ボードゲーム「クーハンデル/Kuhhandel」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当ページは、Rüdiger Koltze氏、Ravensburger Spieleverlag GmbH、が権利を所有する著作物を利用しております。
© Rüdiger Koltze, © Ravensburger Spieleverlag GmbH”
邦題 | クーハンデル |
洋題 | (独)Kuhhandel (英)You’re Bluffing! |
作者 | Rüdiger Koltze |
作者の作品 | ・クーハンデルマスター (2009) ・クーハンデル (1985) など |
国内取扱メーカー | アークライト (海外版はメビウスゲームズ) |
発売年 | ・原作 1985 ・日本語版 2017 |
定価 | 2700 |
プレイ人数 | 3 – 5 |
BGG ベスト人数 | 5 (推奨: 3 – 5 ) |
プレイ時間 | 45 |
対象年齢 | 10 – 99 |
BGG プレイ感 | 1.62 / 5 |
BGG 評価 | 6.6 / 10 |
BGG 全体ランキング | 1169 / 約13000 |
BGG ジャンルランキング | ファミリー: 311 / 約1500 |
BGG カテゴリー | 動物、ブラフ、カードゲーム、ユーモア |
BGG メカニズム | オークション、ハンドマネジメント、メモリー、セットコレクション、同時アクション選択、トレード |
その他要素 | – |
エラッタなど | – |
※上記データは 2017/08 時点 最新BGGへ
初版は1985年という 驚愕の30年ものの作品
タイトルの意味ですが、「クー」はドイツ語で「牛」、「ハンデル」は「商取引」という意味だそうです
ゲーム終了時の 勝利点 がより高いプレイヤーが勝者です
獲得した動物カードは手元に並べます
全ての動物カードが、同じ種類4枚を1セットとして 各プレイヤーの手元へ並べられたら ゲーム終了です
ゲーム終了時にのみ勝利点が得られるのですが 計算方法は、
「各セットの内の1枚分の数字の合計値 ✕ セット数」となります
例えば、「10」のカード4枚1セットと、「100」のカード4枚1セットと、「200」のカード4枚1セットの計3セットだった場合は、
「(10 + 100 + 200)✕ 3 =930」の勝利点となります
ですので、小さい数字のカードであっても集める価値が十分にあります
ゲームの流れ
ゲーム終了となるまで手番が巡り続けます
手番では、次の2つの選択肢のどちらかを実行して手番終了となります
持っている動物カードの山札から1枚めくり、それを競りに掛けます
手番プレイヤーは入札側には参加せず、競りの開催側にまわります
ですので、手番プレイヤー以外のプレイヤーだけで競り合います
競りの方法は自由入札とでも言うのでしょうか
TVの「ハンマープライス」や、漁港などで行われる競りのように、順番関係なく リアルタイムで入札していきます
落札されたら お金の受け渡しを行って、動物カードは落札者へ渡されます
手番プレイヤーは開催側ですので、落札金額は手番プレイヤーが受け取ります
因みに、手番プレイヤーはこの落札の処理時に、開催側・落札側の立場を逆転させる事も出来ます
つまり、手番プレイヤーが落札者側となって 動物カードを獲得し、今回の落札金額を開催側(元 落札者側)へ渡すのです
お金を支払う時は、お釣りは出ません
選択肢1は以上です
選択肢2についてですが、ゲーム序盤は選べませんので しばらくは全員 選択肢1しか実行できません
ですので、選択肢1が続いて このように動物カードが各自 増えてきたとします
自分の所持動物カードと同じ種類の動物カードを他プレイヤーが持っているのであれば、手番時に選択肢2が実行 できるようになります
選択肢2は、指定買い付けです
その同じ種類の動物カード1~2枚分を掛けて、相手と買い値を張り合います
まず手番プレイヤーが先に、お金カードを1枚以上伏せて 相手へ差し出します
相手側は 差し出されたこのお金をまだ見てはいけません
因みに 金額がゼロのお金カードもあったりするのですが、これはこの「指定買い付け」の時に ブラフ として使用します
ゲーム後には、このオッサンのお茶目な態度が 腹立たしく見えてくる事でしょう
続いて(手番プレイヤーの)相手側は、0枚以上のお金カードを伏せて 手番プレイヤーへ差し出します
両者 差し出されたカードの中身を見て、両者それぞれ 合計金額を伝え合います
差し出した合計金額がより高い側(伝えた額が少なかった側)が、今回掛けられた動物カード1~2枚を 相手(差し出した合計金額が少ない側。言い換えると、伝えた額が高かった側)から奪います
そして、差し出されたお金カードは 両者とも自分の手札へと加えます
つまり、今回の動物カード1~2枚分の金額は、お互いが差し出したお金の差分です
選択肢2は以上です
以上のどちらかの選択肢を1つ実行したら手番終了で、動物カードの山札を左隣プレイヤーへ渡します
手番を続け、(動物カードの山札が尽き)全ての動物カードが 同じ種類4枚を1セットとして、各プレイヤーの手元へ並べられたら ゲーム終了です
各自「各セットの内の1枚分の数字の合計値 ✕ セット数」を計算し、勝利点がより高いプレイヤーが勝者
ルールはこんなところでしょうか
「クーハンデルマスター」という続編的な作品もありますが、違いは プレイ人数が「3-5人」から「2-6人」になった事と、マイナスとなるネズミカード、よりプラスになるチャンピオン家畜カードがあったり などです
あと、「クーハンデル」の日本語化にあたり、「クーハンデルマスター」のルールを少し受け継いでいるみたいですね