フィールド・オブ・グリーン

ボードゲーム「フィールド・オブ・グリーン/Fields of Green」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当ページは、Vangelis Bagiartakis氏、Artipia Games社、Arclight社、が権利を所有する著作物を利用しております。
© Vangelis Bagiartakis, © Artipia Games, © Arclight

邦題 フィールド・オブ・グリーン
洋題 Fields of Green
作者 Vangelis Bagiartakis
作者の作品 Vangelis Bagiartakis
・フィールド・オブ・グリーン(2016)
・ダイスシティ(2015)
など
国内取扱メーカー アークライト
発売年 ・原作 2016
・日本語版 2018
定価 5616
プレイ人数 2 – 4
BGG ベスト人数
プレイ時間 45
対象年齢 12 以上
BGG プレイ感 2.60 / 5
BGG 評価 7.3 / 10
BGG 全体ランキング 760 / 約13000
BGG ジャンルランキング ストラテジー: 410 / 約1600
BGG カテゴリー カードゲーム、農業、建築
BGG メカニズム カードドラフト、同時アクション選択、タイルプレイスメント、ヴァリアブルフェイズオーダー
その他要素
エラッタなど

※上記データは 2018/06 時点 BGGへ

 

 

アークライトにしては珍しくタイトルの原文と日本語が併記されていていい感じですね

個人的には日本語をもう少し小さくしてもいいかなとは思いますが

パッケージも素敵で、一面の農園とトラクターにワクワクしますね

 

各自、自分の農場を大きくしていき、勝利点 をより多く獲得したプレイヤーが勝者となります

 

とてもシンプルなルールの 拡大再生産ドラフト カードゲームです

 

 

 

 

ゲームの流れ

全4ラウンドを行ってゲーム終了となります

1ラウンド分は、次の4つのフェイズを順に実行してラウンド終了です

 

フェイズ1: 各自 山札からカードを獲得

このようなカードがありまして、畑や建物が描かれています

 

 

 

 

 

そのカードが種類毎の山札として置かれています

各山は、作物を産み出してくれる山札、作物をお金に変換してくれる山札、コストを支払って勝利点を獲得できる山札、特殊効果のあるアイテムを獲得できる山札など、特徴があります

 

 

一人ずつ、各山から好きな組み合わせで計6枚獲得していきます

 

 

 

 

 

全員が6枚ずつ受け取ったら、次のフェイズ2へ進みます

 

 

 

 

 

 

フェイズ2: ドラフト

このフェイズ2では、6回の ドラフト を行います

まず1回目のドラフトをします

ドラフト方法は通常通り、各自 手札から欲しい1枚を獲得して手元へ伏せて置き、残りの手札を左隣(又は右隣)プレイヤーの手元へ伏せて置きます

 

初期には2つの施設がありまして、

 

 

 

 

 

全員一斉に、先程のドラフトで獲得したカード1枚を、既存カードの縦横隣接になる所へ好きに配置させます

ただ、配置するにはそのカードに示されたコストを支払う必要がありまして、

 

 

コストはカード左上に描かれています

お金だったり水だったり作物だったり

 

 

 

 

配置したら、そのカードの即時効果(あれば)が発動します

効果は、配置した時の1回だけ発動したり、永続効果だったり、ゲーム終了時にのみ発動したり

 

 

 

 

以上でドラフト1回分が終わりです

隣りプレイヤーから渡された手札を受け取り、再びドラフトを行います

これを計6回繰り返し、次のフェイズへ進みます

 

因みに、

 

サプライ には、各自最初から持っている初期施設の山札があるのですが、

 

 

 

 

 

カードを配置する時には、配置せずに捨札にし、サプライにあるその初期施設カード1枚を獲得して配置する事も出来たりします

 

 

 

 

また、資源には水駒と作物駒の2種類があるのですが、無限に所持する事は出来ず、

 

 

 

 

水駒なら水駒だけを置く(保管する)事が出来るカード(給水塔)上に置かなければなりませんし、

作物駒も やはり作物駒だけを置く(保管する)事が出来るカード(サイロ)上に置く必要があります

それらカードには、駒を置ける個数が決められているのです

 

カードを配置する時には、配置場所もしっかり考える必要がありまして、効果には「給水塔に隣接していれば何金を得る」などがあります

加えて、

 

 

 

コストとして水駒を支払う際には、そのコストを必要としているカードから2枚分(以内)隣りの給水塔上の水駒からしか支払う事が出来ないのです

 

因みに、作物駒はそのような制限はなく、どれだけ離れていても作物駒を支払えます

 

 

 

フェイズ3: 収穫

各自 手元の全カードの収穫効果(あれば)を発動できます

収穫効果とは、カードに示されたコストを支払い、恩恵を得られるものです

収穫効果は実行しなくてもよいのですが、

 

 

その場合には そのカードは裏返って荒廃状態となり、以降カード効果を得られなくなってしまいます

 

 

 

 

ただ、後々お金を支払えば、荒廃状態となっているカードを元に戻す事も出来ます

 

 

 

 

 

以上の3つのフェイズを順に行ったら1ラウンド分が終了となります

ラウンドを続け、全4ラウンド行ったらゲーム終了です

勝利点を計算し、最も高いプレイヤーが農場王となります

勝利点は、ゲーム中に作物などを支払って得たり、ゲーム終了時に条件を達成していれば得られたり、カード自体に勝利点が描かれていたり、余った資源で得られたり、などなど

 

 

ルールはこんなところでしょうか

 

 

上家 がサプライのどの山札から何枚取っていったかを しっかりと確認し、今 自分が必要な種類のカードがドラフトで獲得できるように、自分はどの山札から何枚取ってくるか、や、

カードの配置場所、資源管理などが考えどころでしょうか

シンプルなルールでさくっと ドラフト拡大再生産 を遊べる作品のようですね