ボードゲーム(カードゲーム)「炭鉱讃歌:カードゲーム/Coal Baron: The Great Card Game」の紹介で、ルールの概略を説明しています
”当作品の画像の著作権は、
Wolfgang Kramer氏、Michael Kiesling氏、eggertspiele社に帰属します”
邦題 | 炭鉱讃歌:カードゲーム |
洋題 | Coal Baron: The Great Card Game |
作者 | ・Wolfgang Kramer (ヴォルフガング・クラマー) ・Michael Kiesling (ミハエル・キースリング) |
作者の作品 | 【Wolfgang Kramer】 ・ハチエンダ (2005) ・ワイルドライフ (2002) ・フィレンツェの匠 (2000・Richard Ulrich・Jens Christopher Ulrich共作) ・エルグランデ (1995・Richard Ulrich共作) ・ニムト (1994) ・ミッドナイトパーティー (1989) ・アウフアクセ (1987) ・アンダーカバー (1984) など【Michael Kiesling】 ・バイキング (2007) など【クラマー&キースリング】 ・炭鉱讃歌:カードゲーム (2016) ・ポルタニグラ (2015) ・ドッグカードゲーム (2014) ・アブルクセン (2014) ・炭鉱讃歌 (2013) ・カッラーラの宮殿 (2012) ・アサラ (2010) ・ティカルⅡ:失われた寺院 (2010) ・勝利への道 (2005) ・マハラジャ (2004) ・メキシカ (2002) ・ジャワ (2000) ・ティカル (1999) ・トーレス (1999) ・ペッパー (1998) など |
国内取扱メーカー | ホビージャパン |
発売年 | ・原作 2016 ・日本語版 2017 |
定価 | 4104 |
プレイ人数 | 2 – 4 |
BGG ベスト人数 | - (推奨: 2 – 4 ) |
プレイ時間 | 50 – 80 |
対象年齢 | 10 以上 |
BGG 重さ具合 (高い程重量級) |
3.00 / 5 |
BGG 評価 | 7.3 / 10 |
BGG 全体ランキング | 3189 / 約13000 |
BGG ジャンルランキング | – |
BGG カテゴリー | カードゲーム、産業、鉄道 |
BGG メカニズム | カードドラフト、ハンドマネジメント、セットコレクション、ワーカープレイスメント |
その他要素 | – |
※上記データは 2017/02 時点 最新BGGへ
ボードゲーム「炭鉱讃歌」のカードゲーム版です
最近はカードゲーム化がとにかく多くなってきていますね
私達は炭鉱を管理している者となり、労働者を巧みに活用して炭を出荷していきます
ゲーム終了時に 勝利点 がより多いプレイヤーが勝者です
勝利点の得方は多岐に渡りますが、炭を出荷していれば自然と溜まっていきます
ゲーム終了は、規定ラウンド数を行ったらです
ラウンドが始まったら手番が何巡も巡り続け、いづれ手番で ハードパス をしてゲームから一時的に抜けていき、全員が抜けたら1ラウンド分が終了となります
このゲームは ワカプレ で、
これが各自の ワーカー となるカードです
場にはこのように様々なカードが(基本的に)種類毎に分けられて2段になるよう置かれていまして、この各山が アクションスペース となっていて、
下の段に、ワーカーカードを置き場があります
手番では、手持ちのワーカーカードを任意のアクションスペースへ置き、
ワーカーカードには数字1~5が書かれていて、
空のアクションスペース(まだワーカーが置かれていないスペース)へ配置する時は、必ず1のカード1枚を置かなければなりません
空ではないアクションスペースへワーカーを配置する時は、直前の数のぴったり+1の数字でなければなりません
ご覧のように少しずらします
写真では、直前が「2」なので、「1」と「2」を同時に出して「3」扱いとしています
それでは各アクションスペースについて
(各山札毎にアクションスペースが別々なので注意)
ゲームが進んで複数枚になる場合は、このようにどんどん左隣りへ並べていきます
ここへ並べていく順番が大事でして、この炭を出荷する時には右端のカードから順に出荷しなければなりません
出荷については後述します
(各山札毎にアクションスペースが別々なので注意)
右側には上段・中段・下段に置ける場所があり、複数枚並べる際はこのように右へ右へと並べていきます
カードによってどの段に置けるかは決まっていて、
機関車カードにはいくつか種類がありますが、種類による配置制限などは特になく、他のカードと組み合わせる事で追加の勝利点が得られるかどうかになります (詳しくは後述)
機関車カードの配置制限は少しゆるくて、
・・・と説明書に記載ありますが、どう考えても貨物車への炭の積み込みです。本当にありがとうございました。
(各カード毎にアクションスペースが別々なので注意)
カードに示されている数分の、貨物車への炭の積み込みを行います
個人ボード左側の並べられたトロッコカードの内、右端から取り、
差し込める貨物車カードには制限がありまして、
積み終わったら、個人ボード左側のトロッコカードを右へ詰めます
これで後は出荷するだけ、と思いきや、もう1つ出荷準備があります
因みに、貨物車へは積まずに、写真の場所へトロッコカードを積み上げていくことも出来ます
ここに積まれたものは、以降の積み込み時にここから任意のものを選べます
この注文カードは、出荷させる為に必要なカードとなり、真ん中には最低限必要なトロッコ数、下側には出荷先が描かれています
出荷先については後述します
ふー、やっと出荷です
するとその段は出荷された事になり、
この積まれたカードに示された勝利点が、ゲーム終了時に得られます
(積んでいくのか並べていくのかは不明です)
株カードには出荷先が描かれていて、
ゲーム終了時に、株カード1枚毎に、その株カードと出荷先が一致する(出荷済の)注文カード1枚へ割り当てる事が出来ます
割り当てられた株カードは、その株カードに示された勝利点を得ますが、
割り当てられなかった株カードは捨て札になってしまいます
(積んでいくのか並べていくのかは不明です)
目的カードは、示された条件を達成度によって追加の勝利点を得られます
例えば、
- とある出荷先の注文カード1枚毎に何点
- とある出荷先の株カード1枚毎に何点
- とある機関車カード1枚毎に何点
などです
革新カードは、ゲーム中に恩恵をもたらしてくれるものです
自分の手番中に フリーアクション としてプレイし、示された効果を得ます
カードは1回で使い捨てになります
例えば、
- ワイルドの数字の労働者カードとして使える
- とあるアクションスペースの効果を追加で1回起こせる
などです
山札があるアクションスペースを任意に選び、そこの山札から4枚引き、その内1枚を通常ルールにのっとって処理し、残りのカードは山札の下に戻します
効果が強いのですが、
このアクションスペースのカードの下側には”労働者1”のカードが少しだけ見切れていますので、ここへ最初のプレイヤーが労働者が置く際は”労働者2”の分のカードを置かなければなりません
アクションスペースは以上です
まとめると、
- 炭を出荷するには下記が必要
・トロッコカード(炭)
・炭を積み込む貨物車カード
・トロッコから貨物車への積み込みアクション
・動力源の機関車カード
・注文カード
・出荷アクション - 追加の勝利点を得られる株カード・目的カード
- ゲーム中の助けとなる革新カード・ワイルドアクション
となります
ルールはこんなところでしょうか
- 今作は、前作のような マジョリティ 争いが全くなくなっており、その分自分の炭鉱管理に集中出来るようになっている
- アクションスペース の争奪も、他ゲームにに比べてゆるいですので、インタラクション が強くないのが好きな方へおすすめ
- ワーカープレイスメント の 拡大再生産 ゲーム
- 「オーマイグーッズ!」のような、”カードゲームだけど 中量級 ”という作品
箱サイズがもっと小さければ日本人ゲーマーとしてはより嬉しかったのですが
・・・・・・はっ!まさか箱サイズを少しでも大きくして定価をつり上げようと!
「絶望したー! コンポーネント 量にそぐわない箱の大きさにしようとする、ボドゲ界の風習に絶望したーー!!」