ボードゲーム(カードゲーム)「シルヴィオン/Sylvion」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当作品の画像の著作権は、
Shadi Torbey氏、F2Z Entertainement社、Hobby Japan社に帰属します”
邦題 | シルヴィオン |
洋題 | Sylvion |
作者 | Shadi Torbey (シャディ・トーベイ) |
作者の作品 | ・シルヴィオン (2015) ・ウルヴィオン (2012) ・オニリム (2010) など |
国内取扱メーカー | ホビージャパン |
発売年 | ・原作 2015 ・日本語版 2016 |
定価 | 3240 |
プレイ人数 | 1 – 2 |
BGG ベスト人数 | 1 (推奨: 1 – 2 ) |
プレイ時間 | 30 |
対象年齢 | 10 以上 |
BGG 重さ具合 (高い程重量級) |
2.05 / 5 |
BGG 評価 | 7.3 / 10 |
BGG 全体ランキング | 784 / 約13000 |
BGG ジャンルランキング | ・ストラテジー ゲーム: 430 / 約1600 |
BGG カテゴリー | 動物、カードゲーム、環境、ファンタジー |
BGG メカニズム | カードドラフト、協力プレイ、マス目移動、ハンドマネジメント |
その他要素 | – |
※上記データは 2017/02 時点 最新BGGへ
「オニリム」の作者、シャディ・トーベイ作の1〜2人用のゲームです
オニリム同様、基本的に1人用ゲームなのですが、2人で協力して遊ぶことも出来ます
ただ、1人プレイよりも難易度がかなり高くなる気がします
2人プレイルールは最後に紹介します
初級モードと上級モードがあり、また、2つの 拡張 が最初から入ってますので、より長く楽しむ事が出来ます
ここでは基本版の上級ルールのみを説明します
「オニリム」同様に箱が凝っていまして、蓋を開けると森が燃えています
そして、
さて、ではゲームの内容ですが、デジタルゲームのタワーディフェンスというジャンルをご存知でしょうか
かなりざっくり言いますと、敵がどしどしと波状攻撃を仕掛けてくるので、ユニットを生産&配置して防衛し、敵の進軍を耐え切る、という防衛戦です
ユニットを配置するとそのユニットは移動する事が出来ず、射程範囲に入った敵を自動で攻撃してくれるので、タワーのような動かないユニットでディフェンスするゲーム、という意味です
このゲームもその系統に当たります
私達は森を守る統率者(守り人)となり、このような森の住人達の助けを借りて防衛します
モリのモリ人・・・
通常のタワーディフェンスであれば、大概は敵軍の進行を全て耐え切ることができれば勝利となりますが、このゲームでは追加でもう1つ条件があります
このカードは全12枚あり、場にこのように全て表面にして並べられます
カードの表面1枚につき耐久力1となりますので、耐久力は現在12ということになります
森がダメージを負うと、1ダメージにつきカード1枚を裏向きにします
例えば、更に追加で3ダメージを負ったとすると、更に3枚裏向きにします
で、追加の勝利条件の話ですが、進行を耐え切って更に耐久力が最大に回復していないと負けになります
ゲーム途中で耐久力がマイナスになっても、即座に負けになります
このゲームは前半と後半に分かれています
前半は、後半で使う為の自分の森カードのデッキ構築をする、いわば準備段階です
デッキ構築といっても、「ドミニオン」などのそれとは違うものです
後半がメインのゲームである防衛戦となります
先に後半の方からお話します
場の耐久力カードの内側のことを”戦場”と呼びまして、4✕4のカードが置けるスペースとなっています
戦場の右隣の各段に、火のカード16枚からなる山札が1つずつ置かれます
因みにこの火のカード、上側の黒い部分・・・・・・髪の毛に見えやしませんか?
あぁこれでもう皆さんは髪の毛にしか見えなくなってしまいましたね
火のユニットが戦場の更に左隣りへ進軍すると、そのカードの数字分のダメージを受けます
プレイヤーは、森のカードを手札として何枚か持っており、残りのカードは山札になっていますので、
手札からユニットとなるカードを プレイ して戦場に配置したり、特殊効果を起こすカードを使ったりして防衛します
大まかには以上でして、何となくイメージは出来たと思います
では、実際の(後半)ゲームの流れについて
全16ターンで、1ターン分は次の4つのフェイズを順に進めます
めくったカードはその山札の上に置きます
火のカードの中にも、特殊効果を起こすカードがありますので、もしそれがめくられたら効果を解決して捨札にします
フェイズ4: カードを好きなだけプレイする
コストが支払える限り、手札から好きなだけ(1枚ずつ)プレイします
コストはカードの左上の水のアイコンの数値で、その数分のカードを手札から捨札にします
捨札は、火のカードの捨札とは一緒にせず、森カード専用の捨札置き場として積んでいきます
森のユニットカードをプレイしたなら、そのカードを戦場の空きマスへ配置し、
以上で1ターン分が終了です
ターンを続け、全16ターンまで終えたら、
戦場に残っている全ての火のユニットは、捨札になるまで進軍し続けます
(つまり森にダメージを与えるか、倒されるまで)
森カードの中に、このような樹木ユニットのカードがあるのですが、
これにてゲーム終了となり、耐久力が全快であれば勝利、そうでなければ敗北です
後半は以上です
それでは前半の、森カードのデッキ構築について
後半の”戦場”と同じく、場に4✕4のカード置き場があるものとします
森の耐久力カードは山札とし、森カードも山札にしてそれは手に持ちます
次の4つのステップを順番に繰り返します
ステップ1: 森カードを各縦1列分に1枚ずつ並べる
任意の縦1列分のカードを獲得し、手元に積み上げます
この獲得したカードが実際に後半で使うカードになります
ステップ4: 耐久力カード1枚をめくり、縦1列分をゲームから除外する
耐久力カードをめくると、右上には数字1〜4のいずれかが書かれていますので、
以上のステップ4つを繰り返し、森カードの山札が尽きるか、耐久力カードの山札が尽きたら終了フラグが立ちます
前半は以上です
捨札をリシャッフルしてそれを新たな山札とするのですが、その時に脱走フェイズというものが発生し、プレイヤーは、
を選ばなければなりません
きついです
カードについていくつか紹介します
まず火のカードから
火のユニットとなるカードで、戦場を徐々に進軍してきます
左上の数値が戦力値です
全ての火のユニットの戦力値が1上がります
戦力値0のユニットに限っては、一気に最大の4にまで上がります
全ての火のユニットが、追加で1マス分進軍します
などです
続いて森のカードについて
森のユニットとなるカードで、戦場に配置してそのマスを守り続けます
左上の葉っぱアイコンの数値が戦力値です
戦力値を比べ、より小さい方が戦場から取り除かれます
同値の場合は、両方が戦場から取り除かれます
もし森の精霊が取り除かれた場合には、最後の力を振り絞って「森の山札から1枚引いて手札へ加える」という恩恵を残してくれます
泣けます
これも森のユニットとなるカードで、戦場に配置するのですが、防衛ユニットではなく回復役ユニットです
戦力値はどれも0ですが、カードの下の数値が回復値でして、このユニットがゲーム終了時に戦場に配置されていれば回復値の分だけ森の耐久値が回復します
森の耐久値を2回復させるか、戦場にある樹木の枚数分だけ回復させる
・・・・・・それにしても、
どう見てもシシ神様です、本当にありがとうございました
戦場にある火のユニット1体を除外する
やだゾウさんイケメン
火の各山札を1枚ずつ除外する
やだハトさんすてき
などです
1人プレイルールはこんなところでしょうか
2人プレイについて
お互いに協力して火の軍団に立ち向かいます
前半では、2人分のデッキを構築します
ステップ2で縦1列分を獲得しますが、ステップ2の度に交代でカードを獲得していきます
ステップ2で1人がカードを獲得したら、
後半では、ターン毎に交互に手番が入れ替わるのですが、
ゲーム開始前に、お互いの手札を公開して遊ぶかどうかを決める事が出来ますのでお好きな方を
2人プレイルールはこんなところでしょうか
- 難易度が高いため(ルール自体は難しくない)、歯応えがある
- 基本的に1人用として作られたものだが、息を揃えての2人協力プレイも十分に楽しい(鬼ムズではあるが)
恋人、ご夫婦、親友とご一緒に
協力プレイが好きな方へも - ボドゲでは珍しいタワーディフェンスゲーム
- 拡張 が2つ付いているので長く遊べる