キャメルアップ

ボードゲーム「キャメルアップ/Camel Up」の紹介で、ルールの概略を説明しています

”当ページは、Steffen Bogen氏、eggertspiele社、が権利を所有する著作物を利用しております。
© Steffen Bogen, © eggertspiele

邦題 キャメルアップ
洋題 Camel Up
作者 Steffen Bogen
作者の作品 ・キャメルアップ
など
国内取扱メーカー ホビージャパン
発売年 ・原作 2014
・日本語版 2017
定価 4320
プレイ人数 2 – 8
BGG ベスト人数 4 – 5
プレイ時間 20 – 30
対象年齢 8 以上
BGG プレイ感 1.48 / 5
BGG 評価 7.1 / 10
BGG 全体ランキング 389 / 約13000
BGG ジャンルランキング ファミリー: 83 / 約1500
BGG カテゴリー 賭け事、ダイスロール、周回移動
BGG メカニズム 3Dゲーム、動物、エジプト
その他要素
エラッタなど

※上記データは 2018/10 時点 BGGへ

 

 

競馬ゲームならぬ、競ラクダゲームです

ラクダの順位を予想して当てていき、お金をより多く稼いだプレイヤーが勝者となります

競馬と聞いて引いてしまうかもしれませんが、赤ポーン を受賞した作品で 随所に面白いシステムが散りばめられていますので、ちょっとそこの お兄さんも お嬢さんも、 長生きして頂戴ねお爺ちゃんお婆ちゃんも、 会社帰りのお疲れ様ですお父さんも、 買い物帰りのいつもありがとうねお母さんも、どうぞお近くに寄って見てやって下さい

という調子づいた口上で 始まり始まり

 

 

こちらがメインボードです

 

 

 

 

 

5色分のラクダが出走します

 

 

 

 

 

ゲーム中はラクダが進んでいきます

「おらー!いてこましたれーー!」

 

 

 

 

いづれか1頭がゴールラインを超えるとゴールで、ゲーム終了となります(=1レースでゲーム終了)

 

 

 

 

 

各プレイヤーは、各色のラクダが描かれたカードを各1枚持っていますので、

 

 

 

 

ゲーム途中で、1位になると思う色のラクダカードをボード左下の所へ伏せて置き、

 

 

 

 

最下位になると思う色のラクダカードは ボード左上の所へ伏せて置きます

そうなんです、1位だけじゃなく、最下位も予想できるんです

 

 

 

他プレイヤーが予想したラクダカードも そこへ積まれていくのですが、より下側に置かれた(より早い段階で予想して置かれた)ラクダカードを出したプレイヤーへは、当たった時の配当金が大きくなります

もし外れていれば、逆にお金を失います

 

また、通常の競馬と違い、この作品ではゴール時の配当金の他にも、レース途中段階での順位の予想もしてお金を稼げます

その、レースの途中段階での順位を判定するタイミングの事を「レグ」といい、各レグ時の1位のラクダを予想します

 

このようなレグ用の予想タイルが 各色何枚かありまして、

 

 

 

 

 

メインボード上にラクダの 色毎に山札となって置かれています

 

 

 

 

 

レース中にこれらを獲得していき、レグ時に当たっていれば配当金が得られ、外れていればお金を失います

このレグ用予想カードの各山札は、より上側に置かれているカードほど 配当金も大きいです

つまり、より早い段階で予想してカードを獲得しておけば、配当金も大きくなるという事です

1レース中にレグは何回かありますので、1回のレグが終わる毎にレグ用予想カードは また山札へ戻します

 

 

お金を稼ぐ方法は、主に以上の2つです

 

 

 

 

ゲームの流れ

ゲーム終了するまで手番が巡り続けます

手番では、次の4つのアクションから1つを実行して手番終了となります

 

アクション1: ダイスを降ってラクダを進める

ラクダの色とリンクしている このようなダイスがあります

因みに出目は、1~3が2つずつです

このダイスを振るのですが、

 

 

 

全てのダイスは このピラミッドの中に入っていまして、

 

 

 

 

 

ダイスロールする際には このピラミッドごとシャカシャカして、

 

 

 

 

 

ピラミッドを逆さにしてテーブルに置き、

 

 

 

 

 

ここのスライド式の蓋を1回開け閉めし、

 

 

 

 

 

すーっとピラミッドを持ち上げます

すると、あ〜ら不思議! ダイスが1個だけ出てきているじゃあ〜りませんか!

と、このようにしてダイスロールを行います

 

 

出てきたダイスの色とリンクするラクダを、出目の分だけ進ませます

白ダイスが出てきたら、白ラクダを進ませる、という具合

 

 

 

出てきたダイスはピラミッドの中には戻さず、避けておきます

 

 

 

 

 

ですので、このアクションをする度にピラミッドの中のダイスが減っていき、次にどの色のダイスが出てくるかが絞れてきます

 

 

 

 

ピラミッド内の最後のダイスが出てきて その色のラクダを進めたら、レグが発生します

(=各ラクダが1回ずつ進んだらレグ発生)

 

 

 

先述しましたが、レグ時には 当たったレグ用予想タイルを持っているプレイヤーへ配当金が与えられます(逆に 外していればお金を失う)

レグの配当後はレグ用予想タイルを元の山札へ戻し、全てのダイスも ピラミッド内へ戻し、再びレースが続行されます(手番を再び まわしていく)

因みにこのアクションを行うと、少しばかりのお金も得られます

 

この作品の特徴として、おんぶシステムがあります

ラクダを進ませて、止まるマスに既に他のラクダがいる場合、

 

 

 

そのラクダの上に乗っかります

しかも、順位は上のラクダの方が上位になります

ひどい!!

 

 

 

上限なく何頭でも乗っかる事が出来ます

ラクダが進む時には、それより上に乗っているラクダと共に進みます

例えば、写真の状況から緑が進むとなると、

 

 

このようになります

あー楽だー、楽だなー

・・・

・・・・・・あーらくだなー、本当にラクダなー

はい! アクション1は終わり終わり!

 

 

 

楽ション2、じゃなかったアクション2: 特殊タイルを置く

各プレイヤーは特殊タイル1枚を持っていて、片面にはオアシス、

 

 

 

 

 

もう片面には蜃気楼が描かれています

このタイルを、

 

 

 

 

任意の面を上にして、任意の空きマスへ置く事が出来ます

 

 

 

 

 

いずれかのラクダが そのマスで移動を終えると、そのタイルの持ち主へは少しのお金が与えられ、そしてオアシスならラクダが1マス進み、蜃気楼ならラクダが1マス後退します

 

 

 

 

 

アクション3: レグ用予想カード1枚を獲得する

次のレグ時に1位となりそうな色のラクダの レグ用予想カード1枚を獲得します

 

 

 

 

 

 

アクション4: レース終了時の1位 又は 最下位のラクダを予想する

レース終了時に1位になりそうな色のラクダを予想するなら、メインボード左下の所へ、その色のラクダカード1枚を手札から出して伏せて置き、

 

 

 

 

最下位になりそうな色のラクダを予想するなら、メインボード左上の所へ、その色のラクダカード1枚を手札から出して伏せて置きます

 

 

 

 

 

以上の4つのアクションから1つを実行したら手番終了となります

手番を続け、いずれか1頭がゴールしたらゲーム終了

お金をより多く稼げたプレイヤーが勝者です

 

ルールはこんなところでしょうか

 

因みに タイトルの「C」の位置的に、「Camel Cup(キャメルカップ)」が本来の意味なのでしょうね

ラクダが上に乗っかるから「アップ」にしたのでしょうかね??

 

 

 

あと、ピラミッドにはゴムを使うのですが、同梱のゴムは早々に切れてしまい、代わりにモビロンバンドを使ってます

やはりモビロンバンドの素晴らしさをもっと広めたいですね!

 

 

 

「ウミガメの島」のような おんぶシステムにより、おんぶされた・しただけでも楽しいですし、ピラミッド型のダイスロールは小さいお子さんならキャッハウフフものです

また、通常のレースゲームと異なって自分用の担当駒はなく、レグ毎に自分の推しラクダを変えていけばいい為、”自分の担当駒がずっと最下位でしょんぼり”なんて事が起こらず、終始 全員が楽しめます

さすが 赤ポーン 受賞作ですね

大人数で遊ぶと 手番がまわってきた時にやれる事が少なくなる為、BGGにあるように4~5人ぐらいが良いでしょう

8人プレイなんて もってのほかですよ!(←経験談)

 

あそうだ

「キャメルアップ 2019年版」が近々発売されるようです

イカレたラクダ2頭が追加されるなどの追加要素があるので、買うならこの新版を購入した方がいいかと思います

詳しくは公式サイトへどうぞ