2006)
・むかつく友達、いきたくないパーティ (2005・Friedemann Friese共作)
・アッティカ (2003)
・フェレータ (1998)
・エレメンツ (1997)
など
国内取扱メーカー ニューゲームズオーダー
発売年 ・原作 2006
・日本語版 2013
定価 1500
プレイ人数 2 – 5
BGG ベスト人数 2 (推奨: 2 – 3 )
プレイ時間 20
対象年齢 8 以上
BGG プレイ感 1.57 / 5
BGG 評価 6.0 / 10
BGG 全体ランキング 8342 / 約13000
BGG ジャンルランキング
BGG カテゴリー カードゲーム、ホラー、ユーモア、記憶
BGG メカニズム カードドラフト、記憶
その他要素 正体隠匿、推理、ババ抜き

※上記データは 2017/07 時点 最新BGGへ

 

 

とある夜のこと

ジュリエットという少女が1人でお留守番をしている時、少女を食べようとする怪物がやってきました

さぁたいへん

果たしてジュリエットは夜明けまで生き延びることが出来るでしょうか

という設定です

 

このようなカードの中に、

 

 

 

 

 

ジュリエットカードが1枚だけあります

 

 

 

 

 

カードは手札として何枚か持っていて、残りは山札になっています

手札にジュリエットカードがあるプレイヤーがジュリエット役となり、他プレイヤーは怪物役です

誰がジュリエットなのかは分からない状況です

 

ゲーム中、”他プレイヤーからカード1枚を奪って手札へ加える”という事が出来るのですが、この時ジュリエットカードが引かれる事もあるので、ジュリエット役はゲーム中に変わることがあります

 

 

 

ジュリエット役の目的は、夜明け(ゲーム終盤)まで生き延びることでして、山札が尽きたらもう間もなく夜明けとなります

夜明け時にジュリエットカードを持っているプレイヤーが勝者となってゲーム終了です

 

 

怪物役の目的は、夜明けまでにジュリエットを食べちゃうことです

手札から同じ数字の怪物カードを2枚使うことで、

 

 

 

他プレイヤーから1枚奪って自分の手札に加えるのですが、この時にジュリエットカードを引き当てられたらそのプレイヤーが勝者となってゲーム終了です

(この同じ数字2枚を使ってババ抜きする行為は「食べる」というアクションの為、ジュリエットを引けば勝ちとなります。
少し前に説明した「ジュリエットを引いたらその引いた人がジュリエット役になる」というのは、「食べる」アクションではないアクションにより引いた場合の話になります)

 

 

 

 

ゲームの流れについて

ゲーム開始時の手札は2枚で、場にはちっちゃなボードの周囲に場札7枚があり、残りは山札になっています

場札7枚は、山札が尽きてから山札代わりに使い始めるものです

因みに、初期手札の中にジュリエットカードは大概無いので、誰かが山札から引いてこないとジュリエット役はそれまでいない事になります

 

このゲームの特徴として、手札の扱い方が挙げられます

  • 手札ルール1: (基本的に)カードの位置を入れ替えてはならない
  • 手札ルール2: 最大の数字のカードから離れていく程に、数字が小さいカードになっていかなければならない

「1」は分かると思うので、「2」について説明します

 

カードには必ず数字が書かれています

「8」: ジュリエット
「7」: 雷
「6」: 武器
「0」〜「5」: 怪物

 

 

 

初期手札2枚が、左4・右6だったとします

 

 

 

 

 

ゲーム中に手札へ「5」1枚を加えることになった場合には、

4と6の間に加えてもいいですし、

6の右隣りへ加えることも出来ます

 

 

 

先程の5は右端へ加えたとして、左4・中央6・右5になっているところへ、「5」1枚を加えることになった場合には、

4と6の間、
6と5の間、
5の右隣り、
の3択となります

これら手札のルールにより、どこにジュリエットカードがあるかが大体分かるようになっています

勿論、そもそも持っていない可能性もありますが

 

 

 

ゲームは終了するまで手番が巡り続けます

手番では、次の3つのアクションから1つを実行して手番終了となります

 

アクション1

山札から1枚引いて、手札へ加えます

 

 

 

 

 

 

 

アクション2:

他プレイヤーから1枚引いて、手札へ加えます

先述した通り、これは食べる行為ではないのでジュリエットカードを引き当てても勝ちにはなりません

 

 

 

 

 

アクション3:

同じ数字の怪物カード2枚を使い、

 

 

 

 

 

他プレイヤーから1枚引いて、手札へ加えます

もしジュリエットカードを引き当てれば、即座に勝ちとなります

 

 

 

引かれる側のプレイヤーは、「6」の武器カード1枚を使えば追い払ったことになり、カードを引かれる事はありません

「ぐわー 懐中電灯か まぶしーこりゃたまらんー」

 

 

武器は「ハエたたき」と「懐中電灯」

かわいいものです

 

 

 

 

 

 

以上の3つのアクションから1つを実行したら手番終了です

手番を続け、勝利者が出たらゲーム終了となります

 

 

 

「6」と「7」のカードについて

アクション2では6と7、

アクション3では6を引いた時、

手札の配置換えが発生します

 

例えば、「4・6・5・5」のような手札配置を、

 

 

 

 

 

先述した手札ルール2に従って、秘密裏に「6・5・5・4」などと自由に配置換えが出来ます

 

 

 

 

 

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

因みに、ジュリエット役は、怪物役のフリをして食べるアクションを繰り返してもいいですし、

怪物役は、ジュリエット役のフリをして武器で防御を繰り返してもいいです