”当作品の画像の著作権は、
Inka Brand氏, Markus Brand氏に帰属します”
邦題 | 私の村の人生 |
原題 | My Village |
作者 | 【ブラント夫妻】 ・Inka Brand (インカ・ブラント) ・Markus Brand (マルクス・ブラント) |
作者の作品 | ・私の村の人生 (2015) ・ごきぶりループ (2015) ・ブルゲンランド (2014) ・ムラーノ島 (2014) ・ラボカ (2013) ・村の人生 (2011) など |
国内取扱メーカー | ホビージャパン |
発売年 | ・原作 2015 ・日本語版 2016 |
定価 | 5400 |
プレイ人数 | 2 – 4 |
BGGベスト人数 | 2 (推奨: 2 – 3 ) |
プレイ時間 | 60 – 90 |
対象年齢 | 12以上 |
BGG重さ具合 (高い程重量級) |
2.96 / 5 |
BGG評価 | 7.2 / 10 |
BGG全体ランキング | 876 / 約13000 |
BGGジャンルランキング | ストラテジーゲーム: 456 / 約1600 |
BGGカテゴリー | 建築、ダイス |
BGGメカニズム | カード(ダイス)ドラフト、ダイスロール、ワーカープレイスメント |
その他要素 | 拡大再生産、生と死とネズミと偉大なる村長 |
※上記データは 2016/12 時点 My Village
「村の人生」の派生品であり、ダイスゲーム版となって発売されました
「村の人生」の 拡張版 ではないので、このボードゲーム単体で遊べます
「”私の”村の人生」というくらいですから、各プレイヤーにはこのような村が描かれた個人ボードを受け取り、この自分の村を発展させていくことになります
ゲーム終了時に 勝利点 が一番多いプレイヤーが勝者となります
このようなカードがありまして、
勝利点はこのような本の見開きのアイコンで、カードの隅に書かれている事が多いです
これが共有のメインボードなのですが、周囲には先程のカードが並べられていますので、
カードを獲得し、
(獲得方法は後述)
先程の個人ボードの両脇に並べていきます
カードの色と、個人ボード両脇の色がリンクしているので、対応する色の隣に並べる事になります
ゲームが進むとカードはこんな感じに並べられます
ゲーム終了時には、これらの獲得したカードの勝利点が手に入る訳です
勝利点は他にもあり、このような本のページ切り抜きの トークン がそうです
これを獲得した時には、
個人ボードの中央右寄りの木の上に置きます
が、この状態は”仮獲得”でして、ゲーム終了時にはこの勝利点は得られません
どうするかと言いますと、
木の隣に村長コマがありますので、
これを進めて、
(進め方は後述)
再度家に戻ってこさせれば、木の上にある全てのトークンを家の上に移します
この家の上にあるトークンは”獲得確定”になったものとして、ゲーム終了時には数字分の勝利点を得られます
以上が勝利点を得られる主な方法になります
ではゲームの流れについて
スタートプレイヤーが代表者として、このようなダイスを振ります
手番が1周まわったら1ラウンド分が終了します
(2人プレイ時は手番2周)
手番では、先程降ったダイスの中から任意で2個選び取ります
そして、次の二つの内のどちらかを実行します
- 黒い旗のアクションを1回だけ行う
- 白い旗のアクションを好きなだけ行う
どちらを実行するにしても、先程選び取ったダイス2個分の合計値を使います
これが黒い旗です
数字は、ダイスの合計値とぴったり一致していなければこの黒い旗の アクション が出来ない事を示しています
黒い旗は、メインボード周囲に並べられたカードに描かれていたり、個人ボードの村長コマの近くに描かれています
数字の下に描かれているアイコンはコストです
砂時計のアイコンが描かれていれば、村人の寿命が減ります
個人ボードに砂時計アイコンのマスが円を描いてます
その円の上側には橋があり、その上には死神コマが置かれています
そして一つの砂時計マスの上には ディスク が置かれていて、これは村人の現在の寿命を示しています
もしコストとして砂時計2つ分を支払ったとしたら、
ディスクを2つ分時計回りで進めます
それを続けている内に一周して橋を越えたとします
そしたらディスクの上に死神トークンを置き、現在のラウンド終了時に村人死亡の処理が行われます
(処理が終わったら死神トークンは橋の上に戻されます)
村人は最大5人いて、個人ボードの左右に描かれています
左側には茶色(修道院長)、赤色(議員)
右側には緑色(旅人)、黄色(職人)、青色(商人)
先述した村長コマは村人とはみなされず、死ぬ事もありません
バケモノ村長仙人様のような村長であらせられます
このような汎用マーカーがありまして、村人の有無はこの マーカー によって示されます
村人がいれば汎用マーカーが置かれます
この写真では、左の赤色と、右の緑色の村人が健在です
死神が村人を連れ去っていく際は、いずれかの汎用マーカーを取り除く、という事になります
コストの話に戻します
もし選び取ったのが黒いダイスの場合は、追加コストとして黒ダイス1個につき砂時計2つ分を支払わなければなりません
コストは、砂時計以外にも、お金や道具が描かれている事もあります
因みに、お金や道具なども先程の汎用マーカーを使います
個人ボードの中央左寄りの家の上に汎用マーカーが置かれていれば、それはマーカー1個につき1金を示します
写真では4金という事ですね
また、道具はこのような職人の建物カードから産出されるのですが、カード上に汎用マーカーが乗っていれば、その個数分の道具を持っている、という事になります
写真では、左が幌馬車を2つ、右が馬を1頭持っています
コストを支払ったら、その下に描かれている恩恵を得ます
恩恵は、メインボード周囲のカードならば、そのカードを獲得し、
個人ボードの左右に並べます
並べる際にはカードは裏返します
裏返されると、多くは旗の色が黒から白に変わります
また、永続効果が得られたり、そのカードを使う(後述)事で恩恵が得られたりします
村長コマの近くの黒い旗を使う事にした場合は、村長コマを1マス分前か後ろに動かせます
因みに黒い旗の「?」は、どんな数字でも実行できる事を表しています
では次に白い旗について
先述の通り、白い旗は好きなだけ使う事が出来ます
ただし、黒い旗と同様に、”旗の数字”と”ダイス2個の合計値”とがぴったり一致していなければなりません
個人ボードがこのような状態の時で、ダイス2個の合計値が11なら、11の白い旗全てを使う事が出来ます
具体的には、左下の黄色のカード2枚と、右下の青色カードの左1枚と、ボードの下側の緑色の建物です
白い旗を使う事によって、村人を増やしたり、道具を産出したり、お金を得たり、追加の勝利点を得たり、といった事が出来ます
ゲーム終了は、(全プレイヤー合わせての)村人が規定数お亡くなりになったらです
村人が亡くなった際は汎用マーカーを個人ボードから取り除きますが、そのマーカーはメインボード左側の墓地に置かれます
「村の人生」同様、他のプレイヤーよりも早くにお亡くなりになれば、上側の名誉墓地に埋められて追加の勝利点が得られます
早死にすれば称される・・・・・・Crazy
村人が亡くなった後には、この灰色のダイスを振ります
墓地の近くには、ネズミ駒とネズミトラックがありまして、
先程の灰色ダイスの出目の数分、ネズミ駒を進めます
もしネズミ駒が終着点に到着した場合は、ネズミの襲撃イベントが全員に降り掛かります
各プレイヤーは、個人ボードの木の上にある勝利点トークンの合計値の半分を捨てなければなりません
なので、この襲撃イベントが起こる前に村長コマを家へ連れ戻したいところですね
ルールはこんなところでしょうか
- 「村の人生」や、ブラント夫妻のファンの方へ
- 中~重量級でプレイ感は重くなく、ルールもそこまで複雑ではない
- ダイスゲーム&拡大再生産が好きな方へ
- 複数の賞を受賞した「村の人生」の派生品